文京区と新宿区の間を走る地蔵通り。
メトロ有楽町線・江戸川橋駅にほど近い。
「魚谷」のランチタイムは大盛況で
客が忙しく出たり入ったり。
みなさん幸せそうにどんぶりめしを
ワシワシ掻っ込んではいるけれど
金目鯛煮付けを食うJ.C.は
何か今一つもの足りない。
美味しさは水準に達しているものの、
満足度がイマイチなんだ。
う~ん、これは造り手の腕じゃなく、
舌の問題だと心づいた次第なり。
北里柴三郎&ワンコインで支払って
オツリは10円玉1個。
オモテに出て地蔵通りを東へ進む。
水道町の交差点を右折し、赤城坂を登る。
先日の麻布鳥居坂も急だったが
赤城坂も息切れを誘うほど。
道標にこうあった。
赤城神社の近くにある坂なのでこの名がある。
明治時代に発行された
『新撰東京名所図会』によれば、
「・・・峻悪にして、車、通ずべからず」
とあり、かなりきつい坂であった。
登り切って赤城神社に一礼し、神楽坂上。
此処へ来れば毎度のことながら
よしや系列のスーパー、
「SainE(セーヌ)」に立ち寄る。
この日は晩酌の友となる煮魚用に
カスベ(エイ)と銀ダラを購入した。
さっき金目の煮付けを食べたばかりなのにネ。
ここまで書いたが今話はこれで終わらない。
「魚谷」の4日後のことである。
世界野球プレミア12のドミニカ戦当日だから
早い話が今日現在から3日前の18日・月曜だ。
試合前にTVのチャンネルをザッピングしていて
滅多に観ない「孤独のグルメ」に指先が停まる。
井之頭五郎こと、松重豊が商店街の入口で
「こんな所にこんな可愛い商店街が・・・」
ビックリポン、地蔵通りであった。
つい、釣られて見入ると
「魚谷」に入ってゆくじゃないのっ。
単なる偶然とは思えない J.C.、
いや、単なる偶然だネ、コレはー。
しかれども彼の注文が金目鯛刺身と
銀ダラ煮付けと来たもんだ。
何かもう一品に白飯とウーロン茶。
夕暮れ時だから2品限定のランチに
しばられることもない。
ことここに及び、
単なる偶然とは思えない自分の眼が
TV東京の画面に釘付けとなりました。
「魚谷」
東京都文京区関口1-2-8
03-3268-8129
「SeinE 神楽坂店」
東京都新宿区神楽坂6-11-1
03-3268-3266