2014年7月15日火曜日

第881話 言葉がとても見つからないわ (その1)

しばらくどころか
長いことお待たせして申し訳ありませんでした。
お詫びいたします。
どうぞ、お気を取り直していただいてご覧ください。

 ♪  やって来ました 倦怠期
   不貞くされ 女房は家出して
   スイジ センタク ゴハンタキ
   新婚当時を 思い出す ソラ ♪
       (作詞:なかにし礼)

W杯ブラジル大会も閉幕。
おおかたの予想通り、覇者はドイツであった。
期間中、多くの方から
「得意のサッカー・ネタをなぜやらぬ?」―
しきりに読者の声は届いていたが
ふてくされJ.C.はかたくなに沈黙を守っていた。

実際は沈黙を守ったのではなく、
日本代表のあまりの不甲斐なさに言葉を失っていたのだ。

 ♪ 見覚えのある レインコート
  黄昏の駅で 胸が震えた
  はやい足どり まぎれもなく
  昔愛してた あの人なのね

  懐かしさの一歩手前で
  こみあげる 苦い思い出に
  言葉がとても見つからないわ

  あなたがいなくても こうして
  元気で暮らしていることを
  さり気なく 告げたかったのに・・・ ♪

      (作詞:竹内まりあ)

そう、”言葉がとても見つからないわ”症候群に陥っていた。
この4年というものザック・ジャパンはいったい何をしてきたんだ。
失われた4年間は日本サッカー史に
末長く汚点を残すことになるだろう。

とにかく日本がプレイした3試合は退屈至極。
勝ち負けを忘れてもヒドくつまらなかった。
日本人だからこそ、何とか観ていられたけれど、
思い入れなどない外国人にとって
日本のゲームは苦痛以外の何ものでもなかったろう。

決勝戦の前夜、
アメリカ西海岸在住の雀友・ホケンから来信あり。
野球とゴルフにかけては一家言持つ奇人が
サッカーについて物申してきたのだ。

そのやりとりを紹介してみよう。
と、ここまできたところで
また明日ということになりました。

=つづく=