港区・赤坂見附の洋食店「河鹿」のカウンターに独り。
4人組の会話がちょいと喧しいけれど、どうにか耐えている。
ほどなくAランチが整った。
それにしても接客のオネエさん。
フロア全体を独りでテキパキとこなすものの、
皿の出し入れが少々ザツ。
J.C.のプレートは繊切りキャベツが手前、
ハンバーグ&カニクリームコロッケは向こう側で
ソッポを向いていた。
自分で皿をクルリと回して思い出した。
そう、そう、此処のカニクリコロは
ありがちな俵形ではなく菱形。
ヨソではまずお目に掛からぬカタチだ。
一つづつ手で丸めず、
バットに仕込み、切り分けるのだろうが
それなら正方形か長方形になるハズ。
いったいどうやって成形するのか?
菱形ではロスも出るだろうし・・・。
そういうことは深く考えないようにしてパクリ。
蟹肉の姿見えずともほのかな風味は立ち上った。
格別ではないけれど、世の水準に達しており、
別段、不満はございません。
一方のハンバーグはごくフツー。
甘酸っぱいソースはデミグラスというよりケチャップ主体。
つけ合わせはキャベツのほかに
ケチャスパ・インゲン・パセリである。
ライスは柔らかめの炊き上がり。
豆腐・わかめの味噌汁は煮詰まってわかめがクタクタだ。
キッチンは男性の二人体制で中年のシェフに若い補佐。
個性的なシェフの容貌は
ジャン=ポール・ベルモンドとシルベスター・スタローンを
足して2で割ったかの如くだ。
ディナータイムのメニューも紹介しておこう。
アジフライ 930円 ヒレカツ 1100円
スペシャル(ハンバーグ・ヒレカツ・エビフライ)1350円
サーロインステーキ 1700円
以上が定食仕立てで、ほかには
ナポリタン 800円 オムライス 850円
ヒレステーキ S―2400円 L―3400円
といったラインナップ。
とにかく家賃がべらぼうに高い赤坂の一等地。
この値段をキープして生きながらえるのは至難の業だ。
多少ザツでもこまめにお冷やを注ぎ足しに来る、
ウエイトレスの横顔を見ながら
(コロナなんかに負けるなヨ)
そう励ましたくなったのでした。
「河鹿」
東京都港区赤坂3-1-16
03-3583-3434
4人組の会話がちょいと喧しいけれど、どうにか耐えている。
ほどなくAランチが整った。
それにしても接客のオネエさん。
フロア全体を独りでテキパキとこなすものの、
皿の出し入れが少々ザツ。
J.C.のプレートは繊切りキャベツが手前、
ハンバーグ&カニクリームコロッケは向こう側で
ソッポを向いていた。
自分で皿をクルリと回して思い出した。
そう、そう、此処のカニクリコロは
ありがちな俵形ではなく菱形。
ヨソではまずお目に掛からぬカタチだ。
一つづつ手で丸めず、
バットに仕込み、切り分けるのだろうが
それなら正方形か長方形になるハズ。
いったいどうやって成形するのか?
菱形ではロスも出るだろうし・・・。
そういうことは深く考えないようにしてパクリ。
蟹肉の姿見えずともほのかな風味は立ち上った。
格別ではないけれど、世の水準に達しており、
別段、不満はございません。
一方のハンバーグはごくフツー。
甘酸っぱいソースはデミグラスというよりケチャップ主体。
つけ合わせはキャベツのほかに
ケチャスパ・インゲン・パセリである。
ライスは柔らかめの炊き上がり。
豆腐・わかめの味噌汁は煮詰まってわかめがクタクタだ。
キッチンは男性の二人体制で中年のシェフに若い補佐。
個性的なシェフの容貌は
ジャン=ポール・ベルモンドとシルベスター・スタローンを
足して2で割ったかの如くだ。
ディナータイムのメニューも紹介しておこう。
アジフライ 930円 ヒレカツ 1100円
スペシャル(ハンバーグ・ヒレカツ・エビフライ)1350円
サーロインステーキ 1700円
以上が定食仕立てで、ほかには
ナポリタン 800円 オムライス 850円
ヒレステーキ S―2400円 L―3400円
といったラインナップ。
とにかく家賃がべらぼうに高い赤坂の一等地。
この値段をキープして生きながらえるのは至難の業だ。
多少ザツでもこまめにお冷やを注ぎ足しに来る、
ウエイトレスの横顔を見ながら
(コロナなんかに負けるなヨ)
そう励ましたくなったのでした。
「河鹿」
東京都港区赤坂3-1-16
03-3583-3434