錦糸町南口「天ぷら すずき」で
ゆるり富乃宝山を愉しんでいる。
甘鯛松笠はウロコが何枚か
きっちり立っていた。
甘鯛は実に久しぶり。
いつ以来だろう?
記憶をつらつらたどり、
ハタと思い当たった。
一昨年6月、京都の夕まぐれ。
市民の台所、錦小路に近い、
富小路(とみのこうじ)の四富会館。
その奥にひっそりとある、
割烹「てしま」であった。
4泊5日の旅の初日。
旅先での第一食が此処。
目当てはぐじ(甘鯛)である。
京都に来れば必ずいただくぐじ。
その夜も例外ではなかった。
気に入りは何を置いても一夜干し。
頭(カシラ)付きに如くはない。
幸いソレがあり、ポンポンと舌鼓。
目ン玉の周りと頬っぺた、
その美味さたるや、
よくぞ日本に生まれけり。
確か赤甘鯛と記憶する。
「てしま」はとても佳い店で
機会があれば(あるだろうけど)、
ぜひ、再訪したい。
ん? 「てしま」かー。
店主の出身地が瀬戸内海に浮かぶ、
豊島(てしま)なので
そのまま屋号にしている。
ん? 豊島のすぐ西隣りは直島。
お~っと、昨日、
訪れたばかりじゃないの。
「てしま」の大将と
「ゆうなぎ」のオネエさんの顔が
二人ダブッてまぶたに泛かんだ。
2年前の京都で一献傾けた、
「てしま」の隣りの直島に
行ったのが前日とはネ。
単なる偶然とは思えぬ自分がいる。
奇妙な偶然といえば、数日前。
週刊現代をパラパラめくっていて
とある記事に瞠目した。
実は先日まで日本中に
J.C.未踏の県が2県残っており、
4月に和歌山、5月は徳島へ行き、
ようやく全国制覇を叶えた。
現代の特集記事というのは
「空き家率が高い都道府県10」。
読んでブッタマげた。
ワースト3の3番目、
鹿児島県はいいとして
2番・和歌山県、1番・徳島県。
ビックラポンと来たもんだ。
これまた単なる偶然とは
とても思えぬ自分がいたのです。
「天ぷら すずき 錦糸町店」
東京都墨田区江東橋3-11-9
03-6659-6592