2026年8月22日土曜日

第4167話 歓びアーカイブ 第34回

本日のアーカイブは
スポーツ・ネタであります。
それもサッカー・野球・ゴルフを
まとめていきました。

2013年6月21日金曜日

第604話 スポーツ漬けの昨日・今日

結果は残念無念なれど
面白いゲームだった。
いえ、コンフェデ杯の
日本VSイタリアですがな。
ザッケローニの言うように
勝利にふさわしいのは
日本だったかもしれない。
だが、そこがサッカーというスポーツ。
柔道みたいに優勢勝ちはないし、
同じ球技でもバスケットのように
押しまくってるほうが
必勝というわけじゃないからネ。

死んだ子の歳を数えても仕方ないけれど、
返すがえすも吉田麻也の判断ミスが痛恨。
あそこはセコくゴールキックを欲しがらず、
CKを与えたくないのなら
タッチラインに蹴り出すのが
手すじ、もとい、足すじ。
自分の身体でオブストラクトしつつ、
ボールがゴールラインを
割るのを待ったものの、
ヤバくなってあわててクリアしたボールが
相手に当たってゴール側に転がっちまった。
ささいなミスが致命傷の典型例を
見せつけられた思いがした。

長谷部が取られたPKは100%誤審だ。
アレを取られたひにゃ、
DFはたまったもんじゃない。
ずいぶん古いことなれど、
シドニー五輪の篠原VSドゥイエ、
あのミスジャッジが脳裏をよぎった。

日本にとってイタリアは
ブラジルより組し易しと踏んではいた。
だが、ここまで健闘するとは!
うれしい誤算以外の何物でもない。
立ち上がりから目を見張る攻撃に
何だ、なんだ、やりゃあ出来るじゃん! 
胸弾み、心わくわく。
首尾よく2点取って欣喜雀躍。
何とかこのまま持ちこたえておくれ。
その祈りとどかず、
やっぱり2-0では折り返せなかった。

後半の出だしはご覧の通り。
昨日、お伝えしたように心が萎えた。
ところが、ところがですヨ、
そこからの頑張りがスゴかった。
萎えた心が再びエレクトしたもんネ。
先日、岡崎には期待できない、
なんて書いちゃって
あれは謝らなきゃいけません、
お見それしやした。

香川・本田のデキもよかった。
マンUの香川は適材適所ながら
本田はチェスカなんかに
居ちゃいけないプレイヤーだ。
イタリア戦のパフォーマンスを観て
リーガ、プレミア、セリエAから
声が掛からないものかねェ。

ハナシ変わって同じ頃に
ヤンキースのイチローが久々の大活躍。
攻守にわたって黒田の7勝目に貢献。
でも何だかイチロー、
老けちゃったなァ・・という印象。
その理由はすぐに判った。
剃りを入れるのやめたんで
眉毛がぶっとくなったんだ。
それで爺さん臭くなったんだ。
いずれにしても松井無きあと、
イチローには頑張ってほしい。

スポネタの最後は日本ゴルフツアー選手権。
案の定、松山英樹と石川遼の実力差が
あからさまになった。
石川の悔しさたるや、
いかばかりかと、気の毒なくらいで
初日の夜は寝つけなかったのではなかろうか。
一緒に回って、かたや-5、こなた+8。
ゴルフって残酷なスポーツなんだネ。
遼クンには悪いが今日からあと3日間。
英樹クンをオッカケるのが楽しみになった。

=本日追記=
W杯優勝国のうち、
イタリアには未勝利の日本。
逃した魚はデカかった。
それと昨2025年は
釜本邦茂、長嶋茂雄、尾崎将司、
各界の三巨頭が
相次いで亡くなった。
単なる偶然とは到底思えません。

2026年8月21日金曜日

第4166話 だるま駄目でも日乃本あるサ

その日の日本列島はお盆真っ盛り。
ゆるり昼飲みを楽しむつもりで
山手線と京浜東北線が
左と右に泣き別れる
田端駅に降り立った。

改札から徒歩2分。
「だるま屋食堂」にやって来ると、
シャッターが半開き。
あとで電話して判ったが
今週は丸ごとお盆休みだ。

今日は滑り止めの用意があった。
東北本線高架下で
今も使われているのか
不明の短い踏切を渡り、
「日乃本食堂」に迂回した。
此処は田端新町である。

ズワイガニ食べ放題を
ウリとする店で昼からソイツに
挑戦する男女3人組の卓には
カニの抜け殻が山積みだ。

彼らを尻目に奥の4人掛けに着卓。
ビールはドライの生のみ。
泡少なめで発注に及んだ。
ほう、さんま酢締め炙りがある。
まずはソレを通しておいて
串カツを1本だけ追注した。

さんまには粉わさびに加え、
梅肉ペーストも添えられる。
ふむ、まずまずですな。
ジョッキのお替わりが
串カツとともに運ばれた。
コレは豚肉ばかりが3片。
豚より玉ねぎを好む J.C.は
到底満足できない。
まっ、いいか。

2杯目とともに普段は
滅多に食べない海鮮丼を
通してしまった。
魔が差したワケでもないが
たまには何かのはずみで
こういうこともあろう。

北里柴三郎1枚ポッキリなのに
ずいぶんと立派な丼である。
まぐろ赤身・炙り赤身・中とろ・
ぶり・サーモン・炙りきす・穴子・
するめいか・赤海老・いくら・
つぶ貝と豪華絢爛。
わかめ味噌汁とキャベツもみも
付いて来た。

いいアテになるので生をもう1杯。
ごはんは酢めしで
酢の塩梅もよろしい。
日の本一とは云わないまでも
海鮮丼をあらためて
見直した次第です。

「日乃本食堂」
 東京都北区田端新町2-14-8
 03-6807-6113

2026年8月20日木曜日

第4165話 驟雨に見舞われ 河豚に救われ (その2)

浅草はひさご通り。
「まん水」のカウンターに独り。
せっかくだから
河豚をいただきましょ。

2杯目の生を飲みながら
あらためて品書きを目で追った。
取り合えず、てっさはいっとこ。
通しながら訊ねた。

「白子だけとらふぐを
 名乗ってるってことは
 てっさやから揚げは
 他の河豚ってことなの?」
「いえ、みんなとらふぐですよ」
「よくこんな値段で出せるネ」
「河豚専門の卸業者直営ですから」
「じゃ、浅草の料理屋に
 卸しているわけ?」
「銀座が多いですね」

ふむ、銀座なら高級店ばかりだ。
牡蠣は駄目だったが
河豚は一流なんだろう。
死後硬直がまだ溶けてなく、
コリコリの食感。
うむ、悪かないネ。

もう一品はアラから揚げだ。
「アラってまさか
 内臓じゃないよネ?」
「肩と顔です」

頭じゃなくて顔と来ましたかー。
以前、新聞の読者投稿コラムで
北海道の主婦だったかな?
ある晩、一家3人で
ししゃもを食べていたら
息子が母親につぶやいたそうだ。

「ママとパパはおサカナの
 顔まで食べちゃうの?」
返答に困ったママの投稿。
「その夜は家族揃って
 顔を残しました!」
3杯目の生を飲みつつ、
思い出し笑いの J.C.でした。

ところがこのアラが
ことのほか好かった。
正肉の上を行くくらい。
レモンをたっぷり搾って
しゃぶり尽くす。
肩も顔もバツのグンだった。
お勘定は満足の3840円。
ちなみに卸業者は「満水」。

雨も上がったことだし、
このあと浅草の繁華街、
六区のROX内書店で
旅行ガイドの購入と参ろう。
いずれにしろ、河豚の雨宿りに
深く感謝の巻でした。

「まん水」
 東京都台東区浅草2-17-9
 03-6786-7416

2026年8月19日水曜日

第4164話 驟雨に見舞われ 河豚に救われ (その1)

台風のあとはピーカンが
通り相場ながらこの日は違った。
晴れてたかと思うとパラパラ来る。
日暮里駅のエスカレーターを
降りた時にはザア~ッと来た。
あわてて出発間際のバス、
錦糸町行きにシェルターを求めた。

奥浅草で降りよう。
あすこなら目の前は
ひさご通りのアーケード。
雨風を防げるし、
飲み処も見つかるだろう。

到着してもまだ降っている。
通りに2年ほど前にオープンした
カジュアル河豚屋「まん水」。
店頭で品書きをじっくり吟味する。
てっさ(ふぐ刺し)が980円って
ダイジョブだろうか?
安すぎに返って心配になる。

ほかにコレといった店も無い。
河豚で雨宿りもまたオツなもんだ。
初訪だが、よお~し、いてまえ!
店は30前後と思しきアンちゃんが
独りで切り盛りしていた。
速やかにドライ生中を発注。

ボードに書かれたままを記すと
河豚モノはてっさ以外に
ふぐ皮ゆびき(580円)
ふぐから揚げ(680円)
ふぐアラから揚げ(680円)
とらふぐ白子から揚げ(980円)
焼ふぐ(980円)
みなずいぶん安い。

ほかには
真牡蠣(680円)
ハモゆびき(780円)
めひかりから揚げ(680円)
カニクリームコロッケ(380円)
海老フライ(480円)
あさり酒蒸し(680円)
さつまいもスティック(480円)
カレーライス(480円)
といったところ。

最近はあちこちで見掛ける、
真夏の真牡蠣を所望した。
「それは殻付き?」
「ハイ、そうです」
「レモンが欲しいな」
「ウチは紅葉おろしとねぎに
 ポン酢なんですが・・・」
「要らないからレモンだけでー」
「ハイ、判りました」
真夏の真昼に真牡蠣を真面目に
食べるつもりになったのだ。

ん? 何だコレ?
一つの殻に二つの牡蠣が
同居している。
レモンを搾って一つパクリ。
ん、夏牡蠣みたいなネットリ感。
ちょいと匂うじゃないかー。
「オニイさん、悪いけどこりゃ
 食べられんわ、鮮度悪過ぎ!」
「アッ、どうも」
残念ながら真牡蠣は
真っ当じゃなかったのです。

=つづく=

2026年8月18日火曜日

第4163話 稀有なる女優 小川眞由美

女優・小川由美が
3月26日に亡くなっていた。
好きな女優さんだった。
晩年は得度して尼さんに
なったと聞いてはいた。

たまたま彼女が亡くなる12日前。
神保町シアターで
「あゝ声なき友」を観た。
渥美清の向こうを張っての共演は
なかなかの佳品であった。

渥美と肉体関係を持つ女性役だが
彼の作品でそんな経緯が
明らかになること自体が珍しい。
寅さんはそういうこととは
無縁というか、苦手というか、
そのイメージでシリーズが
成り立って来たからネ。

彼女の魅力は何だったのだろう?
昨晩、菊正を手酌で飲りながら
あらためてじっくりと考えた。
最初に断っておくが J.C.は
彼女を美しいと思ったことがない。
むろん不美人とも思っていない。
器量よしではあろう。

では何ゆえ彼女に惹かれたのか?
男顔負けの存在感だろうかー。
思い至ったのは観る者に
強い予感を抱かせること。

彼女がスクリーンに現れると
何か起こりそうな気配が
プンプン匂い立つ。
強烈な ”何か起こりそう感” 。
そこに魅了されるんだ。

例によって彼女の出演作から
マイ・ベスト5をいきましょう。

① 食卓のない家
② 復習するは我にあり
③ あゝ声なき友
④ 八つ墓村
⑤ 陸軍中野学校
次点: 鬼畜

TVの「女ねずみ小僧」も
忘れ得ぬドラマだった。
岩下志麻と並び、
寅さんシリーズのマドンナ役を
ぜひ演じて欲しい女優だった。

最後に以前も紹介したが
「食卓のない家」のエピソード。
金魚を食べるシーンがあり、
眞由美は生の金魚を嚙み殺す。
共演者の岩下志麻は
卒倒しそうになったと打ち明け、
スゴい女優さんだと
感服したそうだ。

極めつけはそのあとの一言。
「金魚って小骨が多いのね」
まさしく小川眞由美の特性が
噴出している。

安らかな眠りにつく人ではない。
はるか星空の彼方でも怪演、
いや、快演を続けられるよう、
心からお祈りします。
合掌。

2026年8月17日月曜日

第4162話 初めての清澄庭園

清澄庭園そばのコンビニで
ドライのロング缶を調達し、入園。
入園料は65歳以上70円と格安だ。
確か、浜離宮も同料金だったハズ。
500円は高くとも2~300円が
適正価格ではなかろうかー。

それはそれとして
隣接する深川図書館を
さんざ利用していながら
庭園に入るのは初めて。
小学生に敷居が高いわけではなく、
興味がまったく湧かなかった。
子どもには清澄庭園より
上野動物園であろうヨ。

池を眺めながらノドを潤す。
んん? ヤケにぬるいなァ。
いつも思うがコンビニのビールは
冷えが足りないこと多し。
冷房も冷蔵も経費削減ってか?
どうしようもねェな。
やれやれ。

池畔を歩みながら句をヒネる。
おっと、デッカい亀が寄って来た。
おっと、コイツは紛れもなく、
すっぽんじゃないかー。
ずいぶん人懐っこいが
自然界のすっぽんを初めて見た。

おっと、もう1匹寄って来たヨ。
カミさんかな?
おしどり夫婦ならぬ、
すっぽん夫婦もまた仲睦まじい。
ここで一句。
すっぽんや鍋に煮られず泳ぎ寄り

なおも池の周りをめぐる。
今度は池面(いけおも)の小岩に
亀が日向ぼっこをしていた。
耳が赤くないから
ミシシッピアカミミガメじゃない。
日本固有のイシガメに違いない。

皇居のお濠もそうだったが
さすが清澄庭園だ。
だけどもイシガメのヤツ、
近づいたら池にドボン!
とんずらしやがった。
ここでもう一句。
澄池や石亀飛び込む水の音
どっかで聞いた覚えあり。

もう一つこの庭園に驚いたのは
アオサギがたくさん居ること。
コロニーとまでは云わないが
10羽近くも居て当園で
繁殖しているものと思われる。
おっと、アオサギに混じって
愛嬌たっぷりのゴイサギも1羽。

13時に始まった句会は
15時半にお開き。
こうして月例の敬老の日は
無事終了したのでした。

何よりの収穫は
すっぽんとアオサギのおかげを
もちまして清澄庭園が都内随一、
マイ・フェイヴァリットの
ガーデンになったこと。
ジュリー・アンドリュースが
歌い出したが小姑が五月蠅いので
自重しておきます。

2026年8月15日土曜日

第4161話 歓びアーカイブ 第33回

前話では「北京菜館」の
スイカ・サワーを紹介した。
実は今を去ること18年。
自家製スイカ・ドリンクを
自宅で作っていたのでした。
「食べる歓び」から一話です。

2008年8月18日

第555回
西瓜のカクテル ソルティ・ラビット
=男の手抜き料理シリーズ第4回=

久しぶりに男の手抜き料理シリーズいきます。
と言っても今回は食べものではなく飲みもの。
それも盛夏にふさわしく
西瓜を使ったアルコール・ドリンクです。

今年は去年より西瓜の卸価格が
2割以上も高いようだ。
それでも家族4人で食べて500円ほど。
桃や梨よりは割安といえる。
このコラムでも一度ふれたが
J.C.は子どもの頃、
西瓜があまり好きではなかった。
あの青臭さが嫌だったのだ。
好きな果物ベストスリーは
金=枇杷 銀=梨 銅=桃
もっとも枇杷は昔から高価だったため、
めったなことでは口に入らなかった。

大人になって西瓜が好きになった理由は
自分でもよく判らない。
日本橋高島屋の地下に「レモン」なる
フルーツパーラーがあるが
(新宿高島屋にもあります)
ここで食べた西瓜の味が忘れられない。
西瓜のフレッシュジュースも美味しかった。
このとき西瓜のおいしさを初めて実感した。

さて西瓜カクテルだ。
あまりポピュラーではないけれど、
西瓜のリキュールには
<キングストン ウォーターメロン>や
<すいかのお酒 小丸>なんてのが
洋の東西を問わずに存在する。
だが、ここでは入手しにくい酒は使わない。
用意するものは下記の通り。

ウォッカ適宜 西瓜適宜 アイス適宜
レモン少量 塩少量

(1)西瓜をプラスチックの大根おろし器でおろす。
(2)アイスの入った大き目のグラスにウォッカを注ぐ。
(3)おろした西瓜ジュースでグラスを満たしてステア。
(4)レモンスライスを1枚浮かべ、グラスの縁に塩を。

たったこれだけで美味なる夏の酒が生まれるのだ。
ウォッカはストリチナヤでもスミノフでも
ギルビーでも銘柄にこだわることはない。
安価な甲類の焼酎で代用してもよいくらいだ。
家族の食後の団欒に
子どもたちは西瓜をそのまま。
パパとママは西瓜のカクテルでおしゃれにキメる。

気になるネーミングだが
ヒョンなことからひらめいた。
当コラムを愛読してくれている大阪在住の
“らびちゃん”から残暑見舞いをいただいた。
彼女の愛称はうさぎの“ラビットちゃん”から
由来するものと想像していたが、ここでピンときた。
ウォッカとグレープフルーツと塩で作るのが
有名なソルティ・ドッグ。
グレープフルーツが<犬>ならば、
西瓜が<うさぎ>で悪かろうハズがない。

かくしてソルティ・ラビットの名称が生まれる。
しかもうさぎの赤い眼は
西瓜のイメージにピッタリじゃないの。
われながらよい名前だと
一人、悦に入っている今日この頃です。
ありがとう、らびちゃん!

=本日追記=
今年4月の大坂遠征では
会いそびれたけど
らびちゃんとのつき合いも
20年近くになるんだネ。
まさに光陰矢の如し。