東急東横線・新丸子駅前の八百屋にいる。
絹さやを一袋、バスケットに投じたところだ。
良質の絹さやだった。
並みの主婦より食材の目利きには自信がある。
これで美味なる夕餉が保証されたも同然だ。
おっと、絹さやえんどうの隣りには
これまた緑したたるいんげん豆の姿が―。
いわゆるドジョウインゲンは
絹さや同様、一山200円のお買い得。
いったいどうなってんだ、この店は!
インゲンの産地となれば、
数年前からアラビア半島のオマーンが主流。
ほかには鹿児島と沖縄あたり。
ところが本品もまた、絹さや同様に千葉産だった。
質と量を考慮すれば、絹さやもインゲンも
東京の一般的な市場価格の半値以下だろう。
どちらか一つでじゅうぶんなのに
つい、つい、両方買ってしまったのも致し方ナシ。
まっ、いいか。
サッとゆがいて冷凍しとけば数ヶ月は楽しめるし・・・。
人の流れに乗って店の奥へ進む。
鮮魚と精肉のコーナーが設けられている。
ここは八百屋じゃなくてちょいとしたスーパーに等しい。
なるほど店名を確かめたら「生鮮市場 八百惣」とあった。
でも「八百惣」を名乗るんだから
以前は八百屋にほかならない。
ほ~う、肉はともかくサカナの揃えが秀逸だ。
1パックの分量が多めなのは
子育てを控えた主婦がメイン・ターゲットだからだろう。
客筋は9割がた主婦である。
鮮魚売り場でJ.C.の目を釘付けにしたのは平目。
大きな切り身が3枚入りで390円ときた。
東京のデパ地下なら1枚600円は下るまい。
いえ、いえ、湯島や小石川の「丸赤」だったら
1500円の値札を付けるんじゃなかろうか―。
びっくりしたなもぉ!
手に取った平目の産地も千葉県だった。
「八百惣」は何か特別な仕入れルートを
千葉に持っているものと思われる。
北洋からの冷凍品でもこの値段では売れないハズだ。
当然のように3切れの平目はマイ・バスケットへ。
そうしておいて、なおも鮮魚売り場の物色を続ける。
すると・・・。
=つづく=
絹さやを一袋、バスケットに投じたところだ。
良質の絹さやだった。
並みの主婦より食材の目利きには自信がある。
これで美味なる夕餉が保証されたも同然だ。
おっと、絹さやえんどうの隣りには
これまた緑したたるいんげん豆の姿が―。
いわゆるドジョウインゲンは
絹さや同様、一山200円のお買い得。
いったいどうなってんだ、この店は!
インゲンの産地となれば、
数年前からアラビア半島のオマーンが主流。
ほかには鹿児島と沖縄あたり。
ところが本品もまた、絹さや同様に千葉産だった。
質と量を考慮すれば、絹さやもインゲンも
東京の一般的な市場価格の半値以下だろう。
どちらか一つでじゅうぶんなのに
つい、つい、両方買ってしまったのも致し方ナシ。
まっ、いいか。
サッとゆがいて冷凍しとけば数ヶ月は楽しめるし・・・。
人の流れに乗って店の奥へ進む。
鮮魚と精肉のコーナーが設けられている。
ここは八百屋じゃなくてちょいとしたスーパーに等しい。
なるほど店名を確かめたら「生鮮市場 八百惣」とあった。
でも「八百惣」を名乗るんだから
以前は八百屋にほかならない。
ほ~う、肉はともかくサカナの揃えが秀逸だ。
1パックの分量が多めなのは
子育てを控えた主婦がメイン・ターゲットだからだろう。
客筋は9割がた主婦である。
鮮魚売り場でJ.C.の目を釘付けにしたのは平目。
大きな切り身が3枚入りで390円ときた。
東京のデパ地下なら1枚600円は下るまい。
いえ、いえ、湯島や小石川の「丸赤」だったら
1500円の値札を付けるんじゃなかろうか―。
びっくりしたなもぉ!
手に取った平目の産地も千葉県だった。
「八百惣」は何か特別な仕入れルートを
千葉に持っているものと思われる。
北洋からの冷凍品でもこの値段では売れないハズだ。
当然のように3切れの平目はマイ・バスケットへ。
そうしておいて、なおも鮮魚売り場の物色を続ける。
すると・・・。
=つづく=