2014年6月26日木曜日

第867話 動坂下の「ときわ食堂」 (その1)

本日、朝帰りで帰宅してビックラこいた。
昨日(水曜)の当ブログがアップされてないではないか!
日本VSコロンビアの一戦を観たあと、
インプットしてから仮眠をとったつもりだったが
あにはからんや、大きな勘違いと判明した。

昨日は2時間ほど寝たあと、
シンガポールからやって来た昔の同僚たちを案内して
終日、都内の名所めぐり。
浅草をブラブラして、銀座で夕食。
その後、誰が言い出したか
以前、盛んに遊んだポーカーをすることとなった。
おかげでで徹夜になったワケ。
そのあらましに関しては近いうちにご報告申し上げる。

さて、昔の同僚といえば、
もと直属の部下だったT村クンから一文のメールが届いた。
このほど会社を辞めたという。
長年勤めてきた職場を離れるときは
”立つ鳥あとを濁さず”のことわざ通りにいかなかったり、
立たれる水のほうがあまりに濁っていたりするものだ。
近年は水(会社側)の濁りがヒドいケースが目立つけどネ。

ついては新しい仕事を見つけるまで
時間的ゆとりができるので、一献かたむけたいとのこと。
10年も経つのに、いまだに慕ってくれるのはうれしいものだ。
深く信頼を寄せた旧知の仲間と重ねる酒盃は
昔ばなしが華を添えてくれもして、楽しさこのうえもない。

訊けば、オカザワさんの縄張りである、
日暮里・谷中・根津近辺で飲みたいという。
いいでしょう、いいでしょう、ご案内しましょう。
ここで脳裏をかすめたのが動坂下の「ときわ食堂」だった。
動坂といってもピンとくる方は少ないかもしれない。
JRの田端駅から、あるいは西日暮里から10分以上歩くかな?
不忍通りの動坂下交差点までバスを利用したほうが便利だ。
くだんの「ときわ食堂」も不忍通り沿い。
動坂下から北に向かい、徒歩2分ほどである。

西日暮里で待合わせしてテクテク歩いた。
実はこの「ときわ」、訪れるのは初めてだ。
振り返れば、浅草は雷門脇の「ときわ」に一番行っている。
主に朝めしで利用した。
もっとも朝めしにとどまらず、朝酒になってしまうがネ。

動坂の「ときわ」にはコワい頑固オヤジがいるとの噂。
入店してみても、そのオヤジさんの存在には気がつかなかった。
接客は老若とり混ぜた女性陣である。

例によってビールで再会を祝す。
銘柄はスーパードライ。
ここでT村クンが所望したつまみは冷奴とポテトサラダだ。
定番といえば定番だが、ちょいとばかり退屈でもある。
当方も壁の品書きをみつくろってみた。

=つづく=