1ヶ月以上に渡って読み進めてきた翁の「銀座日記」もいよいよ大詰め。
最終章、(舞台の鬼平)をつづける。。
去年の日記を読み返してみると、まだまだ元気で、
一日二食だが欠かさずに食べている。
そのかわりに、家人が重症の拒食症になってしまい、
(これでは、来年が持つまい)
と、おもっていたが、今年になって、私が同じ症状になってしまったのである。
拒食症というのも、辛いものだ。
やせおとろえて体力がなくなり、立ちあがるのにも息が切れる。
ま、仕方がない。
こんなところが順当なのだろう。
ベッドに入り、いま、いちばん食べたいものを考える。
考えてもおもい浮かばない。
この文章で、「銀座日記」は結ばれている。
池波正太郎の絶筆と断じてもよいのではないか。
亡くなったのは1990年5月3日未明、享年67歳。
病名は拒食症なんかではなく、急性白血病であった。
5年前の1985年には夏目雅子が同じ病気で亡くなっている。
女優の享年は27歳、若すぎる。
食欲がなくなったり、些細なことで息が切れたり、
たびたび転倒したり、これらはすべて病のせい。
好きだったビールがノドを通らず、
酒をほとんど飲めなくなってしまった。
そのワリに食べるほうは最晩年までなんとか継いでいけている。
長すぎたこのシリーズの締めくくりに
翁が好んで訪れた飲食店を地域別にリストアップしてみよう。
=銀座=
楼蘭 煉瓦亭 新富寿司 みかわや 清月堂 凮月堂
=有楽町=
やぶ 慶楽
=京橋=
与志乃 ドゥ・ロアンヌ
=日本橋=
野田岩 たいめいけん
=淡路町=
まつや 竹むら
=神保町=
揚子江菜館 松翁
=駿河台=
てんぷら山の上 新北京
=築地=
かつ平
=目黒=
とんき
鮨・天ぷら・うなぎ・カツレツ・中華、
脂っこい食べものが大好きだったんですねェ。
それはそれとして
長いこと、おつき合いくださり、ありがとうございました。
=おしまい=
最終章、(舞台の鬼平)をつづける。。
去年の日記を読み返してみると、まだまだ元気で、
一日二食だが欠かさずに食べている。
そのかわりに、家人が重症の拒食症になってしまい、
(これでは、来年が持つまい)
と、おもっていたが、今年になって、私が同じ症状になってしまったのである。
拒食症というのも、辛いものだ。
やせおとろえて体力がなくなり、立ちあがるのにも息が切れる。
ま、仕方がない。
こんなところが順当なのだろう。
ベッドに入り、いま、いちばん食べたいものを考える。
考えてもおもい浮かばない。
この文章で、「銀座日記」は結ばれている。
池波正太郎の絶筆と断じてもよいのではないか。
亡くなったのは1990年5月3日未明、享年67歳。
病名は拒食症なんかではなく、急性白血病であった。
5年前の1985年には夏目雅子が同じ病気で亡くなっている。
女優の享年は27歳、若すぎる。
食欲がなくなったり、些細なことで息が切れたり、
たびたび転倒したり、これらはすべて病のせい。
好きだったビールがノドを通らず、
酒をほとんど飲めなくなってしまった。
そのワリに食べるほうは最晩年までなんとか継いでいけている。
長すぎたこのシリーズの締めくくりに
翁が好んで訪れた飲食店を地域別にリストアップしてみよう。
=銀座=
楼蘭 煉瓦亭 新富寿司 みかわや 清月堂 凮月堂
=有楽町=
やぶ 慶楽
=京橋=
与志乃 ドゥ・ロアンヌ
=日本橋=
野田岩 たいめいけん
=淡路町=
まつや 竹むら
=神保町=
揚子江菜館 松翁
=駿河台=
てんぷら山の上 新北京
=築地=
かつ平
=目黒=
とんき
鮨・天ぷら・うなぎ・カツレツ・中華、
脂っこい食べものが大好きだったんですねェ。
それはそれとして
長いこと、おつき合いくださり、ありがとうございました。
=おしまい=