2014年3月28日金曜日

第804話 赤い激痛

先週、「岸辺のアルバム」がらみでふれたTVドラマ「赤い激流」。
数名の方から「山口百恵は主役じゃないですヨ!」と、ご指摘があった。
そのうちのひと方、I澤サンのメールを紹介したい。
長文につき、割愛させていただいたものの、脚色はしていない。

「岸辺のアルバム」の回を読んでいて気がつきました。
もう指摘された方がいると思いますが、
同時期に放映された”赤いシリーズ”史上、
最高視聴率を誇るのは「赤い激流」で合っています。
しかし、主演が違います。

これは唯一、山口百恵が主演を演じなかった作品です。
じゃあ、主演は誰かって? 
今では「相棒」で人気を博す水谷豊さんです。
周りを固めたのは先日亡くなられた大好きな俳優、宇津井健さん、
そして惜しまれつつ鬼籍に入られた緒形拳さん、石立鉄男さん。
女優陣は、岸恵子さん、松尾嘉代さん、竹下景子さん、
そして山口百恵さんもゲスト出演していました。

山口百恵の代わりに無名の水谷豊が主演だったのに
どうして高視聴率を取れたのか? 
何故だと思います? 
観ていたければ判ると思いますが書いちゃいますね。

① ”赤いシリーズ”史上初の推理ドラマだった
② 水谷が弾くショパンの「英雄ポロネーズ」のインパクトが強かった
③ 宇津井健と水谷豊の師弟愛、親子愛が感動を呼んだ

当時、私は中学生でしたがクラスの全員が観ており、
犯人は誰だ! で意見を交わしていました。
そして水谷豊が劇中で弾いた「英雄ポロネーズ」、
「ラ・カンパネッラ」、「テンペスト」で
私は一気にクラシックにはまってしまいました。

もし、お時間がありましたら、ぜひDVDを観て下さい。
 (レンタル無いかもしれませんが)
昔のドラマなので今観たら、わざとらしく感じるかと思います。
犯人もすぐに判ってしまうかもしれません。
時間の無駄になったらご容赦下さい。

I澤サン、まことにありがとうございました。
すると数日後に第2便が着信。

”赤いシリーズ”を調べましたら
山口百恵が出演しているのは全10作品中、7作品だけでした。
そう言えば、柴田恭兵主演の”赤いシリーズ”を思い出しました。
失礼しました。

いえ、いえ、ごていねいに、重ねて感謝いたします。

観てもいないドラマを引き合いに出して、ポカをやらかしてしまい、
J.C.の胸には激流ならぬ、激痛が走りましたとサ。