中野北口にあるショッピングモールのブロードウェイ。
その2階の「住友」にいる。
イカゲソのサッと煮でビールを飲み終えた。
穴子の天ぷらをお願いしておいて日本酒を選ぶ。
おやっ、世にも珍しい京正宗があるじゃないか!
未飲の銘柄ながら
以前、何かで新撰組が愛好した酒だと読んだ。
これは新撰な、じゃなかった、新鮮な出会いである。
歓びに満ちて
「すみません、『京正宗』ありますか?」
若女将即答して
「ありません」
ガ~ン!
フォローした若旦那曰く、
「蔵元がつぶれちゃったもんですから・・・」
それじゃ仕方ないやネ。
でもなァ。
旦那いない、女将いない、甘海老ない、京正宗ない。
ナイナイづくしでありました。
ナインティナインじゃないんだからさァ、まったく!
そうして所望したのは高清水の常温。
秋田の酒である。
あちこちで見かける銘柄だからメガ酒造なのだろう。
普段は菊正宗の樽酒を飲むことが多いから
ちょいとばかりサラリとし過ぎているキライがあった。
熱い穴子は天つゆでいただいた。
これは一本揚げで430円。
海老やキスに使うことはまずないが
穴子には天つゆが一番合うように思う。
それか大根おろしに生醤油がよい。
うむ、これはまぎれもない真穴子だネ。
ホックリと上々ながら
この店の天ぷらはコロモに花を咲かせないタイプ。
どちらかといえば、天丼向きなのだ。
お次はメゴチをお願い。
江戸前天ぷらに必須の小魚類は一律390円だ。
品書きには
メゴチ―2~3匹
ハゼ―2匹
アジ―2つ
イワシ―2つ
とあった。
=つづく=
その2階の「住友」にいる。
イカゲソのサッと煮でビールを飲み終えた。
穴子の天ぷらをお願いしておいて日本酒を選ぶ。
おやっ、世にも珍しい京正宗があるじゃないか!
未飲の銘柄ながら
以前、何かで新撰組が愛好した酒だと読んだ。
これは新撰な、じゃなかった、新鮮な出会いである。
歓びに満ちて
「すみません、『京正宗』ありますか?」
若女将即答して
「ありません」
ガ~ン!
フォローした若旦那曰く、
「蔵元がつぶれちゃったもんですから・・・」
それじゃ仕方ないやネ。
でもなァ。
旦那いない、女将いない、甘海老ない、京正宗ない。
ナイナイづくしでありました。
ナインティナインじゃないんだからさァ、まったく!
そうして所望したのは高清水の常温。
秋田の酒である。
あちこちで見かける銘柄だからメガ酒造なのだろう。
普段は菊正宗の樽酒を飲むことが多いから
ちょいとばかりサラリとし過ぎているキライがあった。
熱い穴子は天つゆでいただいた。
これは一本揚げで430円。
海老やキスに使うことはまずないが
穴子には天つゆが一番合うように思う。
それか大根おろしに生醤油がよい。
うむ、これはまぎれもない真穴子だネ。
ホックリと上々ながら
この店の天ぷらはコロモに花を咲かせないタイプ。
どちらかといえば、天丼向きなのだ。
お次はメゴチをお願い。
江戸前天ぷらに必須の小魚類は一律390円だ。
品書きには
メゴチ―2~3匹
ハゼ―2匹
アジ―2つ
イワシ―2つ
とあった。
=つづく=