「be on Saturday」の”もういちど流行歌”。
1971年3月、そのつづき。
「知床旅情」が圧倒的な支持を受けている。
昭和の名優・森繁久彌が作詞・作曲した、
不朽の名歌を知らぬ人はいないだろう。
お子ちゃまはベツとしてネ。
J.C.はこの曲をライヴで聴いたことがある。
それもマンハッタンのカーネギーホールで―。
あれは20数年前。
ステージではアンコール・ナンバーとして披露された。
お登紀サンがギターを抱えて登場したものだ。
好みのナンバーではないが、けっして嫌いではない。
先月亡くなったはしだのりひこの「花嫁」も素敵だ。
彼がからんだ「風」、同じく「悲しくてやりきれない」と合わせ、
マイ・ベスト3になるかな。
オリコンでは上位にランクされた「望郷」や「女の意地」、
そして「さいはての女」がランキング外なのは
いかに演歌離れが進んでいるかの表れだろう。
かと思えば「京都慕情」は根強い人気。
これはベンチャーズによるモダンな曲調の賜物といえよう。
例によってマイ・ベスト10を選んでみた。
3月には限定しかねるので
1971年の上半期ということにしたい。
① よこはま・たそがれ 五木ひろし
② ざんげの値打ちもない 北原ミレイ
③ さいはて慕情 渚ゆう子
④ 傷だらけの人生 鶴田浩二
⑤ ブラック・マジック・ウーマン サンタナ
⑥ 女の意地 西田佐知子
⑦ わたしの城下町 小柳ルミ子
⑧ この胸のときめきを エルヴィス・プレスリー
⑨ おんなの朝 美川憲一
⑩ 霧の中の二人 マッシュマッカーン
「よこはま・たそがれ」や「わたしの城下町」、
それに当年のレコ大受賞曲、
「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)さえも春先の発売なので
3月のオリコンにはまだ反映されていない。
そして忘れ得ぬこの3月は、25日の午前11時だった。
J.C.はソ連船「ハバロフスク号」に乗って
横浜の大桟橋を離れ、人生最初の渡航を試みる。
船は大間崎の北を抜け、ひたすら津軽海峡を西へ、西へ。
遠くに函館の灯がチラチラと輝いている。
はるかクナシリはもとより、知床さえも見えなかったが
生まれて初めて目にする北海道であった。
1971年3月、そのつづき。
「知床旅情」が圧倒的な支持を受けている。
昭和の名優・森繁久彌が作詞・作曲した、
不朽の名歌を知らぬ人はいないだろう。
お子ちゃまはベツとしてネ。
J.C.はこの曲をライヴで聴いたことがある。
それもマンハッタンのカーネギーホールで―。
あれは20数年前。
ステージではアンコール・ナンバーとして披露された。
お登紀サンがギターを抱えて登場したものだ。
好みのナンバーではないが、けっして嫌いではない。
先月亡くなったはしだのりひこの「花嫁」も素敵だ。
彼がからんだ「風」、同じく「悲しくてやりきれない」と合わせ、
マイ・ベスト3になるかな。
オリコンでは上位にランクされた「望郷」や「女の意地」、
そして「さいはての女」がランキング外なのは
いかに演歌離れが進んでいるかの表れだろう。
かと思えば「京都慕情」は根強い人気。
これはベンチャーズによるモダンな曲調の賜物といえよう。
例によってマイ・ベスト10を選んでみた。
3月には限定しかねるので
1971年の上半期ということにしたい。
① よこはま・たそがれ 五木ひろし
② ざんげの値打ちもない 北原ミレイ
③ さいはて慕情 渚ゆう子
④ 傷だらけの人生 鶴田浩二
⑤ ブラック・マジック・ウーマン サンタナ
⑥ 女の意地 西田佐知子
⑦ わたしの城下町 小柳ルミ子
⑧ この胸のときめきを エルヴィス・プレスリー
⑨ おんなの朝 美川憲一
⑩ 霧の中の二人 マッシュマッカーン
「よこはま・たそがれ」や「わたしの城下町」、
それに当年のレコ大受賞曲、
「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)さえも春先の発売なので
3月のオリコンにはまだ反映されていない。
そして忘れ得ぬこの3月は、25日の午前11時だった。
J.C.はソ連船「ハバロフスク号」に乗って
横浜の大桟橋を離れ、人生最初の渡航を試みる。
船は大間崎の北を抜け、ひたすら津軽海峡を西へ、西へ。
遠くに函館の灯がチラチラと輝いている。
はるかクナシリはもとより、知床さえも見えなかったが
生まれて初めて目にする北海道であった。