埼玉県・草加市の千本松原を歩む。
並木道はほとんど遊歩道といってよい。
歩道にに架かる二つの太鼓橋は百年橋と矢立橋。
ともに江戸の昔からあったわけではなく、
たかだか四半世紀前に架橋されたものだ。
松並木の美しさに後押しされ、かなりの距離を歩いた。
草加・松原団地間の一往復に加え、
あっちフラフラ、こっちブラブラで2時間余り。
なのにちっとも疲れない。
これこそが”知らない町歩き”のダイゴ味だからだ。
時刻は14時半、にわかに空腹を感じ、
遅ればせながらのランチをとることとする。
駅前はともかくも旧市街に食事処は少ない。
ただ1軒のみ、目星をつけておいた店があった。
日本そば屋の「大村庵」である。
霞ヶ浦のほとり、土浦に出掛けたときもそうだったが
こういった土地柄に接すると、つい日本そば屋に入ってしまう。
午後に中休みを設けない店が多いため、
使い勝手のよさが大きな要因になっている。
ところが最近はちゃんと休憩をとる店が増えた。
かといって遅くまで営業するでもなく、そば屋の夜は浅い。
15時近くなのに「大村庵」の暖簾は仕舞われてなかった。
ここでも先客は皆無。
よくこれで商売が成り立つものよと余計な心配が先立つ。
まっ、時間が時間だから当然といえば当然か―。
ザッと品書きをながめて別段惹かれるものはない。
凍える真冬を除いて温かいそばまず食べないので
選択肢は”冷た系”に限られる。
結局は薬局、土浦の「吾妻庵本店」に続いて
頼んだのは天もりだった。
われながらまったく芸というものがない。
だけどネ、もりそばじゃ寂しいし、
冷やしたぬきやきつねは好みではない。
とろろにも食指が動かない。
やはり天ぷらがビールの友になってくれる、
天もりに落ち着いちゃうのだ。
天もりが整った。
そばは天盛りの下に潜んでいた。
土浦の「吾妻庵総本店」における、
海老天&かき揚げ合体版といい、
地方都市の天もりは意外な姿で現れるネ、ジッサイ。
=つづく=
並木道はほとんど遊歩道といってよい。
歩道にに架かる二つの太鼓橋は百年橋と矢立橋。
ともに江戸の昔からあったわけではなく、
たかだか四半世紀前に架橋されたものだ。
松並木の美しさに後押しされ、かなりの距離を歩いた。
草加・松原団地間の一往復に加え、
あっちフラフラ、こっちブラブラで2時間余り。
なのにちっとも疲れない。
これこそが”知らない町歩き”のダイゴ味だからだ。
時刻は14時半、にわかに空腹を感じ、
遅ればせながらのランチをとることとする。
駅前はともかくも旧市街に食事処は少ない。
ただ1軒のみ、目星をつけておいた店があった。
日本そば屋の「大村庵」である。
霞ヶ浦のほとり、土浦に出掛けたときもそうだったが
こういった土地柄に接すると、つい日本そば屋に入ってしまう。
午後に中休みを設けない店が多いため、
使い勝手のよさが大きな要因になっている。
ところが最近はちゃんと休憩をとる店が増えた。
かといって遅くまで営業するでもなく、そば屋の夜は浅い。
15時近くなのに「大村庵」の暖簾は仕舞われてなかった。
ここでも先客は皆無。
よくこれで商売が成り立つものよと余計な心配が先立つ。
まっ、時間が時間だから当然といえば当然か―。
ザッと品書きをながめて別段惹かれるものはない。
凍える真冬を除いて温かいそばまず食べないので
選択肢は”冷た系”に限られる。
結局は薬局、土浦の「吾妻庵本店」に続いて
頼んだのは天もりだった。
われながらまったく芸というものがない。
だけどネ、もりそばじゃ寂しいし、
冷やしたぬきやきつねは好みではない。
とろろにも食指が動かない。
やはり天ぷらがビールの友になってくれる、
天もりに落ち着いちゃうのだ。
天もりが整った。
アレ、そばは何処に?
写真では判りにくいが器が二段重になっており、そばは天盛りの下に潜んでいた。
土浦の「吾妻庵総本店」における、
海老天&かき揚げ合体版といい、
地方都市の天もりは意外な姿で現れるネ、ジッサイ。
=つづく=