夏季オリンピックにおける日本の金メダルの歴史は
アムステルダム大会(1928年)に始まる。
陸上三段跳びの織田幹雄と
競泳200m平泳ぎの鶴田義行が獲得した。
初めて女子選手の参加が認められた大会でもあり、
陸上女子800mで人見絹江が銀メダルに輝く。
以後、三段跳びはロサンゼルス(’32年)で南部忠平、
ベルリン(’36年)で田嶋直人と三連覇を達成し、
日本のお家芸となったものの、活躍はそこまで。
あとは真っ逆さまである。
前述したが日本のドル箱は競泳・体操・柔道・レスリング。
それ以外の競技で獲得した金メダルは
リオを含めて驚くなかれ17個に限られる。
だからこそ他競技での金は稀少価値が高い。
その17個の内訳を見てみよう。
男子三段跳び・3 馬術障害飛越個人・1
男子重量挙げ・2 男子ボクシング・2
男子バレーボール・1 女子バレーボール・2
男子射撃ピストル・1 女子マラソン・2
男子ハンマー投げ・1 ソフトボール・1
女子バドミントン1
(注:男子マラソンは隣国の方なので除外)
いやあ、暗澹とはしないけど、驚嘆してしまう。
語り済みの三段跳びはさておき、注目すべきは馬術の西竹一。
映画「硫黄島からの手紙」にも登場するあのバロン西である。
投降を呼びかけるアメリカ軍の声に耳を貸さずに戦死した。
重量挙げフェザー級で東京・メキシコで勝った三宅義信も偉大。
この競技では唯一の金メダリストにして連覇のオマケまでつく。
その遺伝子が姪っ子の銀&銅につながっているんだろうネ。
ピストルはソ連と東欧勢のいない、
ロスアンゼルスだったことも幸いしていよう。
それでも蒲池猛夫はいまだに
日本人最年長金メダリスト(48歳)の記録を維持している。
高橋尚子・野口みずきの女子マラソンは不滅の連続金の立役者。
漫画チックに乙女チック、トボケた顔してバン、バン、バン!
大変な偉業を成し遂げてくれたものだ。
世界中がビックラこいたに違いない。
ボクシングの桜井孝雄と村田諒太、ハンマー投げの室伏広治、
すべてが稀少にして貴重な金メダルである。
球技では東京・モントリオールを制したバレーボールに
北京のソフトボールと、マラソン同様に女子の活躍が目立つ。
ひるがえって男子はミュンヘンのバレーボールが唯一の金。
確かに準決勝のブルガリア戦は今でも語り草の大逆転ながら
片方の準決で東ドイツが難敵・ソ連を駆逐してくれてなければ、
十中八九、銀に終わっていたことだろう。
=つづく=
(やっぱり終わんないや)
アムステルダム大会(1928年)に始まる。
陸上三段跳びの織田幹雄と
競泳200m平泳ぎの鶴田義行が獲得した。
初めて女子選手の参加が認められた大会でもあり、
陸上女子800mで人見絹江が銀メダルに輝く。
以後、三段跳びはロサンゼルス(’32年)で南部忠平、
ベルリン(’36年)で田嶋直人と三連覇を達成し、
日本のお家芸となったものの、活躍はそこまで。
あとは真っ逆さまである。
前述したが日本のドル箱は競泳・体操・柔道・レスリング。
それ以外の競技で獲得した金メダルは
リオを含めて驚くなかれ17個に限られる。
だからこそ他競技での金は稀少価値が高い。
その17個の内訳を見てみよう。
男子三段跳び・3 馬術障害飛越個人・1
男子重量挙げ・2 男子ボクシング・2
男子バレーボール・1 女子バレーボール・2
男子射撃ピストル・1 女子マラソン・2
男子ハンマー投げ・1 ソフトボール・1
女子バドミントン1
(注:男子マラソンは隣国の方なので除外)
いやあ、暗澹とはしないけど、驚嘆してしまう。
語り済みの三段跳びはさておき、注目すべきは馬術の西竹一。
映画「硫黄島からの手紙」にも登場するあのバロン西である。
投降を呼びかけるアメリカ軍の声に耳を貸さずに戦死した。
重量挙げフェザー級で東京・メキシコで勝った三宅義信も偉大。
この競技では唯一の金メダリストにして連覇のオマケまでつく。
その遺伝子が姪っ子の銀&銅につながっているんだろうネ。
ピストルはソ連と東欧勢のいない、
ロスアンゼルスだったことも幸いしていよう。
それでも蒲池猛夫はいまだに
日本人最年長金メダリスト(48歳)の記録を維持している。
高橋尚子・野口みずきの女子マラソンは不滅の連続金の立役者。
漫画チックに乙女チック、トボケた顔してバン、バン、バン!
大変な偉業を成し遂げてくれたものだ。
世界中がビックラこいたに違いない。
ボクシングの桜井孝雄と村田諒太、ハンマー投げの室伏広治、
すべてが稀少にして貴重な金メダルである。
球技では東京・モントリオールを制したバレーボールに
北京のソフトボールと、マラソン同様に女子の活躍が目立つ。
ひるがえって男子はミュンヘンのバレーボールが唯一の金。
確かに準決勝のブルガリア戦は今でも語り草の大逆転ながら
片方の準決で東ドイツが難敵・ソ連を駆逐してくれてなければ、
十中八九、銀に終わっていたことだろう。
=つづく=
(やっぱり終わんないや)