墨田区・玉の井の「うを徳」に来ている。
昨日・今日のサブタイトルは「ふぐの白子と天然うなぎ」。
両方いただいちまったが、この稿はまだ終わらない。
うなぎがとっつかまった松江の宍道湖は何度か訪れた。
あの湖のほとりで陽射しを浴びたことはほとんどなく、
いつも小雨が降っていた。
♪ 静かな雨 並木の雨
あなたを待つ 胸に降る
流れる唄 なつかし唄
夢をささやく あのメロディ ♪
コンチネンタル・タンゴとして生まれ、
のちにシャンソンにもなった「小雨降る径」よりも
♪ 雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる
雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き ♪
北原白秋の「城ヶ島の雨」のほうがしっくりくる山陰の雨。
湖はいつもこぬか雨に霞んでいた。
うなぎの前のまながつお西京焼きあたりから
酒は芋焼酎のロックに切り替わっている。
その名も「うを徳」であった。
おもむろににぎりに移行する。
皮切りは大好物のキスだ。
二番手はこれも必ず注文する小肌。
三番手がさば。
さばも好きな部類だが酢との相性よろしきこのサカナは
江戸前よりも上方寿司に適していると思う。
四番手・五番手は貝の王者・赤貝だ。
六番手はまぐろ赤身のヅケ。
赤身はむろん、中とろも大とろもヅケのほうが好きだ。
七番手が茹で立ての車海老。
かき揚げは桜だが、にぎりは車だネ。
ナマで食うなら北海縞海老に如くはなし。
かんぴょう巻きの代わりに
どんこ椎茸を何日も掛けて煮〆たのをつまみに
お茶代わりのビールを飲んで締めとした。
この稿は金子由香利、菅原洋一&冴木杏奈、
寺内タケシとブルージーンズで「小雨降る径」。
藤山一郎、倍賞千恵子、チェット・アトキンスで
「城ヶ島の雨」をそれぞれ聴きながら書きました。
大好きな江利チエミの「城ヶ島の雨」が
youtubeで聴けなくなって哀しい。
山野楽器で探してみようか・・・。
「うを徳」
東京都墨田区東向島4-24-26
03-3613-1793
昨日・今日のサブタイトルは「ふぐの白子と天然うなぎ」。
両方いただいちまったが、この稿はまだ終わらない。
うなぎがとっつかまった松江の宍道湖は何度か訪れた。
あの湖のほとりで陽射しを浴びたことはほとんどなく、
いつも小雨が降っていた。
♪ 静かな雨 並木の雨
あなたを待つ 胸に降る
流れる唄 なつかし唄
夢をささやく あのメロディ ♪
コンチネンタル・タンゴとして生まれ、
のちにシャンソンにもなった「小雨降る径」よりも
♪ 雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる
雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き ♪
北原白秋の「城ヶ島の雨」のほうがしっくりくる山陰の雨。
湖はいつもこぬか雨に霞んでいた。
うなぎの前のまながつお西京焼きあたりから
酒は芋焼酎のロックに切り替わっている。
その名も「うを徳」であった。
おもむろににぎりに移行する。
皮切りは大好物のキスだ。
江戸前随一の繊細さを誇るキス
にぎりのキスもくちづけのキスもやさしさが大切。二番手はこれも必ず注文する小肌。
小肌はひかりモノの代表格
何たって光り輝くかすり模様が命だ。三番手がさば。
さばも好きな部類だが酢との相性よろしきこのサカナは
江戸前よりも上方寿司に適していると思う。
四番手・五番手は貝の王者・赤貝だ。
べっこう飴を思わせる照り輝き
ヒモの柱はまさしく大黒柱
六番手はまぐろ赤身のヅケ。
キメこまやかな身肌が特徴
赤身はむろん、中とろも大とろもヅケのほうが好きだ。
七番手が茹で立ての車海老。
かき揚げは桜だが、にぎりは車だネ。
ナマで食うなら北海縞海老に如くはなし。
かんぴょう巻きの代わりに
どんこ椎茸を何日も掛けて煮〆たのをつまみに
お茶代わりのビールを飲んで締めとした。
この稿は金子由香利、菅原洋一&冴木杏奈、
寺内タケシとブルージーンズで「小雨降る径」。
藤山一郎、倍賞千恵子、チェット・アトキンスで
「城ヶ島の雨」をそれぞれ聴きながら書きました。
大好きな江利チエミの「城ヶ島の雨」が
youtubeで聴けなくなって哀しい。
山野楽器で探してみようか・・・。
「うを徳」
東京都墨田区東向島4-24-26
03-3613-1793