2018年12月27日木曜日

第2033話 裏切りのスリランカ(その2)

新宿区・大京町の「バンダラ ランカ」。
ランチ・ブッフェの始まり、始まり。
盛付けた料理をちょこちょこつまんで何だかなァ・・・。
おしなべて味付けはいいが食材があまりに貧相。
いきなりガッカリである。

殊にボラはヒドかった。
このサカナをカレーにするかネ?
生臭みが消えていないし、
骨や鰓蓋(えらぶた)が口中に不快感を残す。
これならまだ、今や飛ぶ鳥を落とす、
そんな勢いのサバ缶のほうがマシだろう。
もっともJ.C.はサバ缶が苦手ですけどネ。

そうして第二ラウンドへ。
此度はレンズ豆のスパイス煮、大根の煮炒め、
パパダム(緑豆のせんべい)。
結果、レンズ豆がベストであった。
デザートは小さなケーキが2種と紅茶。
島の高地、ヌワラ・エリヤに産する紅茶は
さすがに香り高く美味しかった。
でもネ、裏切られた気分はいかんともしがたい。

♪  とぎれとぎれに 靴音が
  駅の階段に 響いてる
  楽しく過ぎて ゆく人ごみ
  切符を握った 君がいた 

    わかったよ どこでも行けばいい
  おいらをふりきって 汽車の中
  思わずたたく ガラス窓
  君は震え 顔をそむけた

  しとしと五月雨 またひとつ
  ネオンが 夜にとけてく
  たよりない心 傷つけて
  裏切りの街角 過ぎてきた  ♪

     (作詞:甲斐よしひろ)

甲斐バンドの「裏切りの街角」が頭の中を回り出したヨ。

支払いはブッフェ2人分3000円。
ライオンの小瓶2本1400円。
計4400円となり、割高感が否めない。
ブッフェの適正価格は1人1000円がいいとこだろう。
これじゃスリランカならぬ、掏摸(すり)やんか。
おっと、コイツは語呂合わせとはいえ、言い過ぎた。
とにかく年の瀬に来て空振り三振の巻である。
期待の山高ければ、落胆の谷また深しなり。

「バンダラ ランカ」
 東京都新宿区大京町12-9アートコンプレックスセンター1F
 03-6883-9607