2014年6月27日金曜日

第869話 シンガポールの四人の仲間 (その1)

またまたアップが丸一日遅れ、あいすみません。
此度はシステム障害が原因でした。
突然炎の如く、インターネットに接続不能となりました。
こういうものは重なるんだなと、
つくづく思い知らされた次第であります。

どぎゃんかせんとアカンと取りあえずプロバイダーに電話。
結果、OCNのテクニカル・サポート、
NTT東日本の通信機器相談センターに
故障処理窓口とたらい回しにされたが
結局は薬局、何も改善しなかった。
しかも電話の掛かりにくいこといったらホントにヤになっちゃう。

さんざんまたされた挙げ句、
「のちほどおかけ直しください」だとヨ。
決まり文句の
「サービス向上のため、この通話は録音される場合がございます」」―
このセリフも聞きあきた、というより耳タコだぜ。
何をおいてもオペレーターの頭数を増やすことこそ、
サービス向上の原点じゃないか。
人件費削減もいいかげんにしとけや。

とにかく数時間かけて、あちこちいじくってるうちに治ってしまった。
機械オンチの身としてはよくやったと、自分で自分をほめやした。

さて、本題。
30年も以前に一緒に仕事をした仲間がシンガポールからやって来た。
それも四人まとめて―。
彼らを引き連れて最初に訪れたのが浅草だ。
トレビの泉ならぬ観音様の賽銭箱にコインを投じさせ、
ご本尊には手を合わせさせ、そのまま「神谷バー」に直行の巻である。

地下鉄で上野に回り、不忍池のほとりを歩み、
再び地下鉄で銀座に出た。
京橋から新橋まで、いわゆる銀座1丁目から8丁目まで流し、
そのあとは「銀座ライオン」だ。
意に反して連中は生ビールをよく飲んだ。

飲むほどに酔うほどに語るほどに
座は盛り上がりに上がり、
そのうちの一人がつぶやいたのが
「Let's play Poker !」であった。

忘れもしない1980年8月。
若かりしJ.C.はシンガポールへ長期出張に及んだ。
休憩時間に現地スタッフがポーカーに興ずるのを見ていて
ずいぶんかったるい遊びをしてやがるな、そう思ったことでした。
何となれば、彼らがプレイするのは5スタッドと呼ばれるゲーム。
これではプール(場)の金額があまり増えないし、
とにかく退屈極まりない。
そこでJ.C.、一計を案じたのでした。

=つづく=