中1日置いて翌々日、この日は2本観た。
「ガラスの中の少女」(1960 日活)
小百合の映画主演デビュー作。
この作品には度肝を抜かれた。
映画の冒頭でいきなり湖に
若い娘の溺死体が上がるのだ。
それが誰かは内緒にしておく。
映画の隠れた(ベツに隠れちゃいないが)、
主役は四ツ谷駅。
丸ノ内線の出口が何度も映る。
此処はJR駅の上に地下鉄駅があり、
順序が逆で渋谷駅と同じ造り。
どちらも ”谷” だから土地が低く、
地下を走る電車が地上に顔を出してしまう。
ヒドいのは別に撮った背景の前に
小百合と浜田が現れるシーンたびたび。
西武園の遊園地、隅田川の清洲橋、
浅草の仲見世、みんなバレバレで無茶苦茶。
1時間5分と超短く、良いのか悪いのか、
よく判らん映画でありました。
「青い山脈」(1963 日活)
石坂洋二郎の原作は何度も映画化されている。
この3作目も初作同様に大ヒットした。
♪ 若く明るい 歌声に
雪崩は消える 花も咲く ♪
やっぱりこの主題歌がなけりゃ感じが出ない。
心配ご無用、ちゃんと歌われていた。
ただし、デュエットが神戸一郎&青山和子。
すでにスター歌手の神戸(かんべ)はともかく、
青山にとっては唯一のヒット曲、
「愛と死をみつめて」の2年も前。
まったく無名の時代である。
前作の舞台は静岡県・下田だったが
当作は滋賀県・彦根だ。
目を瞠ったのはタイトルバックに
名脇役三羽がらす、
小田政雄・清水将夫・三島雅夫と
三羽のマサオが順番にクレジットされた。
監督・西河克己のシャレた演出かな?
芦川いづみが担任の先生。
校医役の二谷英明が裕次郎だったら
一段と好いシャシンになったろう。
二谷もけして悪くはないけどネ。
芸者・梅太郎の南田洋子が何とも艶っぽい。
こんな芸者が居たら、初心(うぶ)なJ.C.も
芸者遊びに溺れるだろうな、きっとー。
この夕も晩酌は専大前の「魚勝」。
前々日の初回ですっかり気に入ってしまい、
早くも常連の仲間入りである。
マルエフ生中3杯に芋焼酎・白金の露を1杯。
つまみはまぐろの茎わさび和えのみ。
実は初回にうれしいことがあった。
このことについては後日、
何度かおジャマして本当の常連になってから
あらためて紹介したい。
大学の先輩ながら吉永殿にはハマらないため、
シアターに行く予定があまりないけれど、
時間を掛けておジャマしてゆきます。
「魚勝」
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