文京区・根津の交差点そば、足をとめて見入ったのは
「ちゃんこ大麒麟」のランチメニューだった。
① さば文化干し&豚肉生姜焼き・・・890円
② 銀だら煮付け&かつおたたき・・・1100円
③ 南まぐろ中とろと赤身・真子がれい刺身&桜海老かき揚げ・・・1200円
以上、3種類の献立が並んでいた。
あちこちでフラレたために、すでに時計は12時半を回っている。
早いとこ決断しなければ―。
入店すると店内は7分の入り。
右手にカウンターがあるがランチタイムは使用されていない様子だ。
左手に座布団を敷いた入れ込みの板の間があって
こちらは堀りごたつ形式となっていた。
接客はパートのオバちゃんらしき女性が一人。
お茶を運んで来た彼女にいきなり告げられる。
「すみません、②番は売り切れました」―
銀だらを好まぬ当方、まったく意に介さず。
選んだのは③番であった。
桜海老のかき揚げは大好物ですからネ。
出(で)を待つ間、壁に貼られた夜の品書きを眺めて過ごす。
いくつか紹介してみよう。
初かつお刺身・・・860.円 初かつおたたき・・・880円
北寄貝刺し or 焼き・・・各1100円 真子がれい刺し・・・1200円
鱧落とし梅肉醤油・・・1080円 鱧とコシアブラの天ぷら・・・1200円
桜海老かき揚げ・・・780円 銀鱈煮付け・・・1100円
鯨立田揚げ・・・950円 フルーツトマトとポテトサラダ・・・700円
枝豆・谷中しょうが・・・各600.円
魚介類を中心に気の利いた料理が揃っているが
厨房の板前も一人なので料理の出はスローペースだ。
どうやらランチ営業にはあまり力を入れていない様子。
途中、満席でもないのにすし詰めを避けるためか
何組かの客を断っていたからネ。
ここへ突然、中年の外人カップルが入ってきて
隣りの卓に陣を取ったではないか。
いえ、べつに外人客がいけないこともないが
なんとなく場違いな印象があったし、
店の外観とメニューボードから想像するに
よくぞ、入店を決意したな、という思いもあった。
ほどなく耳に心地よいフランス語の会話が流れてきた。
差別するのじゃないけれど、
やかましい中国語じゃなくてよかったぞなもし。
=つづく=
「ちゃんこ大麒麟」のランチメニューだった。
① さば文化干し&豚肉生姜焼き・・・890円
② 銀だら煮付け&かつおたたき・・・1100円
③ 南まぐろ中とろと赤身・真子がれい刺身&桜海老かき揚げ・・・1200円
以上、3種類の献立が並んでいた。
あちこちでフラレたために、すでに時計は12時半を回っている。
早いとこ決断しなければ―。
入店すると店内は7分の入り。
右手にカウンターがあるがランチタイムは使用されていない様子だ。
左手に座布団を敷いた入れ込みの板の間があって
こちらは堀りごたつ形式となっていた。
接客はパートのオバちゃんらしき女性が一人。
お茶を運んで来た彼女にいきなり告げられる。
「すみません、②番は売り切れました」―
銀だらを好まぬ当方、まったく意に介さず。
選んだのは③番であった。
桜海老のかき揚げは大好物ですからネ。
出(で)を待つ間、壁に貼られた夜の品書きを眺めて過ごす。
いくつか紹介してみよう。
初かつお刺身・・・860.円 初かつおたたき・・・880円
北寄貝刺し or 焼き・・・各1100円 真子がれい刺し・・・1200円
鱧落とし梅肉醤油・・・1080円 鱧とコシアブラの天ぷら・・・1200円
桜海老かき揚げ・・・780円 銀鱈煮付け・・・1100円
鯨立田揚げ・・・950円 フルーツトマトとポテトサラダ・・・700円
枝豆・谷中しょうが・・・各600.円
魚介類を中心に気の利いた料理が揃っているが
厨房の板前も一人なので料理の出はスローペースだ。
どうやらランチ営業にはあまり力を入れていない様子。
途中、満席でもないのにすし詰めを避けるためか
何組かの客を断っていたからネ。
ここへ突然、中年の外人カップルが入ってきて
隣りの卓に陣を取ったではないか。
いえ、べつに外人客がいけないこともないが
なんとなく場違いな印象があったし、
店の外観とメニューボードから想像するに
よくぞ、入店を決意したな、という思いもあった。
ほどなく耳に心地よいフランス語の会話が流れてきた。
差別するのじゃないけれど、
やかましい中国語じゃなくてよかったぞなもし。
=つづく=