早朝でも真夜中でも飲める町屋は呑ん兵衛の聖地。
中でもそのリーダー格ともいえる、
「ときわ食堂」の小上がりにあぐらをかいた。
本日の相方は鎌倉武士の末裔、P子嬢だ。
グラスのビールを飲み干し、
注がれるままに壁の品書きを見やる。
とにかく品数が多いので目移りしてしまう。
ハシからハシまでつぶさに吟味しているヒマはない。
そこでJ.C.の案じた妙案。
互いにつまみたいメニューを2品づつ選ぼうじゃないかというものだ。
持ち時間は3分。
そのあいだにそれぞれの注文品を決めた。
まず、P子が選んだのは
かにクリーム・コロッケとハンバーグ・エッグ。
いかにも洋食屋の献立である。
一方のJ.C.は水なすとイワシ天ぷら。
泉州岸和田産の水なすは今まさに旬を迎えている。
この地でしか収穫できないジューシーな逸品だ。
初夏のイワシもけして不味くはないハズ。
イワシは刺身や塩焼きより、フライや天ぷらが好きだ。
しかしながら、ここでふと思った。
P子のチョイスはまごうことなき若い娘の好み。
J.C.のは逆に年寄りくさい。
ジェネレーション・ギャップの差を痛感した。
まっ、いいか。
頼んだ4品はみなまずまず。
いや、200~400円の値段を考慮すれば立派なものである。
「ときわ食堂」は独立採算なので
一律に安価というわけにはいかない。
町屋店の値付けはひじょうに良心的だ。
接客しながら各テーブルを見回る女将が
われわれのもとにやって来た。
整った顔立ちは女将というより、ママといった感じ。
P子が盛んに言葉を交わしている。
オススメに従い、最後にお願いしたのは
新玉ねぎと玉子の炒め。
同時に飲みものを酎ハイに切り替える。
炒めものは焼酎にもよく合って
結果的にはこのメニューがベストであった。
ほろ酔いでフラフラと西日暮里まで歩き、
古都に帰ってゆく相方を見送る。
これから独り、谷中銀座の酒屋の店先で
冷たい生ビールを一杯やる心積もりであった。
「ときわ食堂」
東京都荒川区荒川7-14-9
03-3805-2345
中でもそのリーダー格ともいえる、
「ときわ食堂」の小上がりにあぐらをかいた。
本日の相方は鎌倉武士の末裔、P子嬢だ。
グラスのビールを飲み干し、
注がれるままに壁の品書きを見やる。
とにかく品数が多いので目移りしてしまう。
ハシからハシまでつぶさに吟味しているヒマはない。
そこでJ.C.の案じた妙案。
互いにつまみたいメニューを2品づつ選ぼうじゃないかというものだ。
持ち時間は3分。
そのあいだにそれぞれの注文品を決めた。
まず、P子が選んだのは
かにクリーム・コロッケとハンバーグ・エッグ。
いかにも洋食屋の献立である。
一方のJ.C.は水なすとイワシ天ぷら。
泉州岸和田産の水なすは今まさに旬を迎えている。
この地でしか収穫できないジューシーな逸品だ。
初夏のイワシもけして不味くはないハズ。
イワシは刺身や塩焼きより、フライや天ぷらが好きだ。
しかしながら、ここでふと思った。
P子のチョイスはまごうことなき若い娘の好み。
J.C.のは逆に年寄りくさい。
ジェネレーション・ギャップの差を痛感した。
まっ、いいか。
頼んだ4品はみなまずまず。
いや、200~400円の値段を考慮すれば立派なものである。
「ときわ食堂」は独立採算なので
一律に安価というわけにはいかない。
町屋店の値付けはひじょうに良心的だ。
接客しながら各テーブルを見回る女将が
われわれのもとにやって来た。
整った顔立ちは女将というより、ママといった感じ。
P子が盛んに言葉を交わしている。
オススメに従い、最後にお願いしたのは
新玉ねぎと玉子の炒め。
同時に飲みものを酎ハイに切り替える。
炒めものは焼酎にもよく合って
結果的にはこのメニューがベストであった。
ほろ酔いでフラフラと西日暮里まで歩き、
古都に帰ってゆく相方を見送る。
これから独り、谷中銀座の酒屋の店先で
冷たい生ビールを一杯やる心積もりであった。
「ときわ食堂」
東京都荒川区荒川7-14-9
03-3805-2345