前話のつづき。
わけの判らん店が出張ってきて
図々しくも「とらや」を
名乗ったものだから
松竹と山田洋次監督は
「とらや」から「くるまや」へ
屋号の改名を余儀なくされたのだ。
世の中に悪の種は尽きず、
悪人もまた絶えることがない。
ドライ中瓶2本&だんごセット。
3本付けの1皿には
焼きだんご(みたらし)。
草だんご(あんこ乗せ)。
磯おとめというのは
醤油の素焼きに切り海苔まぶし。
周りを見渡すと
だんごセットの客がほとんどで
二人連ればかりだ。
30分の滞空後、せっかくだから
帝釈天へ向かう。
門前で一礼し、参拝はしない。
相方が柴又駅前で向かい合う、
寅&さくらの銅像が見たいと云う。
連れてったら、ちとシラけ気味。
うん、デキが良くないんだ。
さくらはちっとも似てないし、
寅さんはスゴんだやくざみたい。
目の前の居酒屋「春」を
チラリとのぞいた。
ママが元気に立ち働いている。
あとは娘と初見のオバちゃん。
女ばかりの3人体制である。
立ち寄るべきか、素通りするか、
かなり迷ってハムレットの心境。
「ねえ、どうするの?」
せっつかれ、結局は薬局、
ステップ・インの巻。
当店では渥美清が撮影の合間に
納豆オムレツを食べている。
一番搾り中瓶を注ぎ合い、
本日三度目の乾杯だ。
つまみは目の前の大皿から。
当方がマカロニサラダ。
相方は甘らっきょう。
柴又ハイボールに切り替え、
ママに訊いてみた。
「23年前に3回続けて
おジャマしたけど
覚えてないでしょ?」
「それは昔過ぎるわ」
ツレは往時の元カノ・K子。
ママが彼女を気に入って
帰る際に柴又駅のホームまで
見送ってくれたものだ。
オニイちゃんを見送る、
さくらみたいにー。
ちょいと高めの濁り酒、
三戸ドンベリを1杯いただき、
「またおジャマするネ」
「ハイ、もっと短いスパンでネ」
今回は見送りがありませんでした。
「高木屋老舗」
東京都葛飾区柴又7-7-4
03-3657-3136
「春」
東京都葛飾区柴又4-8-14
03-3657-3518