赤羽「まるます家」の酎ハイは
プラス100円でモヒート・セットを付けられる。
言わずと知れたライム$ミントである。
こんなオサレなマネをする大衆酒場が
他のどこにあろうかー。
滞空時間40分で切り上げた。
そう言えば席に着いたとき、
オネエさんに
「1時間半でお願いしてます」
一言釘を刺されたんだった。
赤羽からさらに北上すると埼玉県・川口市。
かつてはキューポラのある街の異名をとった。
書き出すと長くなるし、
今日は行かないのでカットする。
実際はテクテク歩いたが
JR京浜東北線で一つ東京寄りの東十条に移動。
駅そばのコの字カウンター、
「杯一」の止まり木に止まった。
時刻は開店間もない16時過ぎ。
ドライの大瓶をもらい、
カウンターに並ばった料理を見に立つ。
メカジキの煮魚と
ウインナー&白菜のクリーム煮、
この2品で迷ったが
居酒屋には珍しいクリーム煮にしてみた。
うん、けっこうなお味。
書き上がった本日のオススメが壁に掲げられる。
メカジキもクリーム煮も入っている。
てえことはどちらも常備菜じゃないってことだ。
黒ホッピーにチェンジ。
クイクイ飲りながら
オススメボードをつぶさに眺める。
そうだねェ・・・
まぐろ山かけいってみようかー。
小鉢と一緒に醤油さしを差し出したオネエさん。
「下味ついてます」
「ああ。ありがと」
そうなんだヨ、山かけのまぐろに下味は必要不可欠。
「杯一」は正しい。
王子・赤羽・東十条と廻って来たが
この辺りはかつての軍都。
大日本帝国の屋台骨を支えて来た。
兵器・武器・火薬をフル稼働で生産したのだ。
大ざっぱにいって24時間を8時間づつの3交代。
夜勤明けの人員も少なからず。
彼らのために朝から飲ませる店も少なからず。
その伝統が今でも残っているのだ。
スタートが早いもんだから
北区で飲むと
帰宅が早まるのもむべなるかな。
「まるます家 総本店」
東京都北区赤羽1-17-7
03-3902-5614
「杯一」
東京都北区東十条4-2-14
03-3914-6513