2024年7月30日火曜日

第3590話 大塚銀座の「小倉庵」

ヤケに「小倉庵」づいてしまった昨今。
此度は大塚銀座の「そば処 小倉庵」へ。
14年ぶりの訪れである。
前回はかれいの煮付けで飲んだ。

そのあとそばを食べたか記憶にないが
おそらく食べたのだろう。
調べれば判るけど昔のダイアリーを
引っ張り出す気力が湧いてこない。
年を取るってのはこういうことである。

店内にかすかな見覚えがあった。
13時で先客は単身の男性3人。
土曜のせいか、みな昼間っから飲んでいる。
壁の品書きのビールセットが目に留まった。

ビール・ミニ天ぷら・もり又はかけで1200円。
単品で通すとビールもそばも600円だから
ミニ天ぷらが丸々サービスになる勘定。
脇に通常1550円とあるから350円引きだ。

赤星の中瓶を飲むうちに天ぷらが揚がった。
茄子に南瓜に万願寺唐辛子、いいじゃないかー。
天つゆも添えられ、けしておざなりでない。
ビールのアテにちょうど好い。

もりは声掛けにしておいて赤星をもう1本。
つまみはそこそこ揃っている。
板わさ・みそ田楽・にしん甘辛煮・
あさり玉子とじ・すきやき豆腐鍋。
ソーセージ3種盛りってのだけは
日本蕎麦屋らしくないネ。

かれいの煮付けが見当たらず、
代わりにさば味噌煮があった。
う~ん、さばクンかァ・・・やっぱやめとこ。
結局は薬局、かつ煮好きのJ.C.は
落ち着くところに落ち着いた。

950円の値付けからして
かなり立派なのが来そうだが
当店にミニかつ丼はなく、手立てがない。
案の定、スンゴいのが登場。
かなりのサイズで7切れもあったヨ。
こりゃ晩酌に響いちゃうなァ・・・
悔やみながら口元に運んでいた。

もりまでもがけっこうなボリューム。
そば・つゆともに悪くないけれど
三業通りの「小倉庵」には及ばず、
不本意ながら少々残してしまった。

大塚駅前から錦糸町行きのバスに乗り、
御徒町駅前で降りましたとサ。

「そば処 小倉庵」
 東京都豊島区2-40-10
 03-3942-1314