2026年2月6日金曜日

第3988話 歓びアーカイブ 第3回

今日は =歓びアーカイブ= 第3回。
”生きる歓び” の前身、
"食べる歓び” から
その第1回をお届けします。

第1回 2006年7月3日

= J.C.って何なのサ?=

私に関する質問でイチバン多いのは
「J.C.って何のことですか?」
まずは名刺代わり、
このお訊ねにお応えします。

初めて金融業界に
アシを踏み入れたのは1980年代。
当時、神谷町にあった、
英国のマネーブローカーでした。

最初の3ヶ月間ほどは毎朝、
英国陸軍出身の支店長による
直々のトレーニング。
外国為替取引とはなんぞや、
東京ドルコール市場とはなんぞや、
懐かしく思い出される若き日々です。

休憩時間にスモーカーだった私は
愛飲していたゴロワーズを一服。
ところがこの支店長、
エジプト葉を使う、
フランス煙草の匂いが大嫌い。

いつしか私を典型的な
フランス男子の名称の
ジャン・クロードと呼び始め、
そのニックネームが定着しました。
そのうちイニシャルの J.C.に
縮まったワケなのです。

閑話休題。
「食」の話題をご披露せねば。
前フリが長くなったので
初回は軽く今日の昼メシ。

神保町の中華料理屋で
雲呑麺でもツルツルやろうと思い、
A1出口を出ようとすると、
突然の驟雨に見舞われる。
雨宿りの群集に混じって
しばし思案投げ首だ。

ふと見れば「大衆酒場 一休」が
目の前の半地下にー。
大衆酒場で酒は飲んでも
メシは食わない主義で
メシなら大衆食堂のほうが
信頼感指数が高い。

とは言うものの、
泣く子と降る雨には勝てんもん。
運ばれ来たる焼き魚定食(800円)は
赤魚粕漬け・きんぴら・
きゅうりと大根のぬか漬け・
わかめの味噌汁・ごはん。
ボリュームたっぷりだ。

オマケに希望すれば、
納豆か生玉子がサービスで付く。
朝メシじゃないからサービス品は辞退し、
パクパク食べて
味のほうはともかくも栄養は摂取した。

それにしても客の9割近くはみなお父さん。
学生街なのに学生がおらん。
女性客の姿も見えん。
調理にいそしむ娘さんが
不釣合いに可愛いのが救い。

地上に出ると、カラリ雨も上がって、
まぶしいほどに太陽がいっぱい。
「さぁ、オフィスに戻って原稿書くぞぉ!」
と書き上げたのがコレ。
今後ともヨロシク願います。

と、こんな感じで
第一歩を踏み出したのです。