2014年3月20日木曜日

第798話 雪がチラチラ 仙台の夕べ (その2)

仙台は勾当台公園近く、立ち飲み「ぼんてん酒場」にいる。
市内には鮮魚中心の姉妹店、「ぼんてん漁港」があり、
どちらも仙台っ子に人気をはくしていると聞いた。
昨日はドリンクを披露したので今日はフードの番。

★フード
 とりあえず・・・枝豆・赤ホヤの塩辛・おかか奴チーズ
 焼物・・・帯広風焼豚・イカポッポ・鮭とばソフトチップ
 刺身・・・本日のお刺身・鮪中落ち・炙り〆鯖
 サラダ・・・スパゲッティサラダ・男爵ポテトサラダ・旨冷トマト
 揚物・・・串カツ・ハムカツ・甘海老揚げ・揚げたてコロッケ
 一品料理・・・もつ煮・豚角煮・肉じゃが・焼おにぎり(2個)
 本日のおすすめ(計8品)・・・店内の黒板からお選びください

一部だが、こんな感じですべて300円。
注文したつまみは以下の2品だ。
蛍いかと新わかめの酢味噌かけ
おすすめの一品だが身はまだ小さく、痩せ気味。
これは本場・富山湾に揚がったのではないな。
おおかた兵庫産だろう。
近頃は鳥取産も市場に出回るようになった。

赤ホヤの塩辛
ともに日本酒との相性がよいが、こちらがベター。
何たってホヤは三陸の特産品だからネ。
きざみねぎが乗って、塩辛の下には大根おろしが潜んでいた。
結局、熱燗2杯に常温2杯、計4杯飲んじまった。

例によって当夜も1軒で済むワケがない。
チラついていた雪はほぼ止んだし、
進路を真北にとって北四番丁に移動。
これもあらかじめ調べておいた居酒屋「呑斗丸」に入店した。

本日初のビールはスーパードライの中ジョッキ。
翌日のスケジュールが詰まっているので深酒は避け、
2杯だけにとどめておく。
この店ではオッツケのお通しが2品出て
貝ヒモのメカブ和えに、何とまたもや蛍いかの煮付け。
仙台市民は蛍いかがお好みらしい。
注文のないモンを置いても仕方ないし、
人気のない料理を突き出しにしても不評を買うだけだ。

1品頼んだつまみは気仙沼ホルモン。
その名は聞き及んでいたものの、食べるのは初めて。
何でも港町・気仙沼には30年ほど前まで屠畜場があって
ホルモン焼きが盛んに食べられていたそうだ。
その名残りなのであろう。
下ゆでしない豚の生モツを使用するのが特徴とのこと。
期待してつまんだが、それほど美味しいものでもなかった。
東京の下町の焼きとんのほうが好きだなァ。

明日は地元ののみともが牡蠣をご馳走してくれるという。
自分としてはわりと早めにネグラに帰り、
一浴して寝(しん)に就いた。

「ぼんてん酒場」
 宮城県仙台市青葉区一番町4-5-19東一市場ビル1F
 022-721-5150

「呑斗丸」
 宮城県仙台市青葉区二日町18-22
 022-223-767