2026年5月8日金曜日

第4065話 米原は 何も無い町 寂れ町

6泊7日の旅も今日が最終日。
ところが朝から雨がしとしと。
昨夏の九州旅行以来、
旅は10回を数えるが
雨にたたられたのは初めてだ。

ホテルの傘を借り、
長浜城下の琵琶湖畔へ。
雨に煙って西岸は見えない。
岸辺にまたもやオオバンの群れ。
数えたら30羽も泳いでいた。
西日本でこの鳥は留鳥なの鴨?
もとい、かも?

1時間に1本しかない列車で
交通の要衝、米原に移動する。
狙いの鮨屋に予約を入れたら
混雑のため1時間待ちとの応答。
何だか説明もしどろもどろ。
ええい面倒だ、行っちまえ!
まさか、追い返されはしまい。

ところが・・追い返されました。
店を出ると入れ違いに
40人の団体様到着。
こりゃ仕方なかんべサ。

雨の日の町歩きほど
鬱陶しいものはない。
しかも食い物屋がまったく無い。
あるのは東横イン1軒のみ。
大きな駅弁屋のビルがあり、
弁当でガマンと立ち寄ったら
潰れたのか管理物件の貼り紙。

その隣りのスーパーにて
長浜名物・焼き鯖そうめんと
昨夜飲んで気に入った七本鎗、
石田三成なる銘柄を2本購入。

寂れ果てて何も無い町。
長居は無用とばかりに新幹線。
これがほぼ満席と来たもんだ。
隣りに妙齢のご婦人に座られ、
匂いの出る焼き鯖ははばかられる。
結局は薬局、車内では
”鎗” 1本のお世話になっただけ。

帰宅後、残った ”鎗" に
小魚佃煮と焼き鯖そうめんで
食べ損ねた遅い昼めし。
そこへ蕎歩とも・Mきより電話あり。

「お帰りなさいっ! 何してんの?」
「焼き鯖そうめん食ってんだヨ」
「エエ~ッ? 焼き鯖そうめん?」
「何だ! 知ってんのか?」
「だって今朝、NHKの『あさイチ』で
 紹介してたよぉ!」
「ふ~ん、そりゃまた偶然だな」

でもネ、長浜市民にゃ申し訳ないけど、
焼き鯖そうめんは口に合わなかった。
その代わり、イサザとゴリと
本モロコの佃煮はサイのコー!
”鎗” にもピタリと寄り添った。

大津の「大津屋」、長浜の「成駒家」。
おかげで琵琶湖の湖魚の美味に
遅ればせながら目覚めた次第です。