今年も8月がやって来た。
8月の恒例行事に
バースデイ・ディナーがある。
J.C.よりは若いが
今もアパレル業界で
辣腕をふるうT子サン。
彼女の生まれ月が8月なのだ。
ここ数年の舞台は
浅草の「弁天山美家古寿司」に
固定されていたが協議の結果、
今夏はフレンチで行こうとなった。
待ち合わせたのは
メトロ銀座線・京橋駅改札。
向かったのは京橋公園を臨む、
「ビストロ シンバ」。
銀座一丁目の東端に位置し、
都心環状線の向こうは新富町。
銀座のはずれの片隅である。
黒ラベルの生を2杯。
「片方泡少なめだと嬉しいな」
「ハイ、ボクも少なめが好きです」
ギャルソン(男性給仕)は
ナイス・ガイだった。
択んだ料理はかくの如し。
山形産馬肉のタルタルw/丸茄子
長良川・天然鮎のリゾット
シンバ特製ブイヤベース
フランス・ブレス産鳩のロースト
最初にアミューズが運ばれる。
1片の生真鯵を大葉でくるみ、
口元に運ぶ。
鯵は良質ながら料理人が
奇をてらった感あり。
ワインに移行する。
当店にリストは無い。
くだんのギャルソンによる、
説明というか・・・、
彼と相談しながら決めてゆく。
カベ・ソーは苦手だから
ピノ・ノワールを指定すると
モレ・サン・ドニ '18 の提示。
オディフレなる造り手には
初めてお目に掛かった。
ん? グラスに注がれる絶対量が
少な過ぎじゃないかい?
取り合えず、カチン。
いえ、カチンと来たのではなく、
合わせたグラスの音です。
香り、舌ざわりともに
イマイチだった。
けっこうな量の馬肉タルタルは
実山椒のパンチが効いている。
なぜか、殻付きハマグリが1個。
セルヴーズ(女性給仕)に
この意味を質すと
馬肉はハマグリ出汁とのこと。
何だって馬に貝出汁なんだ?
まっ、不味くはないが
さほど効果を発揮してもいない。
それでも山形ホースの赤身は
なかなかの食味であった。
=つづく=