例の美女軍団と納涼晩餐会を催すことに―。
今回の舞台はモルドバ料理店である。
モルドバってなあ~に?
モルドバってど~こ?
そんな御仁も少なくなかろう。
ルーマニアとウクライナに四方を囲まれた小共和国は
まるでまんじゅうのアンコみたいな存在。
旧ソビエト連邦の一員だったが1991年に独立した。
民族的にはルーマニア人に近いというより、ほぼ同一。
ルーマニア語とロシア語が公用語で
首都はキシナウ(キシニョフ)である。
てなこって、やって来たのはコチカメタウン・亀有。
ここに都内、いや、日本唯一(?)のモルドバ料理店、
「NOROC(ノーロック)」があった。
ビルの外階段を2階に上がると、
いかにも居酒屋を居抜いた感じの光景が拡がる。
意外に大箱で家賃もそこそこするだろうから
売上もそこそこないと経営が成り立たない。
余計な心配が店の第一印象であった。
ビールで乾杯のあとは
ワイン大国・モルドバ産の白・赤を―
白はフェテアスカ・レガーラ’16年。
赤がフェテアスカ・ネアグラ’14年。
ともに生産者はシャトー・ヴァルテリー。
値付けはそれぞれ4000円ほどである。
飲み口軽めながら熟成感はあって
ほのかな余韻を残してゆく。
ただし、どちらも自己主張は控えめだから
料理を主役の座から引きずり下ろすようなマネはしない。
アミューズは2枚の小皿。
ハム入りポテトサラダはディル風味、
ソーセージ入りコールスローはガーリック風味だ。
モルドバ人マダムの手造りは素朴に美味しい。
黒パンと一緒にニシンのマリネ、
挽き肉と玉ねぎを詰めたブリヌィ、
チーズ入りのモルドバ風ラヴィオリはコルッツナッシュ、
仔豚のスペアリブはリョブラ。
そんなこんなを次から次へといただいた。
=つづく=
今回の舞台はモルドバ料理店である。
モルドバってなあ~に?
モルドバってど~こ?
そんな御仁も少なくなかろう。
ルーマニアとウクライナに四方を囲まれた小共和国は
まるでまんじゅうのアンコみたいな存在。
旧ソビエト連邦の一員だったが1991年に独立した。
民族的にはルーマニア人に近いというより、ほぼ同一。
ルーマニア語とロシア語が公用語で
首都はキシナウ(キシニョフ)である。
てなこって、やって来たのはコチカメタウン・亀有。
ここに都内、いや、日本唯一(?)のモルドバ料理店、
「NOROC(ノーロック)」があった。
ビルの外階段を2階に上がると、
いかにも居酒屋を居抜いた感じの光景が拡がる。
意外に大箱で家賃もそこそこするだろうから
売上もそこそこないと経営が成り立たない。
余計な心配が店の第一印象であった。
ビールで乾杯のあとは
ワイン大国・モルドバ産の白・赤を―
白はフェテアスカ・レガーラ’16年。
赤がフェテアスカ・ネアグラ’14年。
ともに生産者はシャトー・ヴァルテリー。
値付けはそれぞれ4000円ほどである。
飲み口軽めながら熟成感はあって
ほのかな余韻を残してゆく。
ただし、どちらも自己主張は控えめだから
料理を主役の座から引きずり下ろすようなマネはしない。
アミューズは2枚の小皿。
ハム入りポテトサラダはディル風味、
ソーセージ入りコールスローはガーリック風味だ。
モルドバ人マダムの手造りは素朴に美味しい。
黒パンと一緒にニシンのマリネ、
挽き肉と玉ねぎを詰めたブリヌィ、
チーズ入りのモルドバ風ラヴィオリはコルッツナッシュ、
仔豚のスペアリブはリョブラ。
そんなこんなを次から次へといただいた。
いずれも塩と油が抑え気味、アッサリとした味わいだ。 仔豚ですらそうだから 重いワインでは料理の個性を打ち消してしまう。 日本の郷土料理に地酒が合うように モルドバ料理にはモルドバワインであろうヨ。 | |