2025年7月4日金曜日

第3833話 滅多に食べない中華丼

文京区の白山から千石に抜けるバス通りに
中国料理店「留園」が出来て久しい。
15年くらいになるだろうか?
以前はフレンチだった記憶がある。

ベトナム麺のフォーを食べるため、
池袋東口行きのバスに乗っていた。
バスが「留園」を通り過ぎたところで
ふと気が変わり、次の停留所で下車。

初訪問である。
ビールはキリンラガー中瓶。
ランチメニューはこんな感じ。

A. 豚肉と玉子・キクラゲ炒め
B. レバーとキャベツ炒め
C. 鶏肉の中国塩胡椒かけ
D. 和牛肉と野菜のかきソース炒め

中華丼・麻婆丼・五目炒飯
鮭炒飯・肉糸炒飯・高菜炒飯
  all ミニそば付き

五目焼麺・五目湯麺・麻婆麺・
ワンタン麺・酸辣湯麺・
海老湯麺・海老焼麺

すべて1000~1200円。
Dの和牛にしかかったが
伊勢志摩でずいぶんと
松坂牛を食べたゆえ思いとどまり、
あらためて菜譜を見直した。
ん? 中華丼かァ・・・。
しばらく食べてないなァ。

当ブログも前身の「食べる歓び」から
数えて丸19年、5千話以上を綴ったが
中華丼を書いたことは一度もないハズ。
ごはんを麺に代えた五目焼きそばは
しょっちゅう食べているのに
いったいどうしたことだろう。
よお~し、いってみようじゃないか!

ノビる前に箸をつけた細麺がよかった。
昭和の支那そばみたい。
中華丼も上品な薄味仕上げで具材は
豚肉・海老・イカ・キクラゲ・野菜。
搾菜、杏仁豆腐も水準に達している。

スタッフに訊いてみた。
「昔、東京タワーのそばに『留園』が
 あったけど関係あるのかな?」
「ああ、あれは関係ありません」

港区・芝の御成門交差点に
竜宮城さながらの威容を誇った「留園」。
米・中ハーフの双子デュオ、
リンリン・ランランのCMが
懐かしく思い出されたのでした。

「留園」
 東京都文京区白山5-22-11
 03-5395-6693