2026年8月29日土曜日

第4163話 歓びアーカイブ 第35回

11年前に何度か通った、
巣鴨駅そばのワインバー。
もっぱらランチでの利用だったが
当時は仕事をかかえており、
ビールを控えたのでした。

2015年12月23日水曜日

第1257話 グッと巣鴨がイカすなア (その2)

JR巣鴨駅から
徒歩2分の「プチ・ポワ」。
注文したコンフィが来る前に
野菜たっぷりの熱いスープが運ばれた。
暖冬とはいえ、この時期にありがたい。
スープはサラダとの二択だが
いつもスープを択ぶ。

サイドにはバゲットが
2片添えられている。
空腹だったこともあり、
スープとともに食べ終えた。
お替わり可能ですしネ。

いつものことながら
スープとメインの間隔が空く。
この時間が少々手持無沙汰で
時間の制約がある、
OLやサラリーマンには
使い勝手がよくない。
したがって、いつ訪れても
混雑していることがない。

鶏もものコンフィがようやく整った。
プックリ感が食欲をそそる
骨に沿ってナイフを入れ、
大き目の切り身をパクリ。
ウ、ウマい!
本格的なビストロの水準に達している。
バゲットをもう1片所望した。

食後のコーヒー・紅茶は
めったに取らないので
食べ終えたらすぐにお勘定。
次回は海南鶏飯を食べよう。

翌々日、再び「プチ・ポワ」に参上。
もちろん目当ては
ハイナネーズ・チキンライスだ。
注文の際、浮気心につまづいて
よほど本日のカレー、
ポーク・ヴィンダルーと思ったが
結局は薬局、初心貫徹の巻。

本場・シンガポールのそれとは
多少ルックスが異なるものの、
日本女性のデリカシーが皿に表れている。
香菜(パクチー)も添えられて
チリとダークソースは不在なれど、
しっかり楽しめるワンプレートだった。

フレンチ・ワインバーだから
ビストロ系の料理が主体でも
東南アジアやインドの風そよぐ
「プチ・ポワ」は
読者、殊に女性には自信を持って
オススメできる佳店であります。

=つづく=

「プチ・ポワ」
 東京都豊島区巣鴨1-1-16
 03-3944-8508

=本日追記=
店名の「プチ・ポワ」は
グリーンピースのこと。
現在はランチをやめて
夜の営業のみです。

2026年8月28日金曜日

第4162話 もりを手繰りに「まつや」再訪

翌週、「まつや」に舞い戻った。
池波正太郎翁は
「酒を飲まぬくらいなら
 蕎麦屋には入らぬ!」
とまで言い切ったが
入ればちゃあんと
そばを手繰っている。

先週の J.C.は酒を飲んだが
そばは食べなかった。
これでは翁の
「これ J.C.、そちもなかなかの
 阿呆よのぉ!」
そんな誹(そし)りが
耳元に届いて来そうだ。
くわばら、くわばら。

でもって今日は
いただきますとも。
よって再訪と相成った次第なり。

開店前の10時50分に到着すると
すでに8人待ち。
猛暑日になることは確定的。
あたる陽射しが半端ではない。
待ってるだけで一汗かいた。

そのせいもあって
ドライ大瓶に精一杯、
ノドを鳴らされた。
J.C.にとって世の中に
これ以上美味いものは皆無。
この瞬間のために日々、
生き抜いていると言っても
過言ではない。

瞬く間に2本目突入。
この時点でお通しのそば味噌は
まだ手付かずのまま。
2本目は残されたそば味噌と
今日もまた葉わさびで愉しむ。

続いて菊正常温と
やきとりを塩でお願い。
もも肉6片に白ねぎ4片。
脇には粗塩、練辛子、
レモンスライス、パセリ。
美味いねェ、嬉しいなァ。

菊正は1合にとどめ、
すみやかにもりを通した。
100円だか150円だかの
有料生本わさびもちゃんと
お願いしてネ。

しなやかなそばに
甘みを内包したつゆ。
かなりの人気を誇るそばゆえに
美味くないわけがない。
かといって特段に
舌を唸らせるのでもない。

最後に当店謹製のゆず七味を振り、
満足して湯桶のそば湯を注ぐ。
お勘定は津田梅子女史1枚で
小銭のおつりを頂戴した。

淡路町からメトロ丸の内線に乗る。
東京ビルTOKIAの地下に潜伏して
飲み直しと参りましょう。
どうして来る日も来る日も
こんなに飲むんでしょう。
肝硬変には気を付けないとネ。

「神田まつや 本店」
 東京都千代田区神田須田町1-13
 03-3251-1556

2026年8月27日木曜日

第4161話 独り蕎麦屋で 蕎麦も食わずに 

老舗の日本そばを食べたくなった。
そんな店が集中しているのは
東京広しといえども第一に
JR神田駅の北と南だろう。
神田須田町「やぶそば」「まつや」。
日本橋室町「砂場」が御三家だ。

この日は行列覚悟で「まつや」へ。
案の定、順番待ちが何人かー。
あまり大人数だと回避するが
11時45分に並び始め、
12時05分には着卓と相成った。
一応、上首尾と云えましょう。

ドライ大瓶にそば味噌のお通し。
品書きに目を通すと
好物の粒うにが消えている。
お運びのオネバさんに
「粒うにはもう無いんですか?」
「ええ、そうなんですのよ。
 業者さんが辞めてしまってー」
これは残念至極。
菊正との相性も好かったのになァ。

それではと、これまた好物、
葉わさび(550円)をお願い。
山葵の葉と茎のおひたしである。
あれば頼むのわが必注品だ。

大瓶は2本目に突入。
青大豆冷し豆腐(715円)を
追注に及ぶ。
さほど青々しくはないが
大豆の旨さはじゅうぶん。
あしらいのおろし生姜と
刻み茗荷のアクセントが冴え渡る。

菊正(990円)に切り替えた。
当店に冷酒の用意は無く、
常温かお燗の二択。
この暑さじゃ必然的に常温だ。

すぐに1合は底を尽き、お替わり。
何かもう1品つまみが欲しい。
今は昔、ワイン仲間の女性二人と
訪れた際、もりのあとで
親子丼を分け合ったことがあった。
当時から当店の親子は女性に
絶大なる人気を誇っていたのだ。

それを思い出して
親子煮(1430円)を発注。
菊正ともども存分に
楽しんだはいいが
哀れ、J.C.のストマック、
そばを食べる余裕が失われていた。

敬愛する池波正太郎翁は
「酒を飲まぬくらいなら
 蕎麦屋には入らぬ!」
とまで断言された。
翁は手酌酒のあと、
むろんのことに
蕎麦を手繰られたであろう。

蕎麦屋酒における不肖の弟子は
蕎麦屋に入って蕎麦も食わずに
出て来たのでありました。

「神田まつや 本店」
 東京都千代田区神田須田町1-13
 03-3251-1556

2026年8月26日水曜日

第4160話 馬に蹴られ 生に癒され

行きつけそば屋に蹴られた翌日。
ブランデーの調達に湯島へ。
その前の昼食で苦労した。
気に入り店はみな順番待ち。
カレーの老舗「デリー」なんざ
10人以上の行列と来たもんだ。

広小路の交差点そばに以前、
一度だけ利用した居酒屋、
「祭家 夢吉」がある。
ガラス越しに中を覗いて
空席を確かめ、ステップ・イン。

日中はハッピー・アワーにつき、
お飲み得のドライ中ジョッキを。
メニューにサッと目を通し、
霜降り馬刺し(980円+)に
白羽の矢を立てた。

2杯目を楽しんでいると
馬刺しが着卓。
ゲッ! 何だヨ、コレ?
何処が霜降りなんだヨ!
霜降りどころか赤身でもなく、
ずいぶん黒ずんじまって
これじゃ黒身だぜ!
オマケに半解凍のルイベ状態。
馬いワケ、もとい、
旨いワケなど、あるハズもない。

最初の一皿に蹴り飛ばされた思い。
昨日の行きつけといい、
何か最近、悪いことしたかな?
チューブの生姜とニンニクに
不満ながらも助けを借りて
咀嚼&嚥下の繰り返し。
舌が味わういとまとて無し。

厨房の責任者を
呼びつけたくなったが
どうにか思いとどまった。
生だけはいつも通りの旨さで
馬に蹴られた我が身を慰め、
癒してくれる。

ざるそばも半分食べ進んだが
哀れ、向こう正面で
落馬の憂き目を見る。
これなら市販の乾麺を
茹でたほうがよほどマシだ。

前回はそれなりの店と思ったが
ここまでヒドいとはー。
吉と出るのが夢と終る、
「夢吉」だったのだ。

こりゃ、どう考えても
ネバー・カム・バック。
口直しの飲み直しにどこぞへ
行かねばならぬ、
行かねばならんのだァ~!
「大利根無情」の平手造酒を
気取って店をあとにしたのです。

「祭家 夢吉」
 東京都文京区湯島3-40-7
 03-6284-4081

2026年8月25日火曜日

第4159話 行きつけに 蹴られて隣りで 癒されて

お盆明けのことでした。
池之端の行きつけそば屋、
「新ふじ」の引き戸を
引いたのは開店と同時の11時。
いや、ブッタマげやしたネ。
何とすでに満席。
相席の余地すらなかった。

一体どうなってんだ!
こりゃ11時前に開けやがったな。
こんなことは初めてだ。
開店直後でまだ誰にも
そばが出ていない。

しばらく席は空かない。
女将さんに手を合わされたものの、
こちらの心境としては
蹴り飛ばされたも同然。
退店を余儀なくされた。

滑り止めは2軒隣りの「JACK」。
数カ月もご無沙汰している。
同じ11時開店に救われて
いつものように黒ラベル中瓶。

そして当店ナンバー1の折り紙を
J.C.が自信を持って付ける、
めかじきのムニエル。
これをライス半分でお願いした。

直後に入店して来た、
30代男性はオムライス。
そのあとの50代はめかムニ。
そして年代不明のオッサンが
またもやめかムニ。
みんなよく判ってるねェ。
でも、男ばっかりだな。

10分ほどでプレートが調う。
相変わらず立派なめかじきに
レモンスライスが1枚。
生野菜はトマト・きゅうり・
レタス・キャベツ。
マカロニサラダはフジッリだ。

これにライスが付いて730円。
驚き、桃の木、山椒の木である。
この一品は銀座の老舗、
「煉瓦亭」にないが
あったとすれば 3千円は
下らない代物だろう。
J.C.的に当店は東京の洋食店、
ベスト10入り確実です。
費用対効果を鑑みてですがネ。

行きつけに蹴られたものの、
隣店に癒された。
機嫌を直したついでに
不忍池をグルッと一周。
もっとも鳥はドバトの他に
カルガモの番(つがい)が
1組居ただけでした。

「JACK」
 東京都台東区池之端2-8-5
 電話ナシ

2026年8月24日月曜日

第4158話 この半年で だるま3軒

お盆休みで空振った、
田端駅下の「だるま屋食堂」。
お盆明けに舞い戻ると
白い暖簾が出ていた。

カウンター9席に4人掛け2卓。
オバちゃん二人の切盛りである。
だのにビール大瓶の銘柄が
スーパードライ、黒ラベル、
クラシックラガーと
主力3社が揃い踏んでいる。
心ある飲食店は常に
こうでありたい。

ドライを飲みながら
つまみは珍しくも赤ウインナー。
これが300円と来たもんだ。
メニューは壁にしかなく、
見上げれば、みんな安い。
夢グループ専属の保科有里なら
「安い~っ!」
身もだえするに違いない。

ここでふと思い当たった。
今年はあちらこちらで
 ”だるま” のお世話になった。
そのことである。

麦歩とも・N子と行った、
大井町のいわし料理「だるま屋」。
札幌すすきのに本拠を構える、
湯島の「だるま」では
独りジンギスカンを焼いた。

そしてこの「だるま屋食堂」。
半年で3軒の ”だるま” である。
”だるま” なのに手も足も
出てるじゃないかー。

炒め上がったウインナーは
ヤケにしょっぱい。
粗塩振り過ぎだヨ、オバちゃん!
サイドのレタスに助けを借りて
どうにかつまんだ。

周りを見ると人気メニューは
味噌ラーメン、肉野菜炒め、
炒飯がトップ・スリー。
シンプルな通常のラーメンを
食べる客が全然居ない。
ならばいってみようじゃないかー。
例によって麺半分でお願いした。

中太ちぢれ麺がシコシコ。
昔ながらの醤油スープは
けれんが無く化調も薄め。
具は、小さいながらも
厚みのあるチャーシューに
小松菜とわかめのみ。
シナチクの不在が淋しいが
ワンコインだもん仕方ない。

ユニーク極まりないサービスが
客全員に配られる1本のバナナ。
だが少食 J.C.にはちと荷が重い。
突き返すワケにもいかず、
ジーンズの左ポッケに
ねじ込みましたとサ。
次回は炒飯をいきましょう。

「だるま屋食堂」
 東京都北区東田端1-17-20
 03-3800-4178

2026年8月22日土曜日

第4157話 歓びアーカイブ 第34回

本日のアーカイブは
スポーツ・ネタであります。
それもサッカー・野球・ゴルフを
まとめていきました。

2013年6月21日金曜日

第604話 スポーツ漬けの昨日・今日

結果は残念無念なれど
面白いゲームだった。
いえ、コンフェデ杯の
日本VSイタリアですがな。
ザッケローニの言うように
勝利にふさわしいのは
日本だったかもしれない。
だが、そこがサッカーというスポーツ。
柔道みたいに優勢勝ちはないし、
同じ球技でもバスケットのように
押しまくってるほうが
必勝というわけじゃないからネ。

死んだ子の歳を数えても仕方ないけれど、
返すがえすも吉田麻也の判断ミスが痛恨。
あそこはセコくゴールキックを欲しがらず、
CKを与えたくないのなら
タッチラインに蹴り出すのが
手すじ、もとい、足すじ。
自分の身体でオブストラクトしつつ、
ボールがゴールラインを
割るのを待ったものの、
ヤバくなってあわててクリアしたボールが
相手に当たってゴール側に転がっちまった。
ささいなミスが致命傷の典型例を
見せつけられた思いがした。

長谷部が取られたPKは100%誤審だ。
アレを取られたひにゃ、
DFはたまったもんじゃない。
ずいぶん古いことなれど、
シドニー五輪の篠原VSドゥイエ、
あのミスジャッジが脳裏をよぎった。

日本にとってイタリアは
ブラジルより組し易しと踏んではいた。
だが、ここまで健闘するとは!
うれしい誤算以外の何物でもない。
立ち上がりから目を見張る攻撃に
何だ、なんだ、やりゃあ出来るじゃん! 
胸弾み、心わくわく。
首尾よく2点取って欣喜雀躍。
何とかこのまま持ちこたえておくれ。
その祈りとどかず、
やっぱり2-0では折り返せなかった。

後半の出だしはご覧の通り。
昨日、お伝えしたように心が萎えた。
ところが、ところがですヨ、
そこからの頑張りがスゴかった。
萎えた心が再びエレクトしたもんネ。
先日、岡崎には期待できない、
なんて書いちゃって
あれは謝らなきゃいけません、
お見それしやした。

香川・本田のデキもよかった。
マンUの香川は適材適所ながら
本田はチェスカなんかに
居ちゃいけないプレイヤーだ。
イタリア戦のパフォーマンスを観て
リーガ、プレミア、セリエAから
声が掛からないものかねェ。

ハナシ変わって同じ頃に
ヤンキースのイチローが久々の大活躍。
攻守にわたって黒田の7勝目に貢献。
でも何だかイチロー、
老けちゃったなァ・・という印象。
その理由はすぐに判った。
剃りを入れるのやめたんで
眉毛がぶっとくなったんだ。
それで爺さん臭くなったんだ。
いずれにしても松井無きあと、
イチローには頑張ってほしい。

スポネタの最後は日本ゴルフツアー選手権。
案の定、松山英樹と石川遼の実力差が
あからさまになった。
石川の悔しさたるや、
いかばかりかと、気の毒なくらいで
初日の夜は寝つけなかったのではなかろうか。
一緒に回って、かたや-5、こなた+8。
ゴルフって残酷なスポーツなんだネ。
遼クンには悪いが今日からあと3日間。
英樹クンをオッカケるのが楽しみになった。

=本日追記=
W杯優勝国のうち、
イタリアには未勝利の日本。
逃した魚はデカかった。
それと昨2025年は
釜本邦茂、長嶋茂雄、尾崎将司、
各界の三巨頭が
相次いで亡くなった。
単なる偶然とは到底思えません。