千駄木は三崎坂にある洋食屋「Ryu」。
やはりミートソースの掛かったキッシュはダメだった。
キッシュはもともとフランスでもドイツに近い、
アルザス・ロレーヌ地方の料理。
とりわけロレーヌの名物でキッシュ・ロレーヌと称する。
玉子とほうれん草がふんだんに使われたパイは
さほど美味しいものとも思わぬが
1970年代の都内のシティホテルにおいては
パーティー料理の一品として重宝がられたことは事実だ。
キッシュのあとにいただいたのが前話で紹介したRyuサラダ。
凡庸な粉モノの直後だけに殊に印象深かったのかもしれない。
いや、そんなこともあるまい。
再訪する価値を見いだせるほどに優れた一皿だった。
サラダのお次はマカロニグラタン。
これも独りならまず注文しない料理だ。
何だかこの夜は相方のM鷹サンが仕切りまくり。
自分の好きなものをパッパッパと3皿も選ばれてしまい、
気弱なJ.C.のつけ入るスキなどあったものではない。
もっともこちらは冷たいビールさえあれば
とやかく言うつもりは毛頭ナシ。
たあ~んと頼みなはれ、う~んと食べなはれ、であった。
フードメニューは前話で紹介した。
リカーメニューでは特に赤ワインの良心的な値付けが目立つ。
何せ、トスカーナのキャンティ・レセルヴァ、
ボルドーのシャトー・ジャガール、
甲州・勝沼のルバイヤート、
そのすべてがフルボトルで2300円也。
ワイン好きが安心して赴ける料理店といえる。
ただし、この夜は比較的重めの二次会が控えていた。
ワインはスキップするのが賢明ゆえ、
メインディッシュの選択にいそしむことにする。
ところがここでもM鷹サンの主張衰えることなく、
ハンバーグ&海老フライの盛合せを注文に及ぶではないか―。
いやはや、ほんまにマイッたぞなもし。
さすがにこのメインは双方、ややもて余し気味。
でも言い出しっぺの相方には奮闘努力してもらった。
振り返って当店のベストはRyuサラダ。
もしも再訪するとしたら、目当てはこれにつきましょうゾ。
=おしまい=
「Ryu」
東京都文京区千駄木3-27-17
03-3824-1288
やはりミートソースの掛かったキッシュはダメだった。
キッシュはもともとフランスでもドイツに近い、
アルザス・ロレーヌ地方の料理。
とりわけロレーヌの名物でキッシュ・ロレーヌと称する。
玉子とほうれん草がふんだんに使われたパイは
さほど美味しいものとも思わぬが
1970年代の都内のシティホテルにおいては
パーティー料理の一品として重宝がられたことは事実だ。
キッシュのあとにいただいたのが前話で紹介したRyuサラダ。
凡庸な粉モノの直後だけに殊に印象深かったのかもしれない。
いや、そんなこともあるまい。
再訪する価値を見いだせるほどに優れた一皿だった。
サラダのお次はマカロニグラタン。
これも独りならまず注文しない料理だ。
何だかこの夜は相方のM鷹サンが仕切りまくり。
自分の好きなものをパッパッパと3皿も選ばれてしまい、
気弱なJ.C.のつけ入るスキなどあったものではない。
もっともこちらは冷たいビールさえあれば
とやかく言うつもりは毛頭ナシ。
たあ~んと頼みなはれ、う~んと食べなはれ、であった。
フードメニューは前話で紹介した。
リカーメニューでは特に赤ワインの良心的な値付けが目立つ。
何せ、トスカーナのキャンティ・レセルヴァ、
ボルドーのシャトー・ジャガール、
甲州・勝沼のルバイヤート、
そのすべてがフルボトルで2300円也。
ワイン好きが安心して赴ける料理店といえる。
ただし、この夜は比較的重めの二次会が控えていた。
ワインはスキップするのが賢明ゆえ、
メインディッシュの選択にいそしむことにする。
ところがここでもM鷹サンの主張衰えることなく、
ハンバーグ&海老フライの盛合せを注文に及ぶではないか―。
いやはや、ほんまにマイッたぞなもし。
ハンバはともかくも大海老が2尾
すべてのディッシュを二人で分け合ってきたがさすがにこのメインは双方、ややもて余し気味。
でも言い出しっぺの相方には奮闘努力してもらった。
振り返って当店のベストはRyuサラダ。
もしも再訪するとしたら、目当てはこれにつきましょうゾ。
=おしまい=
「Ryu」
東京都文京区千駄木3-27-17
03-3824-1288