高田馬場駅前の「文流」。
先刻のオネエさんが
すぐに舞い戻って来た。
「すみません、カキの入荷が
ありませんとのことです」
「無いものはしょうがないネ」
サラダ or スープは
冷たいコーンポタージュと聞き、
無条件で選択。
周囲の客たちもほとんどコレだ。
しかし客層が年配者ばかり。
うち多くの方々が若い頃から
利用しているものと思われた。
さすがに老舗「文流」の底力を
感じさせるものがある。
生のお替わりを追うようにして
仔牛ロースが焼き上がった。
ふむ?
見た目イマイチやないか?
5月に瀬戸内の直島で食べた、
平目の煮付けみたいなのが
出て来たヨ。
トマト主体のソースが掛かってる。
付合せは新じゃがロースト。
ナイフを入れて
フォークをつっと刺し、パクリ。
う~ん、厳密には
仔牛と言い難いものがあるな。
通常、欧米で仔牛と言えば、
乳呑み仔牛を指す。
母乳だけで育ち、
肉色も淡いピンク。
穀物を口にし始めると
肉に赤みがさして来るんだ。
味わえば、ほんのりと
ミルクの香りすら立ち上る。
NY時代は何せ、
イタリア料理の本場で
あるからにして
仔牛を食べまくった。
最も愛した仔牛料理はパイラルド。
サーロインの部分を
叩き延ばしたものである。
コレを炭火で炙り、
ローズマリー&ガーリックで
風味付けを施す。
10年余りの滞在中、
100回以上は食べただろう。
=つづく=。