2017年11月17日金曜日

第1746話 鮭・鱒・サーモンを一日で (その1)

=はじめに=

ただいまJ.C.オカザワのgmail address に
不都合が生じており、
いただいたメールが開けません。
よって交信不能であります。
しばらくのあいだ、
送信をお控えくださるようにお願いいたします。
せっかくいただいたのにナシのツブテ状態が
発生していることも多々あるかと思われます。
失礼の段、何とぞお許しを―。

さて、その日の朝食は
炊き立てごはん、塩じゃけ、せり&油揚げの味噌汁、
その他小物が数品という献立。
メインの鮭は時鮭であった。

15時過ぎ、行きつけの酒場「味の笛」に赴き、
工場から直送されたアサヒの生ビールを楽しんだ。
小腹が空いていたのでつまみ類が並ぶカウンターへ。
あやっ、北海道産の桜鱒(サクラマス)があるじゃないの。
かなりのサイズの塩焼きはサーモンピンクも艶やかに
「さァ、私を召し上がれ!」―
とばかりに秋波を送ってくる。

いや、考えましたネ。
桜鱒はとても美味なサカナですからネ。
問題は二つ。
① こんなデカいの食べ切れない
② 今朝、時じゃけを食ったじゃないか
でありました。

せめてこの半分程度なら・・・。
鮭と鱒は違うだろ・・・。
そんな思いが頭ン中をグールグル。
結局は薬局、手に取るのを断念したのだった。

ところが塩焼きのそばのちゃんちゃん焼きに目がとまる。
ちゃんちゃん焼きは北海道の郷土料理である。
その日は鮭の代わりに桜鱒が使われていた。
別段、食べたい一品でもないが
この小皿によって未練を残した桜鱒を賞味できるのだ。
塩焼きよりポーションが小さく手頃、これならOKと購入した。

桜鱒のほかにキャベツ、にんじん、ぶなしめじが入り、
薄味の味噌仕立てにほんのりとバターが香る。
ビールの合いの手としても申し分ない。
生を2杯やっつけて向かったのは
約束のある浅草であった。

=つづく=

「味の笛本店」
 東京都台東区上野5-27-5
 03-3837-5828