2024年8月15日木曜日

第3602話 一人鮫洲で 焼く肉は・・・

この日の出没先は
品川区・鮫洲に決めてあった。
都営地下鉄・三田駅で乗り換えた電車は
京浜急行・三崎口行き。
鮫洲には停まらないので
一つ手前の青物横丁から旧東海道を歩いた。

駅前から旧東海道に入ると
左手に「魚富士」なる鮮魚店。
店先に新鮮なサカナたちが並んでいる。
心が動いたのは食味が素晴らしい、
北海道・支笏湖産のヒメマス(姫鱒)。
これが1尾400円也。

よっぽど買おうと思ったものの、
これから長丁場、生のサカナを
ぶら下げて歩くわけにはいかない。
後ろ髪を引かれつつも断念。

ほどなく鮫洲に到着。
鮫洲といえば、江東区・東陽町と並び、
運転免許試験場のイメージだが
今日の狙いは焼肉店「乙ちゃん」。
(株)乙川畜産食品の直営店である。

ボックス席と板の間があり、
4人掛けのボックスへ促される。
店内の状況を探ろうにも
背もたれが高すぎて見渡せない。
まっ、いいか。

おすすめのランチメニュー、
上カルビ&上ロース定食(1520円)を
ドライ中瓶(680円)とともに発注。
大・中・小から択べるライスは
もちろん小サイズでー。

調った膳は、大きめ厚めの肉片6切れ、
サニーレタス、もやしナムル、
かき玉スープ、ライスの陣容。
スープを一口すすり、一人焼き始めた。

メニューには
霜降りと赤身の両方堪能できます
明記されてはいたが、さほどの差異はない。
まずまずの肉質ながら
わざわざ遠征するほどの値打ちもない。

美味しさも中くらいなり。
そんな心境で2200円を支払い、
なおも旧東海道を真っ直ぐに
立会川方面へ南下しましたとサ。

「焼肉乙ちゃん 本店」
 東京都品川区東大井2-5-13
 03-6433-2914