谷中と千駄木の境界線上をのた打つ、
へび道を抜けて三崎坂(さんさきざか)に出た。
目の前には老夫婦が営む、
古く良かりし町の中華屋さん、「砺波」があった。
一度はここの野菜そばに惹かれたのだったが
ふと、他の一軒を思い出した。
このまま三崎坂を横切り、直進するとよみせ通り。
しばらく行って谷中ぎんざのT字路を越え、
なおも真っ直ぐ進めば、
左手に和風ラーメンの「麺や ひだまり」が見えるハズ。
未訪ながら以前から気になっていた店である。
そうだ、トライしてみよう。
てなこって「ひだまり」に到着すると、
順番待ちの客は二人ほど。
これならすぐ入れると思い、後尾につく。
結局はそれから10分後、やっと案内された。
入口の券売機で和塩らぁ麺(720円)のチケットを購入。
右手にカウンターが1本、奥へと続いている。
10席はあるだろうか?
真ん中に接客係のための出入り口が設けられ、
カウンターを二分している。
奥の端っこ、出入り口の隣りに落ち着いた。
店内はザワザワと騒がしい。
卓上のメニューに当店のスープの出汁は
大山鶏、伊吹いりこ、枕崎鰹節、知床羅臼昆布を
使用と明記されていた。
ふ~ん、四重奏の賜物ですか―。
和塩らぁ麺はなかなか届かない。
そうこうしているうちに
左側の客たちがいっせいに立ち上がった。
見れば四人組じゃないか、どうりで喧しいわけだヨ。
代わりに入店した来たのがこれもまた四人組。
それも外人3、邦人1の組合わせだ。
しゃべっているのは米語であった。
アメリカのオバちゃんがJ.C.の左隣りに座った。
あちゃ~、こいつは困ったことになったゾ。
ほどなく和塩らぁ麺が到着したものの、
マナー上、音を立ててすすることができないヨ。
ラーメンはすすらなきゃ、旨くもなんともない。
それどころか唇や舌がアチチのチ。
「大菩薩峠」の主人公、極悪非道の机竜之助よろしく、
音無しの構えを余儀なくされたのでありました。
エッ? 味はどうだったんだ! ってか?
そんなん判るワケないじゃん。
「麺や ひだまり」
東京都文京区千駄木3-43-9
03-3821-5211
へび道を抜けて三崎坂(さんさきざか)に出た。
目の前には老夫婦が営む、
古く良かりし町の中華屋さん、「砺波」があった。
一度はここの野菜そばに惹かれたのだったが
ふと、他の一軒を思い出した。
このまま三崎坂を横切り、直進するとよみせ通り。
しばらく行って谷中ぎんざのT字路を越え、
なおも真っ直ぐ進めば、
左手に和風ラーメンの「麺や ひだまり」が見えるハズ。
未訪ながら以前から気になっていた店である。
そうだ、トライしてみよう。
てなこって「ひだまり」に到着すると、
順番待ちの客は二人ほど。
これならすぐ入れると思い、後尾につく。
結局はそれから10分後、やっと案内された。
入口の券売機で和塩らぁ麺(720円)のチケットを購入。
右手にカウンターが1本、奥へと続いている。
10席はあるだろうか?
真ん中に接客係のための出入り口が設けられ、
カウンターを二分している。
奥の端っこ、出入り口の隣りに落ち着いた。
店内はザワザワと騒がしい。
卓上のメニューに当店のスープの出汁は
大山鶏、伊吹いりこ、枕崎鰹節、知床羅臼昆布を
使用と明記されていた。
ふ~ん、四重奏の賜物ですか―。
和塩らぁ麺はなかなか届かない。
そうこうしているうちに
左側の客たちがいっせいに立ち上がった。
見れば四人組じゃないか、どうりで喧しいわけだヨ。
代わりに入店した来たのがこれもまた四人組。
それも外人3、邦人1の組合わせだ。
しゃべっているのは米語であった。
アメリカのオバちゃんがJ.C.の左隣りに座った。
あちゃ~、こいつは困ったことになったゾ。
ほどなく和塩らぁ麺が到着したものの、
マナー上、音を立ててすすることができないヨ。
ラーメンはすすらなきゃ、旨くもなんともない。
それどころか唇や舌がアチチのチ。
「大菩薩峠」の主人公、極悪非道の机竜之助よろしく、
音無しの構えを余儀なくされたのでありました。
エッ? 味はどうだったんだ! ってか?
そんなん判るワケないじゃん。
「麺や ひだまり」
東京都文京区千駄木3-43-9
03-3821-5211