2025年6月26日木曜日

第3827話 佐賀で呼子いか 博多じゃロースカツ

懸念していた雨がとうとう降り出した。
晩酌で歩き回るのは嫌だな。
ホテルのそばと佐賀駅構内に
2軒の「さかなや道場」があって
唐津市・呼子の名物、呼子活イカを供する。

駅の方に行ってみた。
ハッピー・アワーでドライ中生が328円。
ありがたくいただきましょう。
突き出しは茹でイカ酢味噌和え。
活イカの機先を制せられた気もしたが
おとなしく口元に運んで初志貫徹。

一番小さいサイズの<中>が2519円。
1~2人前とあった。
これでいくしか手立てがない。
中ジョッキは早くも3杯が空となった。

珍しく壱岐の麦焼酎、
壱岐スーパーゴールドがあり、ロックで。
活イカはヤリイカ、ちょっと硬く感じた。
スタッフの女性が300円増しで
耳とゲソを刺身・塩焼き・天ぷらの
いずれかに出来るというので天ぷらを。

持て余し気味にどうにか食べ終え、
壱岐のお替わりとともに
炙り佐賀牛にぎり2カンを締めとした。
会計は5800円也。
翌日は帰京の予定、早寝を決め込む。

午前10時に博多着。
博多発の東京行き新幹線は14時6分発。
昼めしの時間がたっぷりある。
大博通りを祇園の交差点で左折し、
辻の堂通りを真っ直ぐに櫛田神社へ。

境内で騒いでいるのは中国人の団体だ。
しょうがない連中だぜ、相も変わらず。
長居は無用と近所の「かろのうろん」へ。
「かどのうどん」の意味だが長蛇の列。
30年ぶりのうどん屋をあきらめた。

中洲にやって来たが
昼の中洲は寝ぼけまなこの街。
突っ切って天神方面に行く途中、
たまたま出逢ったのが
「とんかつ わかば 天神本店」だ。

博多で何軒か展開している「わかば」は
何かの雑誌で読んだ記憶がある。
たまたま本店に遭遇したし、此処にしよう。
2階もある大型店のカウンターに落ち着く。

とんかつ定食はちとキツいため、
ロースかつ単品にドライ中瓶を所望した。
低温で揚げ切る白いとんかつである。

でもネ、文句が一つ。
いくら単品でもキャベツは付けて欲しい。
代わりに大根おろしが来たが
J.C.はとんかつやハンバーグを
おろしで食べる習慣がないんだ。
中瓶2本で3千円ちょうどの勘定に
文句はないが、キャベツだヨ、キャベツ!

博多を出たのぞみは19時6分に東京着。
計ったようにキッカリ5時間でした。
これにて九州一人旅の終了です。

「さかなや道場 佐賀北口店」
 佐賀県佐賀市駅前中央1-11-20
   0952-27-7621

「とんかつ わかば 天神本店」
 福岡県福岡市中央区天神1-15-36
 0924-06-8189