浅草随一の江戸前鮨店、
「弁天山美家古」に横並び。
相棒はつまみを満喫したいと云う。
その旨、六代目親方、
ダイちゃんに伝えると、
出た出た月が、もとい、
出た出たつまみが、続々とー。
以前はこんなに揃ってなかった。
六代目は若いんだねェ。
まだ五十そこそこだもの。
あれこれ試行錯誤を
重ねた結果だろう。
J.C.の江戸前鮨の師匠は
先々代の四代目。
この人にはかけがえのない、
多くの江戸流儀を習った。
まぐろ赤身の超薄切り
小肌にぎりのでんぐり返し
トロから食う奴は愚の骨頂
わさびを醤油に溶かすなかれ
いくらは酒の肴にちょっとだけ
納豆巻き・新香巻きは家で食え!
思い出していて懐かしさに
目頭が熱くなり、
あやうく落涙しそうになった。
いえ、これはわさびが
効いたのでした。
宮城の浦霞に切り替える。
出て来たつまみは
昆布&おかか煮
まぐろ赤身&海苔佃煮
北寄貝&赤貝ひもぬた
平目煮凝り 穴子白焼き
炙り〆鯖 戻りかつお刺し
相方は美味しく感じると
ばんたび拍手までしている。
ほんとだネ、にぎり以外の
「美家古」の味を堪能した。
福井の伝心にスイッチ。
冷酒はみな 1.5合の徳利入り。
すぐに浦霞に戻す。
いえ、伝心に不満はないけどネ。
4本ほど空けたところで
にぎりに移行したものの、
平目昆布締めと車海老は
覚えてるが他は記憶に無い。
計4~5カンほどつまんだら
また徳利のお替わり。
したたかに酔った。
こんな飲み方をしたのは
久しぶりのことだ。
お勘定は2万7千円ほど。
夜の街に出たが
その夜はまだ終らない。
田原町の「The Auld」に流れた。
馴染みのスナックの跡に出来た
ブリティッシュ・パブだ。
Auld はスコティッシュで
イングリッシュの Oldと同義。
入口近くのバーカウンターは
変わらないものの奥は一変。
トイレだけが昔のままで懐かしい。
はばかりに往時を偲ぶ秋夜長
ここでもホワイトレディと
サイドカーまで覚えちゃいるが
あとは忘却の彼方。
しかし、N美も強くなったもんだ。
J.C.の向こうを張って
ここまで飲める女なんて
手持ちの駒では彼女一人だけ。
「神谷」の電氣オールドで始まり、
「The Auld」のカクテルで締めた。
Old から Auld、
イングランドからスコットランドに
旅した気分の浅草の夜でした。
「弁天山美家古寿司」
東京都台東区浅草2-1-16
03-3844-0034
「The Auld」
東京都台東区西浅草1-7-3
志津野ビルB1
03-5830-7100