2018年1月15日月曜日

第1787話 一富士二貴三白鵬 (その6)

何だかんだでこのテーマも(その6)まで来ちまった。
思うに白鵬は、協会や横審はもとより、多くの相撲ファン、
ひいては日本人社会全体に問題を提起してるのだろう。
口には出せぬ不平不満をことあるごとに態度で示して
どこまで許容されるのか、
試しているフシさえうかがえる。

親方として角界に残るには日本国籍の取得が必須。
時代遅れの愚則というほかはなく、
即刻、改めるべきではないのか―。
横綱審議会、評議員会は
こういうところにも目を配ってもらいたい。

モンゴル力士たちに、おんぶに抱っこに肩車、
そんな相撲界にもかかわらず、感謝されるどころか
ときとして彼らを襲う、礼を失した冷たい仕打ち。
どうにかならないものかねェ。

殊に強すぎる白鵬には風当りも強い。
力が衰えたせいで汚い相撲を取るんなら引退せよだの、
貴乃花の実母にいたっては
”引き際というものをを知らない”ときたもんだ。
イチローやカズが聞いたらいったいどう思うかネ。

とか何とか言ってるあいだに初場所が始まった。
案の定、隔離されてる貴ノ岩は休場だ。
大阪場所では十両のドン尻で出場するのか、
それも危ぶまれる始末。
因果な親方を持ったものよのぉ。

最後の最後にこれだけは触れておきたい。
当事者の貴ノ岩が何も公にしない以上、
安易な憶測は避けて彼の行動のみ検証すると、
二つのことが浮上する。
ともに暴行を受けた晩の翌日の出来事である。

① 巡業で土俵に上がり、実力者の勢に勝利
  一番を観て、とても怪我人とは思えなかった。
  身体のどこをかばうでもなく、ケロッとしていた。

② 日馬富士のもとへ出向き、謝罪して握手
  後日、謝罪はしたが納得はしていないとコメント。
  面従腹背の典型例だネ。
  男と男が握手したらそれにて落着だろう。

幸いにして鶴竜、稀勢の里の両横綱は
初場所の出場を明言している。
大相撲ファンとしては
気を取り直して土俵に注目していきたい。

長々とダラダラと綴ってしまいやしたが
お読みいただき、ありがとさんにござんす。
では、ごめんなすって―。

=おしまい=