一昨日の朝刊に日比谷公園で
テキーラの原料にもなる、
リュウゼツラン(英名:アガヴェ)の花が
百年ぶりに咲いたという記事あり。
さっそく翌日、見に行った。
日蝕だの流れ星だの月面着陸だのには
まったく見向きもしない、
つまんねェ奴が植物には興味を覚える。
動物ほどではないにせよネ。
日比谷公園には恩義を感じている。
若い頃、何度もお世話になった。
此処は絶好のデートスポットで
小遣いに不自由する身には
まさしく救いの神にして地獄に仏。
あの当時、世の中には
神も仏もいらっしゃったのでした。
連休明けとあって人出は大したことない。
それでもそこそこの人だかりが
揃って写メ、写メ、写メと来たもんだ。
まあ、しゃんめいな。
かく言うJ.C.も2~3枚パチリ。
6~7メートルほどの木がスックと立ち、
黄色い花を咲かせていた。
100年に1度なんていうから
みんな有難がってるけど、毎年咲いたら誰一人、
見向きもしないんじゃないかー。
リュウゼツランは漢字で
竜舌蘭と書くが蘭の仲間ではない。
花が蘭のように美しいので名付けられた由。
まったくもって日本人のやることは
時として度を越すことがある。
こういうのを蘭用、もとい、乱用と云う。
100年に1度という通説も事実ではなく、
実際は60年ほどだという。
人は自分で見たものを有難がるあまり、
より貴重なものに崇めて
誇張するクセがあるようだ。
誇張蘭、もとい、
胡蝶蘭なんてのもあることだしネ。
木の下にあった一対のペリカンの噴水が
やけに可愛く、ついでにパチリと1枚。
結局、ランちゃんのそばには5分足らず。
いいんだ、いいんだ、日比谷の竜舌蘭より、
目下、飛鳥山の香蘭が気に入りだからネ。
雨がポツリ、またポツリ。
雨宿りを兼ねてどこかで昼めしと参ろう。
さて、どうするか?
思いを巡らせておりました。