2013年11月18日月曜日

第710話 よみがえった珈琲 (その1)

一昨日のザック・ジャパンVSオランダ戦。
後半は目を疑いましたネ。
途中でむかっ腹立ててTVを消さないでよかった。
日本の2点目、流れるような美しいゴールは
歴代代表史上のベストであろう。
ベルギー戦がいよいよ楽しみになってきた。

それはそれとして、どんより曇ったある日曜日の正午。
時間ピッタリにハウスキーパーが来宅し、家から追い出される。
これから2時間どう過ごすか、うかつにも算段していなかった。
落ち着ける店にシケ込み、
食後のひとときに翌日アップする原稿でも書くとするかの。
2時間もありゃ、2日分いけちゃうし・・・そうしよう、そうしましょう。

この手はときどき使う。
食欲のないときなんか、ゆくえ定めぬ電車に飛び乗り、
車内で執筆にいそしむことたびたび。
いつぞやはふと気がついたらJR中央線の吉祥寺にいた。
びっくりしたなもう!

ともあれ、吉祥寺は若者に人気のある街で
彼らが棲みたい街のNo1なんだとサ。
いい趣味してるぜ、最近の若いモンはヨッ!
老頭児(ロートル)のJ.C.はイヤだネ、なぜか性に合わない。
お隣りの西荻ならOKだけど、吉祥寺はご免こうむりたい。

そいでもってその日曜日、流れ来たのは千駄木の町である。
台東区の谷中に文京区の千駄木と根津を
トリオ・ロス・パンチョス(古いネ)にすると、
谷根千なる、熟年カップルにとっては散歩の聖地と相成る。
週末に限らずともオジさん&オバさんが仲良く闊歩するエリアだ。

魔が差したのかな?
ふらふらっと入ったのは「モスバーガー 千駄木店」。
「モス」はおそらく十数年ぶりで、前回は三田の慶大前だった。
久しぶりではあるが、J.C.は1970年代初頭、
「モスバーガー」1号店を、しかも開店の数日後に訪れている。
ところは当時棲んでいた板橋区・成増。
このことは以前どこかで書いたから此度はスルーするぅ。

ハンバーガーショップにはめったに入らない。
したがって注文の仕方がよく判らずトンチンカン。
順番が来てメニューを見るヒマもあらばこそ、
うしろがつかえてたりしたら
もうそれだけでおちおち選んでなんかいられない。

その日はモスバーガーのプレミアム・バージョン、
とびきりプレーンハンバーガー(370円)ってヤツを
ほとんど反射的に注文していた。
カサにかかったカウンターのアンちゃんに飲みものを訊かれ、
これまた反射的にコーヒー(220円)を頼んでいた。
あとで気がついたが
事前に店外のメニューをチェックしてから入店すればいいんだネ。
われながらダサいや。

=つづく=