日本の国花は桜と菊。
ただし、日本国政府が国花として制定したものではない。
国民にもっとも親しまれ、愛されている桜。
皇室の紋章、国家の象徴になっている菊。
この両花が法定化とは関係なく、
事実上の国花として広く認知されているわけだ。
諸外国も似たようなもので
正式な国花を定めている国もあれば、
事実上の国花すらない国もある。
今、世界の国花リストを眺めながら
この稿を認(したた)めているのだが、なかなかに面白い。
ちょいと実例を挙げてみようか。
アジア諸国で意外な人気を誇るのが蓮である。
お釈迦様が乗っかっちゃうくらいだからインドは判る。
ほかにはスリランカとベトナムの国花も蓮。
あとはバングラディッシュが蓮そっくりの睡蓮で
はては北朝鮮の木蓮ときたもんだ。
もっとも木蓮は蓮とは関係ない。
そもそも蘭の花に似ているので木蘭と呼ばれていたのが
蓮のほうがもっと似てるってんで木蓮になったのだそうだ。
ふ~ん、そんなものかネ。
蘭のほうがよっぽど似ていると思うんだけどな。
よく話題に上るが蓮と睡蓮はどこが違うのだろう。
周知の通りに花はそっくり。
違いは茎と葉にある。
蓮の茎は水面を貫いて伸びてゆくが
睡蓮は水面に出たらそこからは伸びない。
睡蓮の花が水に浮かんでいるように見えるのはそのためだ。
まっ、中には例外もあるけれど・・・。
そして蓮の葉は緑色の円形で水をよく弾く。
睡蓮の葉は赤茶けたり、まだらになることがあり、
水を弾かず、葉に細い鋭角の切れ込みがある。
植物学じゃなく国花のハナシであった。
アジアの外に目を転ずると、
国のイメージにピッタリの国花がいくつか存在する。
イギリス(ただしイングランドのみ)のバラ、
スイスとオーストリアのエーデルワイス、
オランダのチューリップ、スペインのカーネーションなどなど。
まあ、何だかんだ言っても日本の桜に勝る国花はあるまいて。
昨日の日曜日の昼下がり、墨堤を歩いた。
開業を間近に控えたスカイツリー効果で人出は急増だ。
いざ開業したらどういうことになっちゃうのかなァ。
まさか隅田川の花火みたいなことはなさそうだが・・・。
隅田川両岸の桜はいまだ五厘咲きといったところ。
それも陽当たりのよい右岸に限って―。
一昨日、吹き荒れる春の嵐の中で東京の開花が宣言された。
このぶんだと今週末は絶好の花見日和になろう。
夜桜ならば金曜と土曜、青空の下なら土曜と日曜であろうよ。
ただし、日本国政府が国花として制定したものではない。
国民にもっとも親しまれ、愛されている桜。
皇室の紋章、国家の象徴になっている菊。
この両花が法定化とは関係なく、
事実上の国花として広く認知されているわけだ。
諸外国も似たようなもので
正式な国花を定めている国もあれば、
事実上の国花すらない国もある。
今、世界の国花リストを眺めながら
この稿を認(したた)めているのだが、なかなかに面白い。
ちょいと実例を挙げてみようか。
アジア諸国で意外な人気を誇るのが蓮である。
お釈迦様が乗っかっちゃうくらいだからインドは判る。
ほかにはスリランカとベトナムの国花も蓮。
あとはバングラディッシュが蓮そっくりの睡蓮で
はては北朝鮮の木蓮ときたもんだ。
もっとも木蓮は蓮とは関係ない。
そもそも蘭の花に似ているので木蘭と呼ばれていたのが
蓮のほうがもっと似てるってんで木蓮になったのだそうだ。
ふ~ん、そんなものかネ。
蘭のほうがよっぽど似ていると思うんだけどな。
よく話題に上るが蓮と睡蓮はどこが違うのだろう。
周知の通りに花はそっくり。
違いは茎と葉にある。
蓮の茎は水面を貫いて伸びてゆくが
睡蓮は水面に出たらそこからは伸びない。
睡蓮の花が水に浮かんでいるように見えるのはそのためだ。
まっ、中には例外もあるけれど・・・。
そして蓮の葉は緑色の円形で水をよく弾く。
睡蓮の葉は赤茶けたり、まだらになることがあり、
水を弾かず、葉に細い鋭角の切れ込みがある。
植物学じゃなく国花のハナシであった。
アジアの外に目を転ずると、
国のイメージにピッタリの国花がいくつか存在する。
イギリス(ただしイングランドのみ)のバラ、
スイスとオーストリアのエーデルワイス、
オランダのチューリップ、スペインのカーネーションなどなど。
まあ、何だかんだ言っても日本の桜に勝る国花はあるまいて。
昨日の日曜日の昼下がり、墨堤を歩いた。
開業を間近に控えたスカイツリー効果で人出は急増だ。
いざ開業したらどういうことになっちゃうのかなァ。
まさか隅田川の花火みたいなことはなさそうだが・・・。
隅田川両岸の桜はいまだ五厘咲きといったところ。
それも陽当たりのよい右岸に限って―。
一昨日、吹き荒れる春の嵐の中で東京の開花が宣言された。
このぶんだと今週末は絶好の花見日和になろう。
夜桜ならば金曜と土曜、青空の下なら土曜と日曜であろうよ。