かつての花街・神楽坂の北側に
地蔵通りなる商店街が走っている。
”地蔵物語”と記したペナントが
文京区・関口から新宿区・水道町にかけて
ズラ~ッと続いている。
本日の昼めしは地蔵通りの和食「魚谷」。
12時半に到着すると
店先に順番待ちが1人、5分で入店できた。
店主夫婦だろうか?
2人だけの切盛りが客をさばいてゆく。
基本、ランチは2種類のみ。
その日は、金目鯛煮付け、
鮭と鯖の塩焼きだった。
鮭と鯖を一緒盛りにするのは珍しい。
両者の仲が別段、好いわけでもなさそうだが
敵対関係にはなさそうだ。
呉越同舟ということもあるしネ。
どちらも940円と比較的お手頃。
周りを見ると人気はキッチリ二分されていた。
カウンターは6席ほど、
入れ込みの板の間が4人掛け4卓。
靴を脱いで奥の4人掛けに独り着く。
OL・リーマンともに
若者と中年が入り混じっている。
女性の比率がちょいと高いかな?
みんな近くの会社勤めらしく、
近隣の住民はほとんど見当たらない。
金目鯛とドライ中瓶を所望する。
ビールをトクトクしていたら
アッという間に配膳された。
おっそろしく速い。
キャパがあまりないのに
客がどんどん入って来るから
迅速にこなすがための二者択一なんだ。
金目・鮭・鯖、サカナ嫌いはどないする?
そんなお客はハナから来ない。
何たって「魚谷」だもの。
大きい切り身の金目1切れに
出汁巻き玉子も1切れ。
切り干し大根に白菜漬けと
野菜たっぷりの味噌汁は
豚小間らしきが散見され、豚汁かな?
ごはんの盛りは大目だった。
いただきまっす!
=つづく=