日本の若い世代には理解しにくいと思われるが
原節子は日本映画史上最大の”女星”である。
彼女を追悼して山田洋次かく語りき。
原節子さんが亡くなったなどという知らせを聞きたくありません。
原さんは美しいままに永遠に生きている人です。
半分は神様と思って手を合わせます。
大したもんだよ、蛙のナントカ。
見上げたもんだよ、屋根屋のナントカ。
さすがに山田監督、
これ以上ない名コメントを捧げたものである。
おそれいりました。
今現在、生存及び活躍している女優で
日本のナンバーワンは誰だろう。
人気と実績を加味して選べば、
吉永小百合であることに異論はあるまい。
でもねェ、彼女が主演した映画の興行成績は
思ったほどよくないんですわ。
それがネックでおそらく、
小百合が節子を超える日はこないんじゃないかと考える。
ここで恒例の原節子マイ・ベスト・ファイヴ。
ただし、戦前公開された作品は半数も観ていないから
ベスト・ファイヴなどとはいい難く、
ザ・モースト・フェイヴァリット・ファイヴとでもしておこうか。
① 東京暮色・・・(小津安二郎)
② 晩春・・・(小津安二郎)
③ 安城家の舞踏会・・・( 吉村公三郎)
④ 東京物語・・・(小津安二郎)
⑤ めし・・・(成瀬巳喜男 )
次点:忠臣蔵 花の巻・雪の巻・・・(稲垣浩)
一般的には「東京物語」が小津の、
そして原のベストと評されるのかもしれない。
その評価に反論するつもりなど毛頭なく、
ただ、ただ「東京暮色」が好きなのだ。
小津の作品としては終始、
陰鬱な空気が立ち込めて酷評する人もいるくらい。
でもネ、笠戸衆はもとより、
有馬稲子・山田五十鈴・中村伸郎・高橋貞二・藤原釜足、
脇で支える役者がいずれも達者で非の打ちどころがない。
加えて駅・雀荘・支那そば屋、揃いも揃って舞台がまことにけっこう。
むしろ脇役陣に主役の原節子が食われた感もあるけれど、
スティル・マイ・モースト・フェイヴァリット。
年に一度はこの映画を観て永遠の女神を偲びたい。
原節子は日本映画史上最大の”女星”である。
彼女を追悼して山田洋次かく語りき。
原節子さんが亡くなったなどという知らせを聞きたくありません。
原さんは美しいままに永遠に生きている人です。
半分は神様と思って手を合わせます。
大したもんだよ、蛙のナントカ。
見上げたもんだよ、屋根屋のナントカ。
さすがに山田監督、
これ以上ない名コメントを捧げたものである。
おそれいりました。
今現在、生存及び活躍している女優で
日本のナンバーワンは誰だろう。
人気と実績を加味して選べば、
吉永小百合であることに異論はあるまい。
でもねェ、彼女が主演した映画の興行成績は
思ったほどよくないんですわ。
それがネックでおそらく、
小百合が節子を超える日はこないんじゃないかと考える。
ここで恒例の原節子マイ・ベスト・ファイヴ。
ただし、戦前公開された作品は半数も観ていないから
ベスト・ファイヴなどとはいい難く、
ザ・モースト・フェイヴァリット・ファイヴとでもしておこうか。
① 東京暮色・・・(小津安二郎)
② 晩春・・・(小津安二郎)
③ 安城家の舞踏会・・・( 吉村公三郎)
④ 東京物語・・・(小津安二郎)
⑤ めし・・・(成瀬巳喜男 )
次点:忠臣蔵 花の巻・雪の巻・・・(稲垣浩)
一般的には「東京物語」が小津の、
そして原のベストと評されるのかもしれない。
その評価に反論するつもりなど毛頭なく、
ただ、ただ「東京暮色」が好きなのだ。
小津の作品としては終始、
陰鬱な空気が立ち込めて酷評する人もいるくらい。
でもネ、笠戸衆はもとより、
有馬稲子・山田五十鈴・中村伸郎・高橋貞二・藤原釜足、
脇で支える役者がいずれも達者で非の打ちどころがない。
加えて駅・雀荘・支那そば屋、揃いも揃って舞台がまことにけっこう。
むしろ脇役陣に主役の原節子が食われた感もあるけれど、
スティル・マイ・モースト・フェイヴァリット。
年に一度はこの映画を観て永遠の女神を偲びたい。