ホテルをチェックアウトして
この日も8時半出発。
旅のメイン・イベント、
内宮に直行の巻である。
観光案内人のオジさんに連れられて
参拝の正しい作法を教え込まれ、
御正宮(ごしょうぐう)に手を合わせたら
罰当たりの J.C.はツア・コンのM山サンに
一言告げて、イチ抜けた。
おはらい町通りへまっしぐらだ。
神様を拝むのは皇族の方々にお任せし、
庶民は神より団子である。
界隈の道筋は谷中に似ている。
真っ直ぐ延びるおはらい町通りを
よみせ通りとすれば、
垂直に交わるおかげ横丁は
谷中銀座みたいなものである。
しっかし、このツアーは
昼めしも晩めしも時間が早い。
年寄りが多いせいか10時だってぇのに
もうランチタイムと来たもんだ。
おっと、まだまだ皆さんは
神楽殿だの風日祈宮だの、
ご参拝の真っ最中でありましょう。
おそらく伊勢うどんの一番人気店、
おかげ横丁の「ふくすけ」で
手打ち伊勢うどんをー。
手打ちには冷やしが無く、
この暑いのに温かいのをすする。
うん、前日よりもっちりしていいかも?
けどネ、よく冷えたドライの美味さに
到底かなうものでありません。
滞空15分で近くの「横丁いかだ荘」へ。
これは出立の前に調べてあった。
愛してやまない的矢かきの専門店である。
ところが的矢の真がきは5月で終了。
今は同じ的矢でも岩がきのみの提供。
かき好きの J.C.だが岩がきは嫌い。
しかし製法を変えることで
一年中食べられる真がきがあった。
伊勢志摩プレミアムオイスターといい、
小粒ながら殻がとても深い、
ぷっくり太った極上のオイスターだ。
レモンを搾っていただき、瞠目。
的矢湾のものにまったく劣らない。
世界最高峰の一つに数えてよい。
J.C.には三重の海で育ったかきが一番。
3個食べ、お替わりと思ったものの、
鮨のつけ台に案内されたため、
目の前のつけ場には鮨職人。
「せっかくだから、にぎりいただきます。
だけど今、伊勢うどん食べちゃって」
「ハハハ、お少しでもどうぞ」
種ケースには平目・真鯛・いさき・
しまあじと、白身だけでも4種。
ひと目で質の良さが判る。
平目としまあじで始め、
車海老を追加し、お勘定は4240円。
ビールは1本だけだが安い!
オイスターは1個500円だった、安い!
金剛證寺、朝熊山展望台と廻り、
一路、豊橋に戻って新幹線。
お疲れさまでございました。
「ふくすけ」
三重県伊勢市宇治中之切町52
0596-23-8807
「横丁いかだ荘」
三重県伊勢市宇治中之切町47
0596-23-8829