2024年6月12日水曜日

第3556話 気ままに京都 一人旅 (その3)

寺町通の「スマート珈琲店」。
サッポロ赤星を飲みながら
朝日新聞を読みつつ、配膳を待った。
冷たいにんじんスープにミントの葉が1枚。
それはいいんだがクリーミーでちと重たい。

メインプレートはコロッケとポソテの脇に
千キャベ・ミニトマ・きゅうり・マカサラ。
マカロニは一般的な穴空きではなく、
ファルファッレ(蝶々)とフジッリ(ねじりん棒)。
パンはソフト&ハード・ロールにバターがたっぷり。

クリームコロッケは小海老入り。
柔らかい豚ロースにはトマトソース。
ナイフ&フォークを駆使して美味しくいただいた。
2700円を支払い、テクテクテク。

二条城から三条会商店街へ。
京都屈指のアーケードだが
とにかく困ったのはチャリンコの群れ。
けっこうなスピードでブンブン行き交う。
歩行者には危なくてしょうがない。
歩きスマホならぬ、走りスマホなんて狼藉者も。
アーケードをチャリで走りまくる蛮行が
どこの世界で許されんだヨ、馬鹿どもがっ!

100年の歴史を持ち、京都最大の長さ800m。
往復してみたが得るところ何もナシ。
閉じてるシャッターの数少なからず。
訪問を勧めるガイドブックもあるが行く価値ナシ。

四条烏丸へ戻る。
此処は銀座でいえば、四丁目の交差点。
いわゆる旧尾張町の交差点。
京都の街の中心、いわゆるヘソである。

錦市場を流し始めるも人、ひと、ヒト。
インバウンドが圧倒的に優勢だ。
まったくもって和が漢&洋に凌駕されておる。

京都の台所は昔の話でイートインがあふれ返る。
それも一番人気はカニカマの天ぷらと来たもんだ。
これじゃダメじゃん、京都に来る意味ないぜ!
利用は朝の早い時間に限ると誰か言ってた。
さもありなん。

新京極の「京極スタンド」へ。
大衆酒場というより大衆ビヤホールだ。
一番搾りの中ジョッキを通し、
壁の品書きを見上げていると、
隣りの爺さんが「これ、旨いヨ」と
自分のうにくらげを指さす。
こういうシチュエーションになったら
頼まざるを得ない。

あとはうざくをお願いすると、
うなぎの小片が2つに大量のきゅうりもみ。
東京のうざくの4~5倍はあった。
まっ、キューカンバーは好きだからいいがネ。
ジョッキをお替りし、かねて狙いの
ワインバーへと河岸を変えたのでした。

=つづく=

「スマート珈琲店」 
 京都府京都市中京区寺町通三条上ル
 天性寺前町537 
 075-231-6547

「京極スタンド」
 京都府京都市中京区新京極通四条上ル
 中之町546
 075-221-4156