2024年7月12日金曜日

第3578話 再び「雷鳥」に舞い降りた

第3568話に記した通り、
石神井公園の「雷鳥」に舞い戻った。
過払い金の清算を兼ねながら飲むためだ。
担当のハマちゃんはこの日、
フロアではなくキッチンでのお仕事。

前回と同じカウンター席に着き、
赤星の大瓶をお願い。
今日はこのあと、
洋食&中華の「辰巳軒」に廻るため、
つまみは1品だけにしておきたい。
品書きを手に取った。
いきなり目に飛び込んできたのは

本日の魚肴 豊洲直送!
 岩手県大船渡産
 カツオの土佐造り 1078円
 たっぷりの薬味とポン酢で
 お召し上がりください
  オーダーごとに皮目を焼くので
  多少時間がかかります
 
前回いただいた、お魚の煮凝りがよく、
リフレインの手もあったし、
うにいかで軽く済ませてもよかったが
カツオ好きのJ.C.、こうまで言われちゃ
看過などできやしない。
迷いを振り払い、お願いに及んだ。

厚目6切れの上には
青い小ねぎとみょうがが散っている。
下には玉ねぎのスライスだ。
やはりカツオは刺身よりタタキが望ましい。

土佐造りと来たらニンニクは不可欠。
それもおろしではなくスライスである。
ニンニク無しには不満が残るが
食べ進むうちに2枚ほど現れた。
頬ゆるむとも、とても足りやしない。

接客の娘(こ)を呼んで
「厨房にお願いしてニンニクを
 もうちょっと貰ってくれないかな?」
「ハイ、承知しました」
戻って来た彼女が置いた小皿には
スライスが6枚、うれしいなコリャコリャ。

真ん中に穴が開いているのは
緑の芽を取り除いてあるからだ。
一説によるとニンニクの芽は
胸焼けの元になるらしい。

満足しました。
会計時にハマちゃんが出て来てくれて
無事に清算も終了。
どうもご馳走様でした。

「雷鳥」
 東京都練馬区石神井町3-17-12
 03-6913-1596