2026年3月5日木曜日

第4010話 軍団の 助けを借りて 夢叶え (その2)

東急東横線・祐天寺駅そば、
老舗中華「来々軒」で
乾杯を済ませたところ。
チャーシュー・蒸鶏・
小籠包子が次々に運ばれ来る。

全員揃って紹興酒にスイッチ。
これが実に好かった。
三国演義と称し、
ラベルには曹操の似顔絵。
キャッチフレーズがまたいい。

” 攻撃的な呑み口が
  全てを支配する” 
と来たもんだ。
しかも2千円+税は
その質からして
驚くほどに廉価である。

乾焼蝦仁・羊肉孜然もなかなか。
孜然(ジーラン)はクミンを指し、
北京・上海・広東では
まずお目に掛からないが
西域ではポピュラーな香辛料だ。

締めはラーメン・麻婆麺・
蟹チャーハンを分け合った。
紹興酒をもう1本と
行きたいところなれど
あとがあるので午餐はお開き。

せっかく来たことだし、
3人とも古刹・祐天寺は
未拝と聞き、立ち寄った。
J.C.は10年ぶりくらいだ。

駒沢通りの坂を下り、
中目黒まで歩いて
大井町行きのバスに乗る。
平和小路に昼から開いてる、
スナックがあったハズだが
見当たらない。

「コート・ダジュール」なる、
カラオケボックスに登楼した。
ドライのエクストラコールド、
その飲み放題を4人分。
みんなけっこう飲むじゃないか。

2時間半ほど過ごして
平和小路に戻り、
「楽々」という居酒屋で
辛丹波の常温を酌み交わす。

おのおの好みのつまみを取り、
J.C.は北寄貝刺し。
福建省出身のママ頑張れど、
酒もつまみもイマイチでした。

「来々軒」
 東京都目黒区祐天寺2-3-13
 050-5597-4683

「楽々」
 東京都品川区東大井5-3-3
 03-3474-1660

2026年3月4日水曜日

第4009話 軍団の 助けを借りて 夢叶え (その1)

昨年末の忘年会以来、
今年初めて美女軍団との会食。
J.C.が一計を案じて択んだ店は
目黒区・祐天寺駅前の「来々軒」。

東京ラーメン発祥店、
浅草「来々軒」の流れを
汲み続ける老舗である。
歴史を重んじたワケではなく、
J.C.が東京で一番好きな
ラーメンが此処にあるのだ。

いわゆる昔ながらの中華そば。
いや、支那そばと呼びたい。
サラッとした醤油スープに
ややちぢれの細打ち麺。

当時はまだ生まれてないから
信ずるほかはないけれど
昭和8年の創業以来、
変わらぬ味だという。

何度か訪れているが
いつも一人か二人。
よって注文に限界が生ずる。
せいぜいラーメン二つに
チャーハンを分け合う程度。
他の料理をずっと食べたくて
仕方がなかったのだ。

そこで策略をめぐらし、
立ってる者は親でも使え!
格言通りに美女三人を引き連れ、
乗り込むことができた。
ようやく夢が叶ったのである。
めでたし、めでたし。

正午の現地集合に
15分ほど先乗りし、
丸卓に独り陣を取って
黒ラベル中瓶を飲みながら
おおよその注文を済ませた。

チャーシュー、蒸し鶏、
上海蟹味噌入り小籠包子、
エビのチリソース、
豚レバーのクミン炒め。

あとは各自に
コレだけは食べたい、
コレは外せないという一品を
択ばせればOKなり。

時間に正確な彼女らは
正午ちょうどに揃って現れた。
あらためての乾杯は
紅組がドライの中ジョッキ。
白一点は大ジョッキ。
もちろん泡少なめである。

そうれっ、ガッチ~ンコ!

=つづく=

2026年3月3日火曜日

第4008話 ウラを返したニューうたとも

先日、上野で仲良く歌い、
夕食をともにした、
ニューうたとも・M祢チャンと
再び顔を合わせた。
いわば、ウラを返したワケだ。

JR日暮里駅改札で落ち会い、
ロータリーの向こう側、
立ち飲み酒場「荒川スタンド」へ。
此処は10日ほど前、
第3999話で紹介したばかり。

まずは黒ラベルの生で乾杯。
相方は泡少なめ、
当方は泡完全抜きである。
いやはや、たまりませんな。

つまみは大阪森田屋のコロッケ。
バゲット&アンチョヴィバター。
スペイン風ミートボール。
ゴルゴンゾーラのニョッキ。
相方はリモンチェッロ炭酸割り、
当方は生のお替わりと
なみなみ赤ワインに移行した。

さっき降ったエスカレーターを
昇り返して日暮里駅の西側、
谷中方面へ移動する。
よみせ通りのカラオケスタジオ、
「グランプリ」は空いており、
これじゃすぐに歌う順番が
回ってきちゃうな。

間にデュエット曲、
「銀座ブルース」を
挟んだりして互いに5曲ほど
唱歌、もとい、消化した。
居残る客たちと会釈を交わし、
夜の町に出る。

何となく飲み足りない。
よみせ通りをちょいと折れた、
千駄木の隠れスポット、
すずらん通りを流す。
「グランプリ」から
たった30秒の距離だけどネ。

初訪の「たまゆら亭」に入店。
東京では珍しい静岡おでんがウリ。
泡モノはじゅうぶん飲んだし、
夜の帳が下り、冷えてきたので
大田区の東酒類による日本酒、
海都(かいと)を熱燗でお願い。

択べるつまみは
黒胡麻豆腐と山芋醤油漬け。
おでんは大根・はんぺん・
がんもを分け合った。

正直云って魚粉をブッ掛ける、
しぞ~かおでんは好みじゃない。
でも、二人でつつき合えば
ほのかな情愛も生まてこよう。
イカメンチを追注し、
海都を2合ずつ飲み干して
お開きと相成りました。

「荒川スタンド」
 東京都荒川区東日暮里6-60-1
 03-5604-9310

「グランプリ」
 東京都台東区谷中3-13-10
 03-3821-6376

「たまゆら亭」
 東京都文京区千駄木3-44-1
 03-3828-8802

2026年3月2日月曜日

第4007話 築地で極上焼き鳥

この夜の相方は
某大手新聞社の元重鎮にして
ポン友でもあるM本サン。
そう、あのナベツネの
懐刀だった人である。
ハハ、これじゃ某新聞社なんて
はぐらかしても意味ないネ。

久しぶりにサシの酌交に及んだ。
舞台は彼の地元、
築地の焼き鳥店「鳥たけ」。
隣りはこれも人気の「鮨たけ」。
界隈は同系列の店が目白押しだ。

カウンターの奥に横並んで
生ビールのグラスを合わせた。
銘柄はスーパードライ。
泡少なめを指定したら
泡ナシでサーヴされた。

今は無き錦糸町「Vivo」。
(店はあるけど彼女がいない)
先日も当欄で紹介した、
日暮里「荒川スタンド」。
一人欠けてしまったが
これぞ泡ナシ三兄弟である。
うれしいな、美味しいな。

自慢じゃないけど
J.C.がこの惑星上で
最も愛するのが
よく冷えた泡ナシビールなのだ。

お通しは鶏スープと生湯葉大根。
さっそく焼き鳥が焼かれ始めた。
最初は塩でハツ。
続いてタレの皮。
殊にカリカリの皮が秀の逸。

塩銀杏を挟んでタレのレバー。
見るからに上物、
食べるからに優れ物。
つくねは塩で卵黄付き。
これも花マルだった。

相方は芋焼酎お湯割り。
当方は泡ナシ生ビール。
それぞれに数杯飲み、
ナパ・ヴァレーの赤に切り替える。
と同時に焼き鳥から
とり鍋にも切り替えた。

当店はスープは鶏、
焼き鳥は鳥、とり鍋はとり。
使い分けに意味があるとは
思えないけどネ。

愉しい時は過ぎゆきてお開き。
ごちそうさまでした。
千葉県産のドデカい苺の大箱まで
みやげにいただき、
メトロ築地駅でシェイクハンド。
次週は卓上での再会となります。

「鳥たけ」
 東京都中央区築地2-14-12
 ユーロビル2F
 03-6264-0124

2026年2月28日土曜日

第4006話 歓びアーカイブ 第6回

アーカイブ第6回です。

2013年12月5日木曜日

第723話 ようやくコーヒー買いました!

きのう、おとといと綴った、
「ザ・商社」について
ふと思い出したことがある。
NHKドラマは1980年12月、
4夜に渡って放送された。

当時は千葉県・松戸市に棲んでおり、
自宅で観たのだが
奇しくも主演俳優・山崎努は
その松戸市の出身なのだ。
So What(だからどうした)?
とハナシの腰を折られれば
それまでながら
偶然とはいえ、縁浅からぬものを
感じてしまうのですヨ。

ドラマの再放送、最終話を
見終えたのは先週木曜の昼下がり。
当日の夜の飲み会は
23時過ぎに神楽坂でお開きとなり、
帰宅後、缶ビールを飲みつつ、
TSUTAYAから取寄せたDVDを1本。

映画は寅さんシリーズ第29作、
「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」。
これを観るのは5回目くらいだ。
ヒロインのいしだあゆみは
わが青春のアイドルである。
その時代にアイドルなんて
誰も呼ばなかったけどネ。
「サチオ君」、「緑の乙女」、
「パールの指輪」、デビュー間もない頃、
一連の楽曲がとてもなつかしい。

この映画で人間国宝の陶芸家に
扮するのが「ザ・商社」で破綻する、
商社の社主を演じた13代・片岡仁左衛門。
昼間見た顔が深夜に再び出てきたわけだ。
えてして偶然は重なるものです。

「あじさいの恋」は
シリーズ中でも気に入りの作品。
奥丹後は伊根の舟屋が
情緒たっぷりに映し出されて旅愁を誘う。
(昨夏、初めて訪れました)

周囲が公認する許婚者のような男に去られ、
いしだ扮する傷心の女性、
かがりは生まれ故郷の伊根に帰る。
そこへ慰めに現れた寅次郎と
ほのかな恋心が芽生える筋書き。
のちに上京してきたかがりと寅は
一日鎌倉に遊ぶことになる。
暮れなずむ江ノ島の海。
シリーズ屈指の名作です。

劇中、寅の妹のさくらが
夫の博にコーヒーを淹れてやる。
このとき彼女が左胸と左腕で
抱えたのがネスカフェとクリープ。
そうだ! 先日、買いそびれた
インスタントコーヒーじゃないか!
映画に背中を押されて翌日、
近所で買い求めたのがコレ。
ネスカフェ230g クリープ280g
コーヒーの容器のほうが大きいのに
クリープのほうが重いのは
比重の違いのせいだろう。

インスタントコーヒーもクリープも
自分で買うのは生まれて初めて。
ともにデカい瓶にしたのはさくらが
抱えたのがこのサイズだったからだ。
以来、日に一度は飲んでいる。
今もこれを書きながら飲んでいる。

常人から見たら
他愛のないことかもしれないけど
わが人生は大きな転期を
迎えているのかもしれない。

若い頃には想像もつかなかったが
現在、実践していることが二つ。
一つはコーヒーの愛飲。
そしてもう一つは猫との同居。
せっかくだから猫と一緒に
コーヒータイムを
過ごそうと思いついた。

いくらなんでも猫が
コーヒーを飲むことはあるまい。
そこでクリープをぬるま湯に
溶いてやったら奴さん、
何食わぬ顔してまたぎやがった。
チッ、可愛くねェなァ、ったく!

可愛くないヤツはすでに星となり、
今は友人宅から貰ってきた、
二代目が家中を走り回っている。
コイツはクリープどころか
ミルクを飲む姿すら
見せることがありません。

2026年2月27日金曜日

第4005話 「山田屋」変われど「宝泉」変わらず

赤羽の次は東十条を飛び越して
王子へやって来た。
この街のランドマークは「山田屋」。
建て替えで長いこと休業していたが
2年ほど前に復活したものの、
なぜか足が遠のき、初訪である。

以前はだだっ広い店内と
高い天井が印象的だった。
かつてののみとも・S崎翁は
「まるで体育館で飲んでるみたい」
そう評していたくらいだ。

小ぢんまりとはなったものの、
かつての面影が少しく残る。
でも、ずいぶん変わった。
体育館が図工室になっちゃった。

時間が浅いせいか、
先客はオジさん一人のみ。
おしゃべりMきのせいで
静かな店がにわかにざわめいた。
ほうら松山千春も歌い出す。

♪ 深く耳をすませば
  朝いちばんの汽笛
  町はにわかにざわめいて ♪

「人生(たび)の空から」は
1980年のリリース。
詳しくは第3945話参照。

当店のビールも
サッポロ赤星の中瓶。
つまみはホタルイカ刺しと
アサツキの酢味噌和えだ。

ホタルはやせ細って貧相。
食味もイマイチ感否めず。
アサツキはとても好い。
二人して秋田の銘酒、
八重壽の冷酒に切り替えた。

滞空30分ちょいで
すぐそばの「宝泉」に移動。
此処はロの字とコの字、
二つのカウンターが昔のまんま。
懐かしさがこみ上げる。

ビールは当店もサッポロなれど、
赤星ではなく黒ラベル大瓶。
J.C.的には赤より黒が好きだ。
スタンダール的には
騎士より僧侶ということになる。

つまみはセロリ、手羽餃子、
そしてやわりめ。
これはスルメのあたりめを
少し戻した柔らか仕上げ。
よってやわりめ。
宝泉名物なのである。

なんだかんだ大瓶3本が空いた。
滞空は1時間半。
いや、2時間だったかな?
途中、ホッピーに切り替えたが
生だったか瓶だったか、
アウト・オブ・メモリー。
相方に訊いたとしても
覚えちゃいまいてー。

「山田屋」
 東京都北区王子1-19-6
 03-3911-2652

「宝泉」
 東京都北区王子1-19-10
 03-3914-2726

2026年2月26日木曜日

第4004話 うな丼とスッポン鍋で精をつけ

この日はそばとも・Mきと
昼から夜まで一日中、
飲み歩く予定である。

何となれば、わがブログで
麦歩とも・N子の存在を知り、
私もそばだけにとどまらず、
町歩きまで敢行したい、
そう言い出したのだ。

蕎麦歩ともの誕生だが
漢字3文字は長いので
蕎歩とでもとしておこう。
麦歩と蕎歩か、悪かないネ。
二人を互いに紹介する、
なんてことはないだろうが
とにかく飲んで食って
ひたすら歩きましょう。

待ち合わせたのは
都営三田線・蓮根駅。
蓮根駅前通りを真っ直ぐ北上し、
新河岸川に架かる蓮根橋の手前、
町そば「滝乃家」に到着すると
シャッターが下りている。
定休日らしい。

休みを調べなかった、
J.C.の落ち度ながら
まさか金曜に休むとは思わなんだ。
板橋区の北のはずれに
代替店の用意などあるハズもない。

だが、ふと浮かんだのは
ちょいとばかり距離があるが
北区・浮間のうなぎ屋だった。
歩き始めよう。
板橋・北両区にまたがる、
浮間舟戸駅を通過し、
「行田屋」にやって来た。

此処のうなぎは蒸さず焼きのみ。
関西ほど火を通さないので
名古屋風とでも云おうか。
相方(上)うな重(肝吸いつき)、
当方うな丼(肝吸いナシ)をお願い。
(上)といっても一番小さいヤツ。
それでも両方、丸1尾ぶんあった。

うなぎ以外には何もない。
うざく・う巻き・肝焼きなどは
夢のまた夢、本当に何もない。
でも一番搾り中瓶を飲みながら
美味しくいただいた。

荒川土手を歩む。
隅田川と荒川の分岐点、
岩淵の真っ赤な水門を臨み、
赤羽の街に至り「まるます家」。
軍都・赤羽のランドマークが此処。
めしの量多かったので
もう何も入らない。
しかし愛想なしは避けたい。
スッポン鍋を赤星中瓶と通した。

スッポンはゴリゴリの頭&首肉。
プヨプヨのエンペラも1枚。
野菜と豆腐はたっぷりで
出汁がとてもよろしい。

そのままビールを飲み続ける、
Mきを尻目にこちらは
ライム&ミントの
モヒート酎ハイを。

どうでもいいけど、
うなぎとスッポンで精をつけ、
この精の捌け口を
どこに求めたらよかんべサ。
相方とはそういう仲ではないため、
とにかく歩き続けましょう。

「行田屋」
 東京都北区浮間4-10-21
 03-3966-9613

「まるます家」
 東京都北区赤羽1-17-7
 050-5890-2386