翌朝はホテルを早く出発し、
白壁土蔵の町・倉吉へ。
町の英雄は元横綱・琴桜で
銅像や記念館まである。
売り出し中の伯乃富士も
当地の出身だが若いくせに
立会時の礼儀作法が
なっちゃないから
負ければうれしい。
降り積もった雪のため、
歩行は難渋を極めた。
サクッとめぐったらガス注入。
旅先では昼前から飲むのが常だ。
1軒の古い造り酒屋を発見。
ドライのレギュラー缶を購入。
冷えがちと甘いため、
道端の白雪に埋め、冷え冷えに。
ふと思い、プラコップに
雪を一握り投じてビールを注ぐ。
雪割り桜ならぬ、雪割り麦酒は
なかなかにオツなもので
もう1缶買いに戻ったほど。
次の行く先は島根県・松江。
自由昼食を含めて
与えられたのは丸2時間。
下調べの末に狙いを定めた、
「西洋軒」へまっしぐら。
昭和7年創業、洋食の老舗だ。
2名以上は2階テーブル、
単身客は1階カウンターに
案内される。
カウンターのほぼ真ん中に
陣を取り、ドライ中瓶を所望。
エビフライ・カニクリコロ・
ハンバーグ・タンシチュー・
オムライスが主な品揃えだが
松江名物にして一番人気の
カツライス(1100円)を発注。
おざなりではないしっかりとした、
サラダを食べるうち主役が調った。
タップリのライスの上に横たわる、
ロースカツにはこれもタップリの
デミグラスが掛かっている。
うん、いいネ、いいですネ。
とんかつソースとは
ひと味異なる濃厚な旨みが
ライスにピタリと寄り添う。
さすがのご当地名物に満足。
香住のカニでなく松江のカツに
軍配が挙がるのも致し方なし。
店は京橋川沿いに佇んでいる。
川面にキンクロハジロのつがい。
何度も水中に
潜り込んでは浮き上がる。
不忍池ではお馴染みのキンクロが
カワウみたいに潜る姿を
初めて見たけど、可愛いものです。
「西洋軒」
島根県松江市片原町111
0852-22-3434