でもそれは線路の西側、
いわゆる電気街に限られ、
東の昭和通りを越えてしまえば
こっちのものだ。
其処のスーパー「ライフ」は
たびたび利用している。
都内各地に散在する「ライフ」で
品揃えが群を抜いているからネ。
この日も食材とワインを
調達するために出向いた。
その前に腹ごしらえ。
狙いの「仙丹坊」は生憎と満席。
入店かなわず近辺を物色する。
出合ったのが「つなぎ庵」。
日本そば屋の店頭の立て看板に
惹き寄せられた。
当店は、長野県飯山市富倉に
伝わる、つなぎに山ごぼうの
茸毛(葉の繊維)を使った
富倉そばを提供する店です。
香り良く、コシが強く、
のど越しも良い富倉そばを
ぜひご賞味ください。
んん? 富倉そばはすぐそばで
生まれていながら初めて聞いた。
ぜひご賞味しなければ!
そう思ったことである。
店内はほぼいっぱい。
席は9割方埋まっていた。
辛うじてカウンターに着き、
赤星中瓶と天丼セットをー。
通常のもりより色が濃い。
コシも強めで噛み締め感があり、
とても美味しいけれど、
つゆにはもう少し辛味が欲しい。
一般的な信州そばとは
異なる印象を受けた。
ところが問題は天丼にあった。
何かサカナの切り身が2つに
茄子・春菊・さつま芋。
野菜に罪は無い。
サカナにも罪は無かろうが
このサカナを使った店主には
一言モノ申したい。
何とソレはブリと来たもんだ。
こんな脂っこいヤツを油で
揚げるなどもってのほか。
それが証拠に他店では
全くやらない蛮行だからネ。
そもそも天ぷらは江戸の昔から
江戸湾の小魚を丸1匹揚げるモノ。
大ぶりな穴子ですらそうだ。
切り身はタブーなのである。
生まれて初めて食べた富倉そば。
これまた初めてのブリ天ぷら。
当店の評価はプラスと
マイナスが相殺されて
ののちゃんのテスト結果同様に
O点なのでした。
いや、次回はそばだけ食べれば
それで済むことだよネ。
「つなぎ庵」
東京都千代田区神田和泉町
1-7-10
03-3862-4569


