今日のデジュネはフレンチ・ビストロ。
都営大江戸線・落合南長崎に出向いた。
初めて降りた駅は
新宿区・西落合&豊島区・南長崎の
区界(くざかい)上にある。
いや、地下鉄だから区界下が正しいかな。
都内ではこのように町名合体の駅が散見される。
世田谷区・池尻&目黒区・大橋の
東急田園都市線・池尻大橋。
どちらも世田谷区の小田急線・祖師ヶ谷大蔵。
比べてみると、落合南長崎の駅名はちょいと長い。
納まりが悪いというか、あまりカッコよくない。
その点、北区・浮間&板橋区・舟渡の
JR埼京線・浮間舟渡は理想的だ。
浮島の間を舟が渡ってゆく水景が目に浮かぶ。
見事なまでの美しさ。
とにもかくにも此処に来てしまった。
店名の「エシャロット」は仏料理で
ひんぱんに使われる小玉ねぎの1種。
ペコロスを縦長にしたカタチだ。
一方、居酒屋の定番、
エシャレットは若いラッキョウだから
エシャロットとメニューに載せるのは誤り。
もっとも命名した青果商は
本物をじゅうぶんに意識しており、
ラッキョウじゃダサくて売れまいと考えた由。
さて、予約を取らずに来訪したが
一番奥の二人掛けに案内された。
ランチメニューは
アントレ・プラ・デセールの3皿コース(1950円)。
表の立て看板に舌平目のムニエルを見たので
マダムに確認すると
「店の看板料理ですけど
本日のランチはコチラになります」
平目の記載無きメニューを手渡された。
ふ~む、仕方ないなァ、納得しつつ、
真あじのマリネ、若鶏もも肉のロースト、
そしてドライの生を通した。
デセール&カフェorテは食後の注文となる。
ビールを運んで来たマダムが
「舌平目は500円の追加でご用意できます」
「ああ、それならお願いします」
泡がしぼむまで待ってクイッ。
真アジは3枚おろしの2枚で丸1尾ぶんだ。
ヴィネグレットの浅いマリネに付合わせが多彩。
アーリーレッド・ルッコラ・ブロッコリー・菜の花・
新ジャガ、そしてタプナード風の黒オリーブだが
ニンニクやアンチョヴィは使われていない。
バゲット&カンパーニュ、
2種のパンと美味しくいただいた。
バターがほしいが、おそらく舌平目は
溶かしバターたっぷりのハズ、よってパス。
ほどなくソール・ムニエルが登場した。
=つづく=