大阪をあとにして
京都を素通りし、
やって来たのは
滋賀県の県庁所在地。
琵琶湖畔の大津である。
6年前に散策したがそのときは
酒も飲まず、飯も食わず、
近江八幡へ移動したのだった。
此度は此処で昼めしの予定。
さっそく歩き始めた。
駅前商店街で出逢ったのは
「大津屋」なる湖魚専門店。
鮮魚を扱うのではなく、
店頭に小魚たちの佃煮が満載。
スゴいなァ、あとで買って帰ろう。
東から順に丸屋町・菱屋町・長等と
3つの商店街が1本につながる、
アーケードの総称はナカマチ商店街。
そこで見つけたのが
コーヒールーム「尊(たかし)」だ。
コーヒーを飲まない J.C.が
惹かれたのにはワケがある。
近江牛と近江米のカレーライス
近江の国に来ていながら
どうして看過出来よう。
ビールが無いのには目をつむり、
発注に及んだ。
ライスにざばっとカレーが掛かり、
見た目は素人くさいが味は好い。
近江牛の赤身が5片散在していた。
食後にコーヒーが付いて
800円の格安価格にも最敬礼である。
ビール抜きの昼めしは
何年ぶりだろう。
ちょいと記憶に無い。
麻雀のプレイ中など
昼めし抜きはしょっちゅうだが
ビヤレス・ランチは
特筆に値するほどの椿事なのだ。
比叡山を遠望しつつ、湖畔を歩む。
およそ450年前、あの山のあの寺で
この国の歴史上、最大にして
最悪のジェノサイドが
断行されたことなど
幻だったかの如くに
山は穏やかな表情を泛べていた。
大津の街をぐるぐる巡り、
そろそろ今宵の目的地に
移動するとしよう。
おっと、その前に「大津屋」だ。
本モロコ・イサザ・ハス・ゴリ。
4種の湖魚(こぎょ)の佃煮を
嬉々として購入する。
それぞれ小さなパック入りだから
量は少ないものの、一律150円。
計600円には心底驚かされた。
急ぎ、駅に戻って
近江塩津行きの列車に乗り込む。
今夜は長浜泊まりです。
「コーヒールーム 尊(たかし)」
滋賀県大津市中央1-2-28
077-522-4188
「大津屋」
滋賀県大津市末広町2-8
077-524-5550