昭和の酒場「蔦八」のカウンター。
ノスタルジックなアトモスフェアに満ち満ちている。
足りないものといえば白髪まじりの店主だけかな。
江戸屋猫八みたいな親父サンが居てくれりゃ、
文句無しなんだがなァ。
いえ、女性スタッフが悪いわけじゃないけんど―。
さっそくの瓶ビールはサッポロラガー、いわゆる赤星である。
真の昭和の酒場、
あるいはその雰囲気だけを粧うエセ酒場、
実際は後者のほうが多いけれど、
とにかくそんな場所でよく見かけるのがこの赤星だ。
以前、どこかで書いたと思うが
一度、赤星と黒ラベルを飲み較べたことがあった。
結果は黒ラベルに軍配。
後味のスッキリ感がまったく違う。
そんなことは生産者のサッポロビールも承知のハズ。
でなきゃ自分とこの主力商品を
黒ラベルから赤星に戻すことだろう。
まっ、ともかく赤星でノドをうるおす。
先刻からうるおしっ放しだが再度うるおす。
突き出しには春キャベツの浅漬けが来た。
シャキっとしていながらフンワリと柔らかくもある。
ビールの友として、いや、日本酒だろうが酎ハイだろうが
まっこと申し分ない。
よく、串揚げ屋やもつ焼き屋で提供される、
生のキャベツがあるでしょ?
味噌かなんかと一緒のヤツ。
あれはイケませんネ。
旨くも何ともない。
生ならトンカツの露払いみたいに繊切りがいい。
葉っぱのまんまバリバリやるのは見た目にも見苦しい。
まったくウサギじゃないんだから―。
もっともオイラは卯年だけんどヨ。
さて、つまみである。
こういう店ではまず、もつ煮込みでしょ。
ここで使用されているのは牛もつ。
それも腸壁にちょっぴり脂の付いたヤツだ。
このタイプの最たるものは江東区・木場の「河本」だろう。
しばらくおジャマしてないけど、あすこの煮込みは脂ビッシリ。
夏場はともかく、冬になると冷たいすきま風のせいで
脂肪がすぐ固まるから急いで食べにゃならんのサ。
=つづく=
ノスタルジックなアトモスフェアに満ち満ちている。
足りないものといえば白髪まじりの店主だけかな。
江戸屋猫八みたいな親父サンが居てくれりゃ、
文句無しなんだがなァ。
いえ、女性スタッフが悪いわけじゃないけんど―。
さっそくの瓶ビールはサッポロラガー、いわゆる赤星である。
真の昭和の酒場、
あるいはその雰囲気だけを粧うエセ酒場、
実際は後者のほうが多いけれど、
とにかくそんな場所でよく見かけるのがこの赤星だ。
以前、どこかで書いたと思うが
一度、赤星と黒ラベルを飲み較べたことがあった。
結果は黒ラベルに軍配。
後味のスッキリ感がまったく違う。
そんなことは生産者のサッポロビールも承知のハズ。
でなきゃ自分とこの主力商品を
黒ラベルから赤星に戻すことだろう。
まっ、ともかく赤星でノドをうるおす。
先刻からうるおしっ放しだが再度うるおす。
突き出しには春キャベツの浅漬けが来た。
シャキっとしていながらフンワリと柔らかくもある。
ビールの友として、いや、日本酒だろうが酎ハイだろうが
まっこと申し分ない。
よく、串揚げ屋やもつ焼き屋で提供される、
生のキャベツがあるでしょ?
味噌かなんかと一緒のヤツ。
あれはイケませんネ。
旨くも何ともない。
生ならトンカツの露払いみたいに繊切りがいい。
葉っぱのまんまバリバリやるのは見た目にも見苦しい。
まったくウサギじゃないんだから―。
もっともオイラは卯年だけんどヨ。
さて、つまみである。
こういう店ではまず、もつ煮込みでしょ。
ここで使用されているのは牛もつ。
それも腸壁にちょっぴり脂の付いたヤツだ。
このタイプの最たるものは江東区・木場の「河本」だろう。
しばらくおジャマしてないけど、あすこの煮込みは脂ビッシリ。
夏場はともかく、冬になると冷たいすきま風のせいで
脂肪がすぐ固まるから急いで食べにゃならんのサ。
=つづく=