練馬駅から乗った大江戸線で新宿方面に向かう。
前回と違うのは都庁前における、
外回りへの乗り換えだ、
一つ目の新宿西口で下車。
線路の上は思い出横丁。
またの名をしょんべん横丁という、
仲通りにあたる小路。
いわばメインストリートは
立て込む店が目立つものの、
準備中のところも少なからず。
JR線路の西側、高架下沿いに廻った
。
おそらく昭和30年代だろう、
界隈では老舗中の老舗「きくや」に入った。
大きめの相席用テーブルだが
先客の若者二人、うち一人が頭を下げてきた。
若いのに感心である。
こちらも応じて会釈を返す。
ドライの大瓶には
辛味噌を添えたキャベツがドーン。
6分の1カットくらいじゃないかな?
結果から言うと完食はできなかったが
かなりやっつけ、野菜の補給にはなった。
当店おすすめのもつ煮込みをー。
よくよく煮込まれて柔らかく、
歯による咀嚼(そしゃく)を必要としない。
まったくもって都内のザ・ソフテスト。
入れ歯を忘れてきた人には地獄で仏だ。
レバをタレで2本追注し、
ビールを1本にとどめて次へ。
近いうちの再訪を約したこともあって
締めは前回同様、台東区・台東の「松井酒店」。
まずはお定まりのドライ生を1グラス。
一気にあおってタンカレNo10 の炭酸割り。
練馬の「よつぼし」で飲んだ、
サントリー翠の上をゆく。
ふと思いついてバーテンダレスに
ジンのラインナップを訊ねると
あとはボンベイ・サファイアとビーフィーター。
タンカレのレギュラーが理想だったが
ボンベイをやはり」ソーダで割ってもらい、
No10と飲み比べる、
うん、明らかに違うネ。
再びふと思い、ウォッカと比べようと
銘柄を訊ねたら仏産があるとのこと。
キンキンに冷えたのをストレートで所望。
ワイルド・グース(野生のガチョウ)と
ロシア産の違いは判らなかった。
目の前にグラスが3つ並ばった。
ふむ、ボンベイはウォッカの勢いに押されて
おとなしくなってしまうが
タンカレは負けずに自己を主張する。
「お前はウォッカだが俺はジンだぜ!」てな感じ。
妙に納得し、大江戸線第2弾これにてお開き。
「きくや」
東京都新宿区西新宿1-2-4
03-3342-5928
「松井酒店」
東京都台東区台東4-6-7
03-3831-4451