宿鳳山高円寺門前の中華屋「七面鳥」にいる。
ビールで乾杯していると、すかざずつまみが運ばれた。
サービス品の突き出しである。
いろいろ出て来たその内容は
枝豆、かぼちゃの煮たの、かにかま、はんぺんなどなど。
多種多彩にしてけっこうな量がある。
これでビール大瓶を2本もやっつければ
左党はほぼ満腹になるくらいだ。
おかげでこの店は中華居酒屋の面相を合わせ持つ。
七面相とまではいかなくとも
晩飯派・晩酌派入り乱れる「七面鳥」である。
気温の上昇とともにビールがいっそう美味い。
いえ、冬は冬でまたよし。
何のことはない、一年中ビール漬けのわが身なのだ。
三十代から四十代後半まで
あまりビールを飲まなかったのに
今また二十代の頃のようにガブ飲みするようになった。
さように人の嗜好は変わるものなんだネ。
ん? オメエだけだヨ! ってか?
ハイ、そうかもしれまっしぇん。
2本目を取りに行ってから料理の注文。
何たってイチ推しの酢豚からである。
豚肉は牛肉より好きで
とんかつやソテーはロース、
しゃぶしゃぶやカレーはバラ肉。
そう決めてはいるものの、
酢豚だけはモモなど赤身部分が好もしい。
「七面鳥」の酢豚はまさにそれで味付けもバッチリだ。
この時点でお腹はほとんどいっぱい。
でも、せっかく高円寺まで遠征してきたんだから
秀逸な麺類をいっとかなきゃならぬ。
お願いしたのは焼きそばだった。
あんかけタイプと迷った末、炒めタイプに決めた。
ツレと分け合い、どうにかこうにか完食。
まだ新小岩の悪夢さめやらぬ時期につき、
過食は厳に慎まなければならない。
これからヨソに移動するにしても
フードのしばりがない店を選びたい。
涼やかな春風に吹かれながら高円寺駅に戻った。
この日はすべて駅南口でまかなったが
北側にも気に入り店が何軒か―。
いや、いや、イケない、イケない。
東京行きの電車に乗り込み、漠然と考えた。
途中下車は四谷か御茶ノ水、
いっそ神田まで行っちゃおうか。
「七面鳥」
東京都杉並区高円寺南4-4-15
03-3311-5027
ビールで乾杯していると、すかざずつまみが運ばれた。
サービス品の突き出しである。
いろいろ出て来たその内容は
枝豆、かぼちゃの煮たの、かにかま、はんぺんなどなど。
多種多彩にしてけっこうな量がある。
これでビール大瓶を2本もやっつければ
左党はほぼ満腹になるくらいだ。
おかげでこの店は中華居酒屋の面相を合わせ持つ。
七面相とまではいかなくとも
晩飯派・晩酌派入り乱れる「七面鳥」である。
気温の上昇とともにビールがいっそう美味い。
いえ、冬は冬でまたよし。
何のことはない、一年中ビール漬けのわが身なのだ。
三十代から四十代後半まで
あまりビールを飲まなかったのに
今また二十代の頃のようにガブ飲みするようになった。
さように人の嗜好は変わるものなんだネ。
ん? オメエだけだヨ! ってか?
ハイ、そうかもしれまっしぇん。
2本目を取りに行ってから料理の注文。
何たってイチ推しの酢豚からである。
豚肉は牛肉より好きで
とんかつやソテーはロース、
しゃぶしゃぶやカレーはバラ肉。
そう決めてはいるものの、
酢豚だけはモモなど赤身部分が好もしい。
「七面鳥」の酢豚はまさにそれで味付けもバッチリだ。
この時点でお腹はほとんどいっぱい。
でも、せっかく高円寺まで遠征してきたんだから
秀逸な麺類をいっとかなきゃならぬ。
お願いしたのは焼きそばだった。
あんかけタイプと迷った末、炒めタイプに決めた。
ツレと分け合い、どうにかこうにか完食。
まだ新小岩の悪夢さめやらぬ時期につき、
過食は厳に慎まなければならない。
これからヨソに移動するにしても
フードのしばりがない店を選びたい。
涼やかな春風に吹かれながら高円寺駅に戻った。
この日はすべて駅南口でまかなったが
北側にも気に入り店が何軒か―。
いや、いや、イケない、イケない。
東京行きの電車に乗り込み、漠然と考えた。
途中下車は四谷か御茶ノ水、
いっそ神田まで行っちゃおうか。
「七面鳥」
東京都杉並区高円寺南4-4-15
03-3311-5027