2025年5月5日月曜日

第3789話 「芭蕉」のたぬきは 古だぬき

江東区・森下の「芭蕉そば」。
初回に味をしめて何度も利用している。
朝5時過ぎの開店だがいつも13時に現れ、
閉店の14時前にはおいとまする。
行けば缶ビールを3缶やっつける。
先日なんか2缶飲んだら在庫が切れた。

直近はポカポカの午後。
プシュッとやって、たぬきそばをお願い。
当店のは同じたぬきでも古だぬき。
何のこっちゃい? となりますわな。

通常は揚げ玉がプカプカ浮くが
此処のは春菊・にんじん・玉ねぎなど、
野菜天やかき揚げを細かく砕いて使用。
各種野菜がフルに使われるので
フルだぬきなんざんす。

単なる揚げ玉より断然美味い。
その日もオヤジさんとの会話を楽しみ、
3缶飲んで、じゃ、またネ。

清洲橋を渡ると西詰にパネルあり。
紹介してみよう。

土木學會選奨土木遺産 2000年
帝都を飾るツイン・ゲイト(清洲橋)

「復興は橋より」、これが関東大震災
後の復興事業の合い言葉でした。帝都
を代表する隅田川の入口にあたる第一、
第二橋梁は、筋骨隆々とした男性的な
イメージ(永代橋)と優美な下垂曲線
を描く女性的なイメージ(清洲橋)で
演出されました。
 これに加えて土木学会では、次のよ
うな理由から永代橋と清洲橋をワンセ
ットにして、第一回選奨土木遺産に選
定しました。

・二つの橋は、近代橋梁技術の
 粋をあつめてつくられた震災
 復興橋梁群の中心的存在である。
・清洲橋は、美しさを追求した特
 殊な吊橋である。

なるほどねェ、納得いたしました。

隅田川右岸の清洲橋西詰は中洲という。
正しくは日本橋中洲。
日本橋をアタマに冠する地番で
そのあとに ”町” が付かないのは
此処だけである。

古くは永井荷風が通った中洲病院が
あったけれど、今は跡形もない。
さして高くもないマンションが建ち並び、
店舗は「まいばすけっと」が
一つ寂しく在るのみだ。

NY赴任時代、出入国の際にお世話になった、
東京シティ・エアターミナル(TCAT)を
久しぶりに訪れる。
同時多発テロ以降はセキュリティの関係で
チェックインが出来なくなってしまった。
その代わり、飲食店がヤケに増えている。

往時は常宿にしていた、
隣接するロイヤルパーク・ホテルへ。
NYに戻るときはまずフロントに電話。
荷物を積んだワゴンをベルボーイが
TCATのカウンターまで運んでくれる。

よってホテルのルームで荷造りしたら
その荷物を受け取るのは
JFK 空港のターンテーブル。
あの便利さは何物にも代え難く、
宿泊はロイヤルパーク一択に
なったのでした。

「芭蕉そば」
 東京都江東区常磐1-15-4
 03-3634-0679