2019年2月7日木曜日

第2063話 軽食&喫茶で白レバー? (その2)

ビール&かつ煮からひと月後。
またまた「花家」の店先を通りすがった。
何気なしに店頭のサンプルケースに目をやると、
小さなボードが立て掛けられており、

”白レバーのニラレバ定食 ¥880 数量限定”

とあった。

ハアッ? 白レバーとな。
まっことかいな。
ときどき焼き鳥屋で見かけるけれど、
鶏の稀少な脂肝のことでっせ。

ずいぶん以前のことだが
名古屋だったか、大阪だったか、
デパ地下の精肉コーナーに
血肝(ちぎも)と脂肝(あぶらぎも)が
分かれて売られていた。
関東ではまず見ない光景に少なからず衝撃を受けた。

ということは「花家」のニラレバは鶏レバーを使ってたんだ。
これはやすやすと看過できやせんぜ。
此度はまだ13時ということもあって
本日のランチはこれで行こう!
すみやかに決断した次第なり。

ひと月前と同じオバちゃんがお冷やを手にやって来た。
「白レバー、まだありますか?」
「ええっ、ええ、、ニラレバ定食ですネ」
心なしか、とまどうような物言いに
ちょいと引っ掛かりを覚えたものの、
「ごはん半分でお願いします」
そのままオーダーを通した自分がいた。

胸のうちで、実は白レバーは売切れて
もうないんじゃないだろうか?
数量限定と明記されてるしなァ・・・。
わだかまっても仕方がないので中瓶を飲みながら待つ。
またしてもサヤの硬い枝豆をつまみながらネ。

卓上の品書きをあらためて手に取ると、
餃子はやはり主力メニューであった。

日暮里餃子定食 ¥830
女子栄養大学短期大学部 共同開発
あらかわ満点メニュー

とあったが、写真は単なるフツーの定食で
餃子ライスにサラダと清湯が付くだけだ。
せっかく女子短大生に一肌脱いでもらったんなら
せめて片方の乳房くらい、もとい、
もう一ひねりほしいところではある。
わざわざ短大に入って、餃子の研究開発もないもんだ。

=つづく=