2011年12月1日木曜日

第196話 2011年 関原の飲み会

埼玉のお茶屋さん、H.O.クンの提案で
足立区・関原地区を飲み歩くこととなった。
1600年 関が原の戦いならぬ、
2011年 関原の飲み会である。
早いものであれから411年かァ・・・
いや、観戦したわけじゃないけどネ。
それにしても、連日、飲んだくれてばかりで恐縮です。

メンバーはほかに高校の同期生、
K石とO田切(これじゃ実名同然だな!)の総勢4人。
東武伊勢崎線・西新井駅での待合わせを
例によってJ.C.は一足先に現地入りした。

駅から歩き始め、ヤケに即物的な町だなというのが第一感。
マンションもスーパーもとにかくメガサイズで
警察署なんかスコットランドヤードかロス市警なみだ。
さぞや署員も大量に詰めているこったろうから
近所の住民がバカスカ犯罪を犯さないと
連中、ヒマでヒマでしょうがねェだろうヨ。
なんだか先週亡くなった家元みたいな調子になってきちゃった。

10分少々で関原地区に到着。
関原イーストロード、関三通り、関原銀座会、
さして広くもないエリアに名前の違う商店街がひしめいている。
中でも眼鏡・指輪の「明巧堂」なる古い時計店が印象的だ。

みんなと落ち合った最初の店は立ち飲みの「酒屋バル nibu」。
明るい農村、もとい、明るい時間の「松屋酒店」が
夜はバルに変身するスタイルで、nibuは二部のこと。
言わば、ジキル博士とハイド氏みたいなもんですな。

まずはサッポロの生小を2杯。
そして藤本つよしサンという人の作った赤ワインを1杯。
つまみはまぐろ心臓の乾きモノに自家製ベーコンとキッシュだ。
小じゃれたもんが揃っているのが下町の角打ちと異なるところ。
関原地区に迷い込んだら、つぶしておきたい1軒であろう。

2軒目はH.O.が何度か訪れたという、お好み焼きの「若松」。
番地からもお判りのように「nibu」の並びにある。
店内は隣りの卓との間に個室風の仕切りがあって
互いののプライバシーを守っている。

ここではアサヒの生中を2杯。
食べものはタイトルロールの若松焼きに鳥モツ入りもんじゃ。
特筆すべき点は見当たらなくとも
もんじゃタウン月島の平均値よりは上であろうか。

3軒目はJ.C.が目星をつけておいた「和楽」。
実は1時間も早めに出動したのにはワケがあった。
当夜はサッカー日本代表の親善試合、対ベトナム戦があり、
あらかじめTVを置いてる店を物色していた。
小上がりに画面を正面から見据える恰好の卓を見つけ、
予約こそしなかったものの、心のうちで白羽の矢を立てていた。

店先の品書きも
 馬刺し 1000円  海老フライ 600円 
 ぶり照焼・銀だら煮つけ・煮込みハンバーグ 各500円
 もつ煮込み 450円

と、お手ごろ価格。

アサヒの大瓶を1本弱、富久娘樽酒を1合強飲んだ。
馬刺しの旨さは覚えちゃいるが、あとの料理は忘却の彼方。
いや、サッカーに夢中でほとんど食べちゃいないのである。
肝心の日本代表といえば、ショボいことはなはだしく、
このチームに3-4-3はまったくフィットしませんネ。

「酒屋バル nibu」
 東京都足立区関原3-28-11
 03-3886-2270

「若松」
 東京都足立区関原3-28-12
 03-3889-4784

「和楽」
 東京都足立区関原3-6-7
 03-3889-8840