今日の舞台は東京の南のはずれ。
大田区・六郷土手である。
実際に東京の南の果ては
羽田空港・D 滑走路なんだが
一般人は立ち入り禁止。
おっと、裕次郎が歌い出したヨ。
♪ あゝ白い翼が走る
あゝ青い滑走路
俺をうらんで
旅立つおまえ
すがりつくよな
まなざしを
抱いてもやれない
男のこの愛
つらいのさ
夜霧の空港
濡れてかすむよ ♪
(作詞:池田充男)
「青い滑走路」は
1975年のリリース。
作詞・池田充男、作曲・鶴岡雅義。
大ヒット曲「二人の世界」と
同じコンビで当然のように
鶴岡のレキントギターが響き渡る。
五月蠅い浪花の小姑も
さすがにご存じあるまいて。
裕次郎ナンバーとしては
ユニークな曲調で
伊集加代子のスキャットが
とても印象的。
好きな曲だから
酔っぱらうと歌ったりもする。
それはそれとして六郷土手は
京浜急行で蒲田の二つ先。
蒲田はむろんのことに
一つ先の雑色には
ときどき出没している。
ところが六郷土手は
20年ぶりじゃなかろうか。
むしろ一駅飛ばして
京急川崎に行くほうが多い。
急行が停まるしネ。
昔はのどかだったが
車の通行量も増えて
佇まいが町らしくなってきた。
そりゃ、そうだろう。
20年といったらふた昔だもの。
=つづく=